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yomogi_kt

@yomogi_kt

☆こそフォロ リクエスト おふせ
ポイポイ 12

yomogi_kt

☆こそフォロ

曦臣がうさぎになるはなし未満(または江澄がうさぎを愛でたいはなし)

#曦澄

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takami180

作業進捗恋綴3-5(旧続々長編曦澄)
月はまだ出ない夜
 一度、二度、三度と、触れ合うたびに口付けは深くなった。
 江澄は藍曦臣の衣の背を握りしめた。
 差し込まれた舌に、自分の舌をからませる。
 いつも翻弄されてばかりだが、今日はそれでは足りない。自然に体が動いていた。
 藍曦臣の腕に力がこもる。
 口を吸いあいながら、江澄は押されるままに後退った。
 とん、と背中に壁が触れた。そういえばここは戸口であった。
「んんっ」
 気を削ぐな、とでも言うように舌を吸われた。
 全身で壁に押し付けられて動けない。
「ら、藍渙」
「江澄、あなたに触れたい」
 藍曦臣は返事を待たずに江澄の耳に唇をつけた。耳殻の溝にそって舌が這う。
 江澄が身をすくませても、衣を引っ張っても、彼はやめようとはしない。
 そのうちに舌は首筋を下りて、鎖骨に至る。
 江澄は「待ってくれ」の一言が言えずに歯を食いしばった。
 止めれば止まってくれるだろう。しかし、二度目だ。落胆させるに決まっている。しかし、止めなければ胸を開かれる。そうしたら傷が明らかになる。
 選べなかった。どちらにしても悪い結果にしかならない。
 ところが、藍曦臣は喉元に顔をうめたまま、そこで止まった。
1437 文字

takami180

作業進捗恋綴3-2(旧続々長編曦澄)
転んでもただでは起きない兄上
 その日は各々の牀榻で休んだ。
 締め切った帳子の向こう、衝立のさらに向こう側で藍曦臣は眠っている。
 暗闇の中で江澄は何度も寝返りを打った。
 いつかの夜も、藍曦臣が隣にいてくれればいいのに、と思った。せっかく同じ部屋に泊まっているのに、今晩も同じことを思う。
 けれど彼を拒否した身で、一緒に寝てくれと願うことはできなかった。
 もう、一時は経っただろうか。
 藍曦臣は眠っただろうか。
 江澄はそろりと帳子を引いた。
「藍渙」
 小声で呼ぶが返事はない。この分なら大丈夫そうだ。
 牀榻を抜け出して、衝立を越え、藍曦臣の休んでいる牀榻の前に立つ。さすがに帳子を開けることはできずに、その場に座り込む。
 行儀は悪いが誰かが見ているわけではない。
 牀榻の支柱に頭を預けて耳をすませば、藍曦臣の気配を感じ取れた。
 明日別れれば、清談会が終わるまで会うことは叶わないだろう。藍宗主は多忙を極めるだろうし、そこまでとはいかずとも江宗主としての自分も、常よりは忙しくなる。
 江澄は己の肩を両手で抱きしめた。
 夏の夜だ。寒いわけではない。
 藍渙、と声を出さずに呼ぶ。抱きしめられた感触を思い出す。3050 文字

takami180

作業進捗長編曦澄17
兄上、頑丈(いったん終わり)
 江澄は目を剥いた。
 視線の先には牀榻に身を起こす、藍曦臣がいた。彼は背中を強打し、一昼夜寝たきりだったのに。
「何をしている!」
 江澄は鋭い声を飛ばした。ずかずかと房室に入り、傍の小円卓に水差しを置いた。
「晩吟……」
「あなたは怪我人なんだぞ、勝手に動くな」
 かくいう江澄もまだ左手を吊ったままだ。負傷した者は他にもいたが、大怪我を負ったのは藍曦臣と江澄だけである。
 魏無羨と藍忘機は、二人を宿の二階から動かさないことを決めた。各世家の総意でもある。
 今も、江澄がただ水を取りに行っただけで、早く戻れと追い立てられた。
「とりあえず、水を」
 藍曦臣の手が江澄の腕をつかんだ。なにごとかと振り返ると、藍曦臣は涙を浮かべていた。
「ど、どうした」
「怪我はありませんでしたか」
「見ての通りだ。もう左腕も痛みはない」
 江澄は呆れた。どう見ても藍曦臣のほうがひどい怪我だというのに、真っ先に尋ねることがそれか。
「よかった、あなたをお守りできて」
 藍曦臣は目を細めた。その拍子に目尻から涙が流れ落ちる。
 江澄は眉間にしわを寄せた。
「おかげさまで、俺は無事だったが。しかし、あなたがそ1337 文字

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