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    Hoopono41030595

    @Hoopono41030595

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    Hoopono41030595

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    リクエストありがとうございました。
    リクが「ネコと遊ぶ江」でしたのでうちの子猫くわぶぜたちの日常を書いてみました。
    ネコって瞬きに襲ってくるんです。本当です。
    #江楽宴

    【子猫くわぶぜ】僕の膝日曜日の午後は僕たちにとって幸せな時間だ。
    僕の学校も、豊前のバイトも休みで、ただひたすらにネコたちと遊ぶ。
    新しいおもちゃを上げてみたり、ふたりでキャットタワーを組み立てたり、それは最近になって始めたふたりのと二匹の楽しいひと時だった。

    今日もそんな午後を過ごしている。
    「なあ、桑名見てみろよ。オムは猫じゃらしよりこっちのネズミの玩具が好きみたいだぜ」
    飼い猫のおむすび(通称オム)とおみおつけ(通称ミオ)は豊前の降る猫じゃらしやらネズミの玩具に夢中だ。
    特にオス猫のオムは活発で、豊前の投げるネズミの玩具を咥えては戻ってきて「もう一度投げろ」と言わんばかりに豊前の目の前に置く。

    僕はその様子を動画で撮影してはネットに投稿するのが最近の日課になっている。
    ネコたちの可愛い姿を映すのが目的なので、豊前の姿はなるべく映さないようにはしているが、ちらりと映る「イケメン」もなかなかの人気で、動画の閲覧数はシロウトにしてはなかなかの閲覧数だ。

    「豊前、もう一回。最後帰ってきたオムを撫でるとこまで入れて。ハイ3・2・1スタート」
    「注文多いなぁ……」
    ぶつぶつ言いながらも、豊前はオムとミオと遊びながら、僕の注文にもきちんと答えてくれた。

    「OK、ちょっとだけ編集してアップしちゃおう」
    「だいぶミオは疲れたみてーだ。ネコたちは昼寝の時間にするか……」
    豊前がミオを撫でると、ミオはゴロゴロと嬉しそうに喉を鳴らした。


    「よし、OK!」
    僕が動画投稿を終えて、豊前を見ると、豊前はソファに座って雑誌をめくっていた。
    胡坐をかいた片方の膝にはオムがしっかり陣取って眠っている。
    見事な膝枕だ。
    ミオはといえば、窓辺に置いたキャットタワーの一番日当たりのいい場所を選んでお昼寝だ。ネコにも好みがあるらしい。
    しかし……
    僕はするりと豊前の隣(オムのいるのとは反対側)に陣取って座る。
    「ちょっと前まで豊前の膝枕は僕の専売特許だったのになぁ……」
    「ははは、最近はずっとオムに取られたっぱなしだな」
    なんか悔しいがその通り。
    「いいもん、まだ反対側、残っているもんね」
    僕はぷぅっと頬を膨らませたままオムが眠るのとは反対側の膝にドスンと頭を乗せた。
    「痛っ、お前もっと優しく寝ろよ」
    僕が頭を乗せた衝撃で豊前の膝が大きく揺れ、眠っていたオムがパチッと丸い目を開いた。

    「だって、全然僕のことか待ってくれないじゃん、最近ネコばっかり……」
    「はははっ、下の子が生まれて拗ねる長男くんか?」
    豊前が優しく僕の頭を撫でる。
    「むぅぅ……」
    僕が唇を尖らせると、ちょうど目の前にオムがいた。
    「お前のせいだ……」
    頭を少しだけ撫でる。
    しかし、オムは反応せず、一点を凝視している。
    「オム……何を見ているの?」
    オムは僕を凝視しているようだった。
    その瞳孔がぎゅううんっと丸くなる。
    「オムどうしたの?」
    僕もオムをまっすぐに見つめ続ける。
    「豊前、オムが……なんかへん……」
    「ン……?どうした?」

    その瞬間だった。
    びしっっ!!
    オムの鋭い右ストレートが僕の右目にクリーンヒットした。
    「いったぁぁぁぁぁ!!!」
    その衝撃に豊前の膝の上から転げ落ちる僕。
    「あーはっはっはっはっ!!!」
    大笑いする豊前。
    「なに?なんでそんなひどいことするの?オム!!」
    僕の訴えにも、オムは豊前の膝の上でキョトンとしている。
    「まつげが気になったんだろう。それとも普段あまり見えない瞳、かな?」
    厚い前髪の奥でふぁさふぁさと動くまつげか……それともいつもは見えない僕の瞳が目の前にあって気になってしまったのか。
    どちらにしろ、その辺のモノがオムには獲物に見えて思わずパンチしてしまったらしい。

    僕にしてみれば大ダメージだ。
    ボロボロと涙を流しながら、もう一度豊前の膝に頭を乗せる。
    「ひどいよ、僕は豊前の膝を半分、分けてもらおうと思っただけなのに……」
    「オム、ごめんな。お兄ちゃんが拗ねちゃうから半分、分けてやってなぁ」
    「なあに、お兄ちゃんって僕のこと……?」
    豊前が言いながらオムを撫でるとオムは「くるる」っと喉の慣らしてから、僕の髪の毛をショリショリと舐め始めた。
    「許すってさ」
    「なんだよ、もう!この膝はもともと僕のモノなんだからね!オムに貸してあげてるんだからね!!」

    「お兄ちゃん、怒るなよ」

    豊前が、ニコニコと笑っていた。

    こうして、僕たちの日曜日の午後は過ぎていくのだった。



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    Replies from the creator

    Hoopono41030595

    MOURNINGくわぶぜの日りたーんに合わせて書いていたのですが、「美しい悲劇」で全て吹き飛んだので、出しそびれた。
    キス魔の豊前くんと、キスするタイミングがわからない桑名くん。
    加減がわからず暴走する桑名くんが大好き。
    桑名江はキスがしたい【くわぶぜ】「おけーり、桑名。今日も畑楽しかったか?」
    ニコニコの笑顔で、豊前が両手を広げて胸に飛び込んでくる。
    僕はそれを、両手を広げて受け止める。
    「うん、いっぱい収穫したよぉ」
    僕が、豊前の身体を引き離すようにして声をかけると豊前は満面の笑顔で「そっか、よかったな」と言いながらその唇に優しくキスをした。


    これは大広間での出来事。


    夕食前のひととき、歓談するもの、テレビを見るものなどたくさんの刀剣男士たちが集う大広間での出来事だ。

    キスをする僕たちに、びっくりするもの。冷やかしの声を上げるもの。にこやかに微笑むものなどその反応はさまざまだが、豊前は、そんなことは全くお構いなしのようだった。

    まあ、僕も豊前のかいた胡坐の膝に、頭を乗せようとしているわけだし、僕たちが恋人同士だということを知らない男士はこの本丸にはいないわけだし、日常の後継だといわれればその通りなのだが……。
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    Hoopono41030595

    DONEエアSSその2。お題は「ゴムを買いに行くヘタレクワナ君」。
    ホントにヘタレですんでご注意。
    くらげ(@ao_krg)さんリクエストありがとうございました。

    #江楽宴
    僕は今、ものすごく悩んでいた。
    激安と名高い、大型のディスカウントショップ。その売り場の一角で立ち尽くしてもう30分にはなるだろうか。

    「ゴムって……こんなに種類あるん……?」

    目の前に壁のように並べられた各種コンドームに僕は圧倒されていた。

    僕が豊前と体を重ねるようになって、数か月。
    ゴムやら、ローションやらを準備してくれるのはいつも豊前だった。
    僕も、それには何の疑問もなかったんだけど……。

    「あ、今日、ゴムもローションもねーわ。」
    夜も更け。
    さてやるか、という段階になって豊前がそう言いだしたのだ。
    僕はすっかりやる気満々でいたんだけれども、その一言で豊前は「今日はナシだ。」と言い始めた。

    そんな!そんなのひどい!!
    僕は抗議の声を上げるが、豊前が否というのだから交渉は成立しない。
    それでもあきらめられない僕は……まあ、口でしてもらったわけだけれども……。

    っていうことは、豊前に用意してもらわなくてもゴムとかローションとかが常備されていれば、いいんだよね。

    そう思い立った僕は生まれて初めて、そういったたぐいのモノを買いに来て、今、そこに立ち尽くしているのだった。

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    Hoopono41030595

    DONEエアスケブじゃなくエアSSで頂いたお題「お酒を飲むウリブゼン君」です。
    いちゃいちゃじゃなくてごめんなさい。
    める(@mxexrxu)さんリクエストありがとうございました。

    #江楽宴
    俺は酒が飲めない。
    世の中には酒が強いやら弱いやらという体質による違いもあるが、俺のはそれとは根本的に違うようだ。アルコールアレルギーとかそんなかんじだろう。 
    アルコールを口から少しでも摂取すれば頭痛、嘔吐、呼吸器官に影響が出ることもある。アルコール消毒だって危険だ。不意に消毒液を手に吹き付けられて、真っ赤に腫れ上がったこともある。

    とにかく、酒はダメなのだ。
    こういう夜の仕事をしていて、これは結構なイメージダウンだ。必ず酒の席につき合わせる客もいるし、無理やり飲ませようとするヤツもいる。
    まあ、それで一度救急車で運ばれてからは、俺も断固として拒否するようになったのだが……。

    そして、ここにもひとり。その事情を知らないやつが。

    「ねえ、豊前。本当にお酒飲めないの?」
    桑名が、日本酒を片手に首をかしげている。
    「ああ、飲んだら死ぬぞ。」
    俺はにこやかに返すが決して比喩ではない。
    しかし、桑名はその返答に長い前髪の下で眉根を寄せた。
    どうやら、大学の友人から希少な日本酒を貰ったらしい。
    「豊前と一緒に飲みたかったのになぁ……。」
    「いーじゃねーか。飲めば。コーラで付き合ってやるよ。 1731