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    ryokuchagreeen

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    ryokuchagreeen

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    組織時代のジンとの関係のトラウマを癒やしたい話
    書きたいとこだけ好き勝手にざかざか書いたので、急に描写が細かくなったり雑になったり突然終わったりします。

    18歳以上ですか?(高校生はダメだよ!)
    →yes or no

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    ryokuchagreeen

    SPUR ME7/30に出したい新刊の冒頭
    限界アラサーおじさん降谷と哀ちゃんのハートフル(?)軟禁ストーリーです
    原稿頑張ります!
    あいを隠してここにいる最近、上司の雰囲気が柔らかくなった。
    例えば、ふとした瞬間に携帯端末の画面を眺めては、微かに表情を緩めるようになった。
    例えば、少し前までは何日でも職場に泊まり込むことを厭わなかったのに、僅かな隙を見つけては小まめに帰宅するようになった。
    隣のデスクに座る同僚の仕事内容さえ互いに分からないらしい、と巷で囁かれるほどに単独行動が多い職業柄、顔を合わせる機会はそう多くはない。それでも、きっと仲間たちの中では信頼されている方だと自負している。その自分がそう思うのだから間違いない……おそらく。

    「――じゃ、僕は用事を済ませるついでに家で仮眠をとってくるから……後は任せたぞ、風見」

    件の上司が、ワーキングチェアの背もたれに掛けていたグレーのスーツの上着を無造作に羽織り、ひらりと褐色の手を振って部屋をあとにしようとする。時刻は既に、日付が変わって幾ばくという頃。少し前までのこの人ならば、用事を済ませた後は即刻とんぼ返りを決め込み、良くて仮眠室、十中八九コーヒーの缶とともにデスクへと帰還を遂げていただろう。
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    lin_co10ri

    DOODLE12/10降志webオンリーイベント「Not First Love,2ND」展示作品です。ほぼポエム。
    来年の映画のタイトル穴あきヒントが出た時に、一番に思い浮かんだのがこのタイトルでした。
    これは降志…!と思っていて、今回のティザー、特報に情緒揺さぶられているうちに、つい書いてしまったものです。
    いずれひとつの話にしたい、とは思っています。
    そうなると、きっと黒塗りにされる部分ですね、これ。
    黒塗りのラブレター拝啓


    君があんな風に泣くなんて、知らなかった。

    いや、僕は君のことなんて、何も知らないんだ。
    どんな風に笑うのかも。何を思っているのかも。どうやって生きてきたのかさえ。
    ずっと僕の心の中に君という存在が、何かしらの形で居たということは。紛れもない事実だと言い切りたいが、これまで君のために何もできなかったことを思えば、近づくことさえできない。

    何故そんな風に泣いているのか、胸が引きちぎられるほど苦しくて、気になって目に焼き付いて離れないけれど。
    泣いている姿に、生きているという鼓動と躍動を感じて、崩れ落ちそうなほど安堵している自分もいる。
    君がそんなに素顔を晒せているのが。誰がいるからなのか、誰の前なのか、誰のためなのか。そんなことさえ気になってしまうけれど。
    555