散文3 濡れた吐息が唇から漏れた。
相手の指先が、ふにと手袋越しに唇を拭うのを感じて、その手をとって指先をかぷりと加えてニヤリと笑って見せる。
金色の目をしたリーはニヤリと笑うと、「あんまりおイタをすると、ふざけっこじゃすみませんよ? ドクター」と唇を寄せた。
「わかった。遊びはここまでにしておこうか」
と答えると、彼の胸を押して立ち上がる。
さっと身を引くリーの姿に笑みを浮かべると、懐中時計を取り出して時間を確認した。
「そろそろ私は行くよ。今日も仕事があるんだ。君はどうする?」
「おれはもう少しここで遊んでいきますよ。お気になさらずに」
そう答える彼に手を振って、執務室を出た。
廊下に出て扉を閉める前に、もう一度だけ室内を振り返る。
こちらから視線を外して煙草の煙をゆらめかせ、チラリと目線をくれたリー。
「その部屋は禁煙だぞ」
「知ってますよ」と言いながら、くわえていた煙草を指先でつまむようにして取り出してみせる。
燻っていたはずの火はついていなかった。
「まったく……困った奴だよ。君という男はね」
苦笑いしながら執務室の扉を閉じると、足早にその場を離れた。
「ああ、いけないなぁ。」
ゾクゾクとしたものが背を通って、笑みがこぼれてくる。
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あとがき
ツイートに書くと検索ワードで拾ってしまうのでこちらに。
実はこれはAIとの合作です。
文章もAIでかける仕組みがあると知ったので、ちょっと遊んでみました。
スタート
→私(ふざけっこじゃ〜まで書いた)
→AI(懐中時計のあたりまで)
→私(ドクターの性別が固定されそうな口調や中身を調整)
→AI(室内を振り返るまで)
→私(ちらりを視線を寄越して、禁煙ですよ、までを)
→AI(知ってますよとタバコをつまんで見せるとこ〜から足早に執務室を去る〜までを返してくる)
→私(残りのぞくぞくする、までを書く)
→AI(続きを書かせるならサインインが必要と出る)
→私(煙草のあたりのセリフはついてたはずの火がついてなかったことに変更。セリフに関しては「俺」となってたので「おれ」に校正)
なんかちょっとワルな先生に、これもありだなと思ったのでこのまま出してみました。