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    Hoopono41030595

    @Hoopono41030595

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    Hoopono41030595

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    犯人は「どうしても流行りのくわぶぜスーツの波に乗りたかった」と自供しており……。

    落書きみたいなもんです。一応ヘタレクワナ×ウリブゼン。
    桑名くんカッコよく書いてあげられなくてごめん。

    #くわぶぜ

    くわぶぜスーツ!!「おま、お前……そのカッコ!なんだよ!!」
    「え……何……どっか変かなぁ……。」

    なんてことはない、日常の朝である。
    ちょっと所用で早く出なければならない僕が、洗面所で珍しく髪の毛など整えていると、少しだけ遅れて起きてきた豊前が「おはよー」も言わずにかけてきた声が、冒頭のそれ。

    僕は自分のカッコをもう一度見直す。
    黒に近いグレーのズボンに白いワイシャツ。ネクタイは落ち着いた黄色を選んでみた。
    セットになっているからベストも着込んで、あとはジャケットを羽織るだけ……の格好なのだが……。

    「普段、着なれないから、やっぱり変かなぁ……。」
    「いや、そーじゃねーけど……。」
    豊前が口ごもる。

    今日は学会で教授のお供だから、まあ恥ずかしくない格好をして来いって言われて……。だから普段はほとんどいじらない髪の毛なんかも少し後ろに撫でつけてみたりしたわけだけども……。

    「あー、ちっと髪はぺったりさせ過ぎだな。ほらこっち来てみ。」
    豊前が手招きするので僕はそのまま豊前の前にちょこんと座る。
    すると豊前は、一度僕の髪をわしゃわしゃと無造作に崩し、手櫛で自然な感じに整え始めた。

    「ん、なんかグルーミングされている犬の気分だねぇ。」
    「うるせ!朝イチにそんな恰好見せられてみろ。びっくりするじゃねーか。」
    ん?豊前がなんか機嫌悪い?

    「豊前?何怒ってるの?」
    「怒ってねーよ。ハイ出来た。」
    豊前がポンと肩を叩く。

    「あ、ありがと。行ってくるね。」
    鏡を見ると、前髪は自然に左右に流され、いつもとまったく違う髪型になってる。
    ものすごく落ち着かない……。

    「で、その学会とやらはどこでやっていつ頃終わるんだ?」
    「えっと会場は横浜でね。夕方ごろには終わるよ。」
    「あっそう、了解。」

    何が了解なのかはこの時はまったくわからなかったけれど。





    夕方、会場となっいたホテルの入り口に、さっそうと現れた黒いスーツの美青年の姿に僕はすべてを理解した。

    漆黒のような三つ揃え。落ち着いた深紅のネクタイがサングラスを外して、ちらりと見えたその瞳と相まって何とも色っぽい。
    何よりそのスタイル。程よく筋肉の付いた細い腰も適度な肩幅も完璧に均整の取れたボディ。

    そして、その男は周りをざわつかせながら、つかつかと靴音を響かせながら僕の方へと歩み寄る。

    「ぶ、豊前……。その恰好……は?」
    「ああ、俺の一張羅。松井んとこに置きっぱなしになってた。お前がいいカッコしてっからな。たまにはこういうのもいいかなって思ってさ。」
    上のラウンジ、予約しといた。
    極上のウインク付き。

    あまりの展開に、アワアワして動けないでいる僕を尻目に、豊前がサッサと歩き出す。

    「ほら行くぞ。」
    「ま、待ってよぉ。」

    まるで、映画スターのようなオーラを放ちながら、華やかにホテルを歩く豊前のあとを僕は急いで追いかけるのだった。
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    Hoopono41030595

    MOURNINGくわぶぜの日りたーんに合わせて書いていたのですが、「美しい悲劇」で全て吹き飛んだので、出しそびれた。
    キス魔の豊前くんと、キスするタイミングがわからない桑名くん。
    加減がわからず暴走する桑名くんが大好き。
    桑名江はキスがしたい【くわぶぜ】「おけーり、桑名。今日も畑楽しかったか?」
    ニコニコの笑顔で、豊前が両手を広げて胸に飛び込んでくる。
    僕はそれを、両手を広げて受け止める。
    「うん、いっぱい収穫したよぉ」
    僕が、豊前の身体を引き離すようにして声をかけると豊前は満面の笑顔で「そっか、よかったな」と言いながらその唇に優しくキスをした。


    これは大広間での出来事。


    夕食前のひととき、歓談するもの、テレビを見るものなどたくさんの刀剣男士たちが集う大広間での出来事だ。

    キスをする僕たちに、びっくりするもの。冷やかしの声を上げるもの。にこやかに微笑むものなどその反応はさまざまだが、豊前は、そんなことは全くお構いなしのようだった。

    まあ、僕も豊前のかいた胡坐の膝に、頭を乗せようとしているわけだし、僕たちが恋人同士だということを知らない男士はこの本丸にはいないわけだし、日常の後継だといわれればその通りなのだが……。
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