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    くるしま

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    くるしま

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    ちょっと私では書く技量がない雑土ネタを思いついたので、ネタだけここに埋めていきますね。
    条件だけ見て遊びで付き合っていた雑土が軍師を経て一度別れて、それから元鞘に収まる話。

    シリアスとギャグの融合ができなかった。無念。

    #雑土
    miscellaneousSoil

    書けなかった雑土ネタ条件から成った雑土。
    軽く付き合える相手が欲しいなーと、それぞれ思っていた雑渡&土井先生。

    ・後腐れがない
    ・忍者の仕事を理解している
    ・自陣営にも敵陣営にも所属していない
    ・同性(子ができたら困る)

    辺りの条件に互いが合うと知り、遊び相手として、こっそり付き合い始めた雑土。

    最初は遊びだったけれど、
    雑渡は土井の闇を抱えながらも周りを愛しながら生きる様に、
    土井は雑渡の根本の献身的で優しい部分に、
    それぞれ惹かれていく。
    お互い口には出さないものの、かなり恋仲な雰囲気に。


    そこで、軍師映画が発動。


    それは解決したものの、溝はできる。
    本気で土井を殺そうと思えた自分に安心しつつ、次はどうなるのか、殺した後の己の心はどうなるのかという不安材料を抱える事になった雑渡。
    安全策を取り、土井に別れを切り出す。

    土井も土井で雑渡の心根が優しい事は知っているし、ギリギリまで丸く収めるために苦労させたのは分かっているし、酷い事をさせたと気に病んだので、これ以上苦しませるよりはと受け入れる。


    はい、ここから空気変わります。


    で、合意の上で別れたものの、別れた後の方が気になってしまう。
    相手がフリーになったため、幸せになって欲しい気持ちと自分を忘れて欲しくない気持ちの板挟みになる雑土。

    そうなると、前にはそこまで気にしていなかった「別の男の影」に敏感になる雑土。

    雑「土井先生は、若い子と随分距離が近い」
    土「教師だから当たり前でしょう」
    雑「生徒の話はしてないかな」
    土「は?……え? もしかして、利吉くんの事を言ってます???」
    雑「同僚のご子息との距離感じゃないよね」
    土「利吉くんは家族のようなものです。下衆の勘繰りはやめて頂きたい」
    雑「どうだか」
    土「そういうあなたこそ、一部の部下の方との距離が、ずいぶん近いのですね」
    雑「聞かれてまずい話しかしてないからね」
    土「へえ」
    雑「仕事の話だけど?」
    土「何も言っていませんが」
    雑「土井先生こそ勘繰りすぎでは。先生はよほど暇と見える」
    土「は?」

    みたいなピリピリした言い争いを、クッソ小声でする雑土in忍術学園。

    土井にしてみたら「いまさら嫉妬?あんたが言うから別れたんだが?」だし、
    雑渡もそれは百も承知だけど、利吉の命懸けの執着を間近で見せられ、思ったより早く掻っ攫われそうな予感がして常にうっすら苛ついている。

    さすがに人前で言い争いはしないものの、二人の間のピリピリした空気は残り、両陣営を心配させる。なお雑土が付き合っていた事は誰も知らない。


    高坂「組頭らしくもない。余程お疲れなのでは?」
    山本「今回は特に長引いたからな……土井殿も今は冷静ではないだろうし、しばらく鉢合わせないよう気をつけておこう」


    仙「雑渡と会うと、土井先生の様子がおかしい」
    文「我々の前ではお変わりなく見えるが…内心では、まだ動揺が残っておられるのでは?」
    小「あんな事があってはなぁ」
    長「もそ」
    留「あいつが土井先生に何か言ったんじゃないか?」
    伊「そんな事はないと思うけど……でも、しばらくは土井先生と雑渡さんが顔を合わせないよう、気を付けよう」


    周りに愛されているばっかりに両側から手を回されて、一目も会えなくなる雑土。
    顔を見られるだけで密かに幸せだったのに、遠目に見る事さえできなくなり、逆にストレスが溜まっていく。


    でも善意100%の周囲に理由は話せないし、忍び込むのは現在の状況的にシャレでは済まなくなるし、そもそも別れたんだから会いに行く理由がない。会いに行って何になる。
    でも離れる時間が長くなるたびに、忘れられなくなる。逆効果。


    ……と、色々と溜まりに溜まった所で、バッタリ顔を合わせてしまい、何やかんやあって、開き直って元鞘に収まる雑土。



    という話が浮かびまして。ここまで出来てるなら、書いた方が早いんだけども。
    でも前半の悲恋っぽいシリアス別れ話と、後半の周りを巻き込んだドタバタラブコメディを同時に捌く技術、私にはない…。
    前半だけ、後半だけなら、何とかなるけども…同時は、無理…。

    書きたいものを書けないのは苦しいですね…と思いつつ、ここに供養。
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