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    Hoopono41030595

    @Hoopono41030595

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    Hoopono41030595

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    疲れたのでいちゃいちゃするくわぶぜが書きたかった。
    膝枕させたかった。
    ただそれだけ。
    確定申告って面倒だよね。

    #くわぶぜ

    桑名が、見慣れた、それでいていつでも見ていたいと思う、恋人の姿を見つけたのは、午後の畑作業もひと段落着く頃のことだった。
    豊前は、いつからいたのかわからないが、桑名の姿がよく見える木の下に腰をかけて、ひらひらとこちらに手を振っている。
    「豊前、どうしたの?いつからいたの?」
    「ん、ちょっと前。邪魔しちゃいけねーと思ったからさ。」

    ヘラりと笑う豊前の顔は、少しだけ疲労の色が濃い。

    桑名は横に座ると、当然というようにその膝にごろりと頭を預けながら口を開く。
    「どしたん?だいぶお疲れみたいだけど。」
    「お前はそれがわかってて、膝枕を要求するのか。」
    そう言いながらも、豊前は優しくねぎらうようにふわふわと桑名の髪を漉いた。
    「ま、確かに疲れてんな。精神的に参った……。」
    豊前のそのつぶやきに、桑名はピンときた。
    「そういえば、今日は一日書類作業だったね。松井がずっと怒ってたもの。」
    個人の戦績やら、給与計算やらの書類の提出。
    文字が苦手な豊前にとっては大変に苦痛な作業であったらしく、提出日を大幅にすぎて、松井を怒らせていた。
    「それで逃げ出してきたの?」
    「逃げ出したわけじゃねーよ。終わったから来たんだよ。精神安定のためにお前の顔を見に。」
    「なんそれ、こしょばい……。」
    豊前の膝の上で桑名がふへへっと嬉しそうに笑う。
    「なんで、あんな面倒な書類書かなきゃなんねーんだろうなあ。」
    「そんなに面倒かな。」
    「俺はさ、ちゃんと、飯が食えて。お前と一緒にいられれば、他はどーでもいいんだけどな。給料なんていらねぇよ。」
    「出陣して命かけるのに、一銭も入らないんじゃ、ヤル気でなくない?」
    「別に、お金のために戦ってるわけじゃねーだろ。俺はお前と一緒にいたいから戦ってるんだよ。」
    「ふふふ、豊前らしいね。」
    桑名は言いながらその身を起こし、少し仏頂面の恋人の唇を小さく吸った。
    「ま、政府の管理下の元、この体を手に入れたわけだから、僕たちも人間みたいに働かなくちゃいけないんだよね。面倒なこともやらなくちゃ。畑に苗植えただけじゃ育たないのと一緒。水まいたり、草むしったりしないとね。」

    桑名のたとえに豊前は(わからない)といったふうに首を傾げた。
    もう一度、桑名が唇を寄せると今度は豊前の方からそこにチュッと吸いついた。
    「僕たちが働くのは戦うだけじゃないってこと。君が僕と一緒にいるためには、事務作業も必須なんだと思ってよ。」
    「うう、そういわれると、やんなきゃいけねーなぁ。」

    桑名はもう一度、ごろりと豊前の膝に頭を乗せる。
    「給料いらないなんて言うけどさ。豊前、こないだも、なんだか高そうなばいくのぱあつ買ってたじゃない。」
    「そういやそうだな。値段見ねーで買っちゃったから、今月はもう何もない。」
    「はぁ、給料いらないなんて、よくいうよ。」
    「まあ、あるから使っちゃうんだよな。」
    「少しは貯金しなよ。それで僕にエンゲージリングでも買ってよ。」
    「欲しいのか?」
    「いや全然。」
    指輪で縛り付けるなんて人間も変わったことをするもんだと思うくらいだ。
    しかし、そんな桑名の答えが面白かったのか。豊前は楽しそうに目を細めていった。
    「そーだな。エンゲージリングにマリッジリング、それから盛大な祝言も考えて―な。」
    少し貯金でもしてみっか。

    どこまで本気か。
    わからないまま、二人は楽しそうに笑い続けていた。
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    Hoopono41030595

    MOURNINGくわぶぜの日りたーんに合わせて書いていたのですが、「美しい悲劇」で全て吹き飛んだので、出しそびれた。
    キス魔の豊前くんと、キスするタイミングがわからない桑名くん。
    加減がわからず暴走する桑名くんが大好き。
    桑名江はキスがしたい【くわぶぜ】「おけーり、桑名。今日も畑楽しかったか?」
    ニコニコの笑顔で、豊前が両手を広げて胸に飛び込んでくる。
    僕はそれを、両手を広げて受け止める。
    「うん、いっぱい収穫したよぉ」
    僕が、豊前の身体を引き離すようにして声をかけると豊前は満面の笑顔で「そっか、よかったな」と言いながらその唇に優しくキスをした。


    これは大広間での出来事。


    夕食前のひととき、歓談するもの、テレビを見るものなどたくさんの刀剣男士たちが集う大広間での出来事だ。

    キスをする僕たちに、びっくりするもの。冷やかしの声を上げるもの。にこやかに微笑むものなどその反応はさまざまだが、豊前は、そんなことは全くお構いなしのようだった。

    まあ、僕も豊前のかいた胡坐の膝に、頭を乗せようとしているわけだし、僕たちが恋人同士だということを知らない男士はこの本丸にはいないわけだし、日常の後継だといわれればその通りなのだが……。
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