用事があって各々別に外食してきたので、何を食べてきたか当てるゲームをする話『用事があって各々別に外食してきたので、何を食べてきたか当てるゲームをする話』けあき
「今日の昼、何食べたの?」
暁人のその一言で始まった推理ゲームは、静かに白熱していた。夕飯の席で食べながらも興が乗る。
「お、当ててみろ」
「えー?そうだなぁ……今日はどこ行ってた?」
「銀座」
「銀座かぁ……和食?洋食?」
「それも聞くのか」
「推理には材料がないと」
「あー、どっちでもない」
「なら中華か……でも銀座でしょ?僕が食べたがる?」
「食べたがるだろうな。というか、今度連れて行こうと思ってる」
「え、やった。どこだろ?僕が食べたがる銀座の……もー!いっぱいあるよ!」
「ははっ!だろうな!」
「銀座はちょっと高いけど美味しいものいっぱいあるもん」
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