Interude-Tell me what a lover is p.m. 11:57 ロドス本艦 部長室
「やーった! 終わったー!」
最後の書類に最後のサインを書き入れたクロージャは、快哉を叫んでデスクに突っ伏した。
「これでケルシーに殺されなくて済むよ……」
開発に夢中になっていたせいで溜めに溜めていた書類仕事を、今日一日で片付けるという無茶なミッションを完遂したクロージャは、達成感に浸っていた。疲労で火照った頬にデスクの冷たさが心地よい。
今日中にすべての書類を提出するようにと余命宣告を受けたクロージャは、念のため「今日って『明日の朝まで』ってこと?」と確認したが、ケルシーはにべもなく「零時までに決まっているだろう」と切り捨てた。だが、まだ日付変わってないからセーフである。あと三分もある。偉い。偉すぎる。
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