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    Lei

    @PkjLei

    妄想や幻覚を捏造たっぷりで書いてます

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    Lei

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    恋心が憎しみに変わってしまった🦊の話

    愛しすぎて憎らしいアイクが憎い。美しい文章を生み出す才能が憎い。優しい声が憎い。心底ホッとしてしまう、不思議な力を持った手が憎い。自分を甘やかして、ドロドロに溶かしてしまう彼のすべてが憎くてしょうがない。
    一体全体、大切な仲間に抱くべきではないこの気持ちがどうやって出来上がってしまったのか。それを当事者のミスタ自身に問いても、何も答えは出てこない。なぜなら、彼もこの気持ちに戸惑っているのだから。最初は淡い恋心だったはずなのだ。優しく自分を褒めてくれる彼に、もっと褒めて欲しいんだと思っていただけだった。その期待に、アイクは必ず応えてくれた。それが嬉しくもあったが、さらなる欲求に火をつける原因でもあった。
    アイクは、自分と比べて素晴らしい人物だと思う。彼の書く本は、美しい文章であふれていてファンもたくさんいる。彼の歌声は、やさしさと力強さの両方を兼ね備えている。性格も優しく、面倒見がいい。彼を慕わない人間はいないだろう。だから、何もない自分を見て同じように恋心を抱いて欲しいなんて無理に決まっているのだ。
    それでも、ずっと自分の些細な希望でさえ拾ってかなえてくれたアイクならと思ってしまう自分がいる。でも、現実は残酷だ。アイクにとって自分は、大切な友人で仲間の1人にすぎない。それ以上の気持ちを抱くことはないだろう。それが分かってしまえば、綺麗な薄ピンクの恋心はどす黒いものに変貌していった。

    “俺だけを見て”
    “もっと褒めて”
    “もっと話したい”
    “好きなんだ”
    “俺と同じ気持ちになって”

    叶いもしない願い事。それが積み重なって、叶わないことに絶望する。そうして気づけば、恋していたアイクを憎むようになっていた。
    それでも、アイクが大切な友人で仲間であることには変わらなくて。相反する気持ちを抱えたまま、俺は今日も笑顔の仮面を被る。
    「ミスタ!今日の配信も最高だったよ!どうしてあんなアイディアが思いつくんだい?」
    興奮冷めやらない様子で、話しかけてくるアイク。そんな彼に、嬉しさを抱きつつも褒めるくらいなら俺の所まで落ちて来いよとも思ってしまう。
    「ミスタ?」
    黙っている俺に、訝し気に声をかけてくるアイク。
    「ああ、ごめん。ちょっとボーっとしてた」
    「大丈夫?配信で疲れちゃった?」
    「そうかも。ごめん、今日はもう落ちるわ」
    話をするだけで、自分の気持ちが抑えられそうになくてさっさとその場から退散する。いつまでこの仮面を被り続けられるか分からない。被れなくなるその時までに、この黒く変色しきった汚らしい恋心を捨てられればいいなぁ。できもしない望みを、俺は1人寂しく呟いた。
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    😭😭😭😭😍😍😭😭😭😭😭😭☺☺☺⚰💘💘😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭🙏😭💘
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    Lei

    DOODLE🦊の方が一枚上手な🦁🦊
    傾国ミスタ・リアスという男は自己評価が低い。様々な才能に溢れているのに、仲間たちやリスナーからの褒め言葉をちっとも受け取ろうとしないそんな男だ。しかし厄介なことにミスタは、ミスタ・リアスという外見が性的な意味で惹きつけるということだけは理解しているのであった。
    天使の輪が光つややかなミルクティーブロンドの髪に、白く真珠のように透き通った肌、空をそのまま落とし込んだような瞳、つんとした綺麗な形の唇は艶々と魅惑的である。彼はこの外見が人々を魅了することは理解している。それを活用することが特にうまい。それが本当に厄介なのだ。今自分が置かれている状況がいい例だ。
    「ねぇ、ルカ?俺と良いことしようよ」
    どこでミスタのスイッチが入ったのかは分からないが、今自分はミスタに誘惑されていた。ツーっとミスタの細く長い指が怪しく俺の太ももをなぞる。こそばゆい感触に背筋がぞくぞくするが、顔に出ないように必死に堪える。何をするんだと非難を込めて睨んでも、ミスタはただ微笑むだけだ。そして今の彼のほほえみはそれだけで、男をうんと頷かせてしまうくらいの力があった。だがしかし、ここで頷けばマフィアのボスとして、1人の男としての沽券に関わる。嫌だと首を振れば、駄々をこねる子供をなだめすかすような目で見られた。
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    Lei

    DOODLE🖊が死んだ後の👹の話(👹🖊)
    またいつか出会うまでアイクが死んでから何もする気が起きなかった。2人で暮らしていた家は、片づけもせずそのままの状態だった。アイクはいないのに、アイクのいた痕跡だけが残る家は寂しくて静かだった。そんな2人が暮らした家で、1人で何もせずに過ごす。リビングのソファーでただ座って1日過ごす。埃がつもりはじめているのは分かっていたけれど指一本動かす気にはなれなかった。このままではいけないことくらい、400年以上も生きた自分には分かっていた。しかし愛するものを失った衝撃は、自分を惰性でしか生きられなくした。

    そんな消えない喪失感を抱えたまま過ごしていたある日のこと、死んだはずのアイクから手紙が届いた。ピンポーンと呼び鈴が鳴り、アイク・イーヴランド様からのお手紙ですという配達員の声にソファから慌てて立ち上がった。そうやって受け取った封筒の中には綺麗だけど少し癖のあるアイクの字で“ちゃんとご飯を食べなさい”と書いてある一筆箋が入っていた。最初は意味が分からなかった。だけどアイクが言うならしょうがないなと思って、久しぶりに料理をした。食材を買いに、近くのスーパーに買い物に行った。そうして作ったのはアイクが好きだったハンバーガー。パンは出来合いの物だが、パティはちゃんと作った。アイクが死んでから、人外であることをいいことに食事を取っていなかった。久しぶりの食事は美味しかったが、それでも一緒に食べる相手がいないことに胸が痛んだ。
    1996

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