Recent Search

    saku_hpyuri

    hpyuのなにか

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 21

    saku_hpyuri

    MAIKING孤独を愛する彼女と帰る場所の書き下ろし部分一部抜粋
    こんな感じにややオカルト?テイスト入ります。
    どこんっ!

     “それ”は、突如として地上へ振り落ちた。誰もが興味を持ち、誰もが関心を持った。人の手ほどの大きさをした“それ”は真っ黒い塊としてガラル地方のとある場所に落下した。
     それがなにか、この場にいる誰も知らなかった。ただただ、好奇心に駆られてしまい“それ”が落ちた場所に人々は集まる。
     ふと、人々は口を開く。
    『これはなんだろう』
    『隕石だろうか』
    『ずいぶんと小さいな』
    『ポケモンの隕石かな』
     口々に声を上げ、各々好き勝手な感想を述べる。
     そうして、誰かが言った。

    『触ってみよう』

     一人の若者が好奇心に駆られ、落下した“それ”に触れた。なんともない、ただの石にしか見えない“それ”は触れた途端、ぴきっと歪な音を響かせた。割れ目がめきめきと嫌な音をたてながらその場に木霊する。
     そして聞こえたのは、絶叫。

    『――――――――――――――――――ッ!』

     地上を振るわせる絶叫がその場に振り落ちる。
     鼓膜が振るえ、立っていることすらできない。
     絶叫を発しているのは若者ではない。歪な悲鳴を響かせながら、隕石と思われた“それ”が地鳴りを轟かせる。地面が揺れ、地割れが起 1299

    saku_hpyuri

    MEMO #リプきた単語でSSを書く
    どんな風に話を書いたのか、メイキング?もどきです。
    字ばっかです、ってか字オンリー!!
    箇条書きになります。
    頭の中で構成を練るのでところどころ、ん?って思う個所があります。
    気にしたら負けだ……!!
    お題:悪い子
    ・悪い子って聞いたらRしか思いつかなかった((
    ・全年齢で考えようと思って二人で悪いことしちゃう?って考えたけど安直だな、と却下
    ・視点はホップに固定
    ・痴話喧嘩もどきにしようと思い、ホップが何かやらかしてユウリがそれに怒っちゃう
    ・ユウリが悪戯をする→ホップ呆れながらも怒る→原因はホップだった
    ・楽しみにしていたなにかを取られちゃう
    ・子供みたいな喧嘩をして、喧嘩の原因を作ったほうも仕掛けたほうも両方とも悪い子、ということで着地
    ・悪戯×プリン×悪い子のお題掛け合わせ


    お題:黄昏
    ・夕暮れ時という素敵お題に歓喜
    ・まず黄昏時ってどんな状態だろうと思い調べ、背景描写、地の文多めでいこうと決定
    ・黄昏って切なそうな感じが出てくるので、離れているほぷゆ
    ・綺麗な夕焼け空にシャッターを切りたくなる(写真を盛り込みお互い送り合う)
    ・なるべく黄昏時を想像しやすくわざと黄昏関連のワードをいれまくる(結果重複したからそこは反省)
    ・漢字ばっかにすると読みづらいのでところどころひらがなをいれて読みやすさ重視
    ・離れていても一緒にいる感じを出したかった
    ・黄昏×写真×空や景色の移ろい 2201

    saku_hpyuri

    DONE身長差キスのホプユウ/hpyu
    n年後設定となっています。R15っぽいからこっちに
    机に膝をついた状態のまま、ユウリはじっと一点を見つめていた。視線の先には真っ白い白衣を纏い、にこやかに助手たちと再来月ごろに行われる学会で発表する予定のレポートについて談義している真っ最中だ。

    「じゃあこんな感じで大丈夫か?」
    「はい!」
    「そろそろ時間だな。今日はもう帰っていいぞ」

     レポートの束を捲りながら、ホップが壁に掛けてあった時計に目線を向ければ時刻は定時を告げている。助手たちが帰り支度を始める中、熱い視線を送り続けている人物へとホップは近づいていく。
     背後で助手たちがお疲れ様でしたーと声をかけながら次々と玄関を開けて出ていくのを横目に、ホップはお疲れ、と助手たちに律儀に返事を返していく。
     最期の一人が出払ったところでホップはやや不貞腐れ気味のチャンピオンの頭を撫でまわした。

    「やーめーてーよー」
    「チャンピオン様がこんなところで油売ってていいのか?」
    「今日の仕事は全部終わらせてきたもん」

     言ってユウリは机に突っ伏した。構ってあげられなかったのは申し訳ないが、連絡もなく突然やってきたのはユウリのほうだ。ホップにだって博士としてやるべき仕事は山ほどあるし、助手た 2478

    saku_hpyuri

    MOURNINGキスのお題をやろうとした頓挫したのを供養「かなり伸びたな、髪」

     言って、ホップはわたしの後ろ髪に触れた。旅を始めたころよりも伸びているが、長さは胸の半分を覆う程度で、あのころに比べれば確かに伸びている。チャンピオンとして忙しい日々を送っているが、手入れを怠ったことはない、はず。
     かつてのチャンピオンであったダンデさんの長さにはまだ届かない。彼が髪を伸ばしていたのはチャンピオンの象徴だったかららしい。らしい、とはいうが、すでにチャンピオンではないのに未だにダンデさんの髪は長いままだ。
     切らないのかと一度聞いたことがあるけど、彼は穏やかに笑うだけで何も答えてはくれなかった。

    「手入れとか大変だろ」
    「うーん、まあ」

     わたしは曖昧に答える。そこまで長くはないが、いかんせん、わたしの髪は量が多い。一見細く見えるけど、よく見れば結構なボリュームなのだ。
    一人掛け用のソファに腰かけたわたしの後ろにホップは立ったまま、わたしの髪を撫でつける。わたしは頭を後ろにもたれかけさせ、背後に立つホップに手を伸ばした。
     ホップは不思議そうにわたしを見下ろして、わたしはホップの肩から零れる紫色の髪を一房手に取る。
     わたしより短い、けど 1200