sonogo888☆quiet followDONEししさめ。ちくばんネタ。R18キャラ崩壊しかしていませんので、ご了承の上でお願いいたします🙇♀️🙏🙏 Age verification Tap to full screen .Repost is prohibited Let's send reactions! freqpopularsnackothersPayment processing Replies from the creator Follow creator you care about!☆quiet follow sonogo888DONE大遅刻の参加失礼いたします。お題「狐の嫁入り」🦁☔️が🦁さんの家で同居しています。#ししさめワンドロワンライ ☔︎ ☔︎ ☔︎ 『わり、今日仕事で出先にいてすぐには迎えに行けねえわ』 『傘、持って行ってなかったよな』 『終わったらすぐ行けるけど、もうちょっと待ってられそうか?』 『まだ病院だよな?』 『ごめん。あと、まだ一時間はかかりそう』 ───昼間はあんなに晴れていたというのに。 こうしたひどい雷を伴うゲリラ豪雨は、ここのところ毎夕連続三日続いていた。 夏のはじめはその気象が起きやすいとは分かっているものの、村雨は傘を玄関の傘立てに置いてきてしまっていた。一応バッグの中には黒い蝙蝠のような折りたたみ傘が入っているが、このひどい天気に太刀打ちするにはあまりに頼りない骨組みをしていて、むしろ邪魔なだけで雨からは守ってくれそうにない。 4205 sonogo888DOODLE🦁☔️の書きかけです。のんびりダラダラ続きます!途中R18鍵付きになるかもしれないのでご了承ください🙏シリアスめですが、死にネタじゃありません ◇ ◇ ◇ かしゃん、と床でグラスの割れる音を聞いて獅子神は顔を上げた。 シンクの皿とそれを洗う手はまだ白い泡を纏っていたが、即座に振り向き床に屈む村雨の所へ向かう。 「怪我してねえか」 「すまない。手が滑った。片付ける」 しゃがみ込み、大きな破片に指を伸ばそうとするのを「触るな、オレがワイパーでやるから」と獅子神はすぐに村雨の手を取った。 「………」 少しの力も無い手。 申し訳なさそうな顔をしてから静かに立ち、元のソファーに向かう背中。 ……つい、先日もこうだったな。と、獅子神は思い出してクローゼットからワイパーとバケツも取り出す。 先週末も、この男は自ら食事の片付けをしてくれようとして鮮やかな音とともにここの皿を一気に三枚破損した。 7826 sonogo888DONE🦁☔️ ちょっと暗いはなしです。うっすらホラーっぽい雰囲気にしたつもりです。季節外れですが、夏のふたり。 ■ ■ ■ 「村雨ってさ、花火した事ある?」 コンビニの商品棚で見かけた花火のセットを手に取り、獅子神がふとそう尋ねた。 東京管区気象台がやけに遅かった梅雨明けを発表したのは、もう先々週のこと。確かに今は盛夏を告げる蝉が鳴き、世界はとっくに眩しい八月を迎えている。 午前中までの当直の勤務を終え、獅子神のベッドで深い午睡をした村雨は冷凍庫のバニラアイスではなく口触りのいいソフトクリームが食べたくなり、近くのコンビニへ足を運んでいた。 空はまだ青く、店内は賑やかに客が入れ替わっている。 「ある。記憶では兄が十歳になるまで、毎年夏休みに実家の庭でしていた」 ソフトクリームを持った村雨が、隣で答える。 「じゃあ久々にやるか?今度、うちの庭でさ」 5448 sonogo888DOODLE🦁☔️ いちごの話です。 ✳︎ ✳︎ ✳︎ 投資の仕事でつながりのある、都内の三ツ星レストランの契約している農家から、その苺が自宅に今朝ほど届いたのは本当に偶然の幸運だった。 獅子神は、届けにきた忙しそうな顔の配達員を笑わせてしまうほどに、おおいにその荷物の箱を歓迎して受け取った。 先日、あまりの美味しさに思わずシェフを呼び出した時と同じ、よく熟れて色づいた赤い実と、緑の葉の濃い色彩。 普段は野菜しか入れていないパントリー側の冷蔵庫をこっそりと開き、用意したガラスのボウルにそれらをひとつひとつ箱から丁寧に取り出してみる。 一気に広がる爽やかで、甘いかおり。 獅子神は、カウンターの向こうを窺い見る。 6936 sonogo888DONEがとうるカプ要素は薄め 🦁☔️もいますなんでもない日の、ある出来事です! 僕が車でひとつ県境を超えて会議をし、それからまた自分の住む街に帰ってきたのは、翌日の午前1時ごろの事だった。 タイヤが静かに地面を滑る音を聞きながら、時折り対向車のライトが車内を撫でるように通り過ぎる。帰宅時間は深夜になるだろうと予想はしていたが、思っていたより疲労していて、ここに辿り着くまでに車内でブラックコーヒーをふたつ空けてしまった。 ようやく、自宅マンション近くの契約している駐車場に車体を納めて、明るい都会の夜空にひとつ伸びをするとスーツがきちきちと鳴る。 目を上げると、走行中フロントガラスの隅にずっと浮かんでいた、柔らかい輪郭の春の半月。ちゃんとここまでついてきていて、今はビルの谷間からちょうどこちらを覗き込むようにおだやかに照らしている。 4426 sonogo888TRAININGガッちゃんとうるしです 雰囲気だけ 暗いかも僕だけの、曇り空だった。 空一面を塗りつぶしたような灰色ではなく、さまざまな陰鬱さを幾重にも重ねたようなそんな色の空を、求めていた。 なにか見えないものに引き裂かれそうな心で、いっそ早く誰かにそうして欲しくて、そんな空を渡るように歩く。 雨は、まだ降っていない。 春の生ぬるい風は、ずっとずっと忘れていたのに会えばひどく懐かしくなる古い友達みたいだ。 きっとまた、すぐに思い出せなくなる。 誰が何と言おうが、僕は苦しかった。 泣く事は、自分への慰めで、彼への甘えだと思えるほどに。 僕の武器だった努力は……いつからか、そのずっと目の前にあった背中の前に回って、ここに来るのにどんなに努力したかを笑って話す瞬間の想像は。 1509