matubahuki_2go☆quiet followSPUR MEその10 石箱を探す3人(連載中)※随時、追記ヨ●ンタの空白の25年間の捏造&妄想IFです。本編です。時系列は🌎5巻で逃亡して一週間後くらいです。#ヨの25年間 #ヨの25年間 その10 石箱を探す3人翌朝、ポトツキがヨレンタに「手伝ってほしいことがある」と言った。 彼は小屋の外に出て、森の方を見ていた。 「コハンスキ君、馬の様子を見てきてくれ。」 コハンスキは無言で頷き、馬小屋に向かった。 「ヨレンタは私と一緒に来てくれ。」とポトツキは言った。 ヨレンタは黙って従った。彼女は不安げに尋ねた。 「私は、何をすればいいんですか?」 Tap to full screen .Repost is prohibited Let's send reactions! freqpopularsnackothersPayment processing Replies from the creator Follow creator you care about!☆quiet follow matubahuki_2goSPUR MEその10 石箱を探す3人(連載中)※随時、追記ヨ●ンタの空白の25年間の捏造&妄想IFです。本編です。時系列は🌎5巻で逃亡して一週間後くらいです。#ヨの25年間その10 石箱を探す3人翌朝、ポトツキがヨレンタに「手伝ってほしいことがある」と言った。 彼は小屋の外に出て、森の方を見ていた。 「コハンスキ君、馬の様子を見てきてくれ。」 コハンスキは無言で頷き、馬小屋に向かった。 「ヨレンタは私と一緒に来てくれ。」とポトツキは言った。 ヨレンタは黙って従った。彼女は不安げに尋ねた。 「私は、何をすればいいんですか?」 168 matubahuki_2goINFOBOOTH通販ありがとう絵 matubahuki_2goSPUR MEヨ●ンタの空白の25年間の捏造&妄想IFです。その9 【一方その頃のコ〇ベ】#ヨの25年間5/9追記 *****より後ろの文章 資料>https://x.gd/sIRSn 元ネタ>https://x.gd/bmQxzその9 【一方その頃のコルベ】※時系列的に、ヨレンタが異端審問所から脱走した翌日の話です。※ コルベはいつも通り、ピャスト伯の天文研究所に出勤した。 割り当てられた研究室の扉を開ける。 『”おはようございます!コルベさん。”』 と真っ先に挨拶してくれるヨレンタさんが今日はいなかった。 「? ヨレンタさんは今日は休み?珍しいな……。 休みの連絡は貰っていないのだけれど。」 『あぁ!そう言えば今日は来ていないですね!』と、一緒にいた研究員が大げさに首を傾げた。 『まぁ、そういう日もあるんじゃないですか?』と続けて誤魔化した。 何だか、ソワソワしている。彼は何かを隠しているみたいだ。 「言いたい事があるなら、私に言いなよ。」 コルベは、研究員に声をかけた。 2032 matubahuki_2goINFOBOOTH通販ありがとう絵 matubahuki_2goINFOBOOTH通販有難う漫画「バ→オ」 matubahuki_2goSPOILERヨレンタの14~39歳までの空白の25年間の捏造&妄想IFヨの25年間 #1~8まとめ●ヨレンタの二十五年間(捏造IF) ご注意:この小説は、チ。二章とチ。三章の間の ヨレンタの空白の二十五年間を捏造してます。 その1【逃げる】 ヨレンタは、異端の罪で処刑されそうだった所を親切な人に助けてもらった。 助けてくれたのはヨレンタより少しだけ大人に見える、異端審問官だった。 少年のあどけなさを残す彼は、きっと殺されてしまうだろう。 しかし彼は、ヨレンタを生かそうと、逃がしてくれた。 馬に乗せてもらった。 何処へ向かえば良いか分からないまま、ヨレンタは当てずっぽうに馬を走らせた。 「C教って何だと思いますか? 僕は"生き方"だと思います。」 名前も知らない彼に言われた言葉が、ヨレンタの頭の中でぐるぐる回る。 12841 related works matubahuki_2goSPOILERネタバレ注意ヨレンタの空白の25年間(14~39歳)の捏造&妄想IFです。チ。5巻と1/4放送のアニメの内容に触れています。 その5「 逃げながら、アントニとシモン(新茶)を考えるヨレンタ」【逃げながら、アントニとシモン(新茶)を考えるヨレ】 ヨレンタは空腹で倒れそうだった。 雪が溶けるまで洞窟に籠っていた為、数日まともな食事を していなかった。 馬が食べる草を、自分も食べてみた。 飢えは満たされたが、お腹が痛くなった。 (おなかいたい……都市だったら、お金があればパンが 買えるのに。お金がなくても、運が良ければ、 教会の入口で配っているパンを貰えるのに……。) 馬に乗り、川沿いに進んでいる為、水はあった。 水のお陰で、まだ倒れてはいない。 ヨレンタは、森で冬を過ごす無謀さを感じた。 雨や風を防げる洞窟は見つけた。 しかし、衣服が足りない。 保温性の高い服が何枚も必要だ。 汗をかいて、雨に濡れても、交換する服がなかった。 1749 matubahuki_2goSPOILERヨレンタの空白の25年間の捏造&妄想IFです。1/4放送のアニメと、チ。5巻のネタバレがあります。その6「ヨレンタが、意外な人物と出会う。」 ヨレンタが目を覚ましたとき、小屋の中はすっかり暗くなっていた。小さな窓からは月明かりが差し込み、干し肉が吊り下がっていたた天井の影が揺れていた。 外から風の音が聞こえる。 だが、その風音に混じって、何か別の音が聞こえた。 小さな足音――それも複数。ヨレンタは瞬時に緊張した。 誰かが小屋の周囲を歩き回っているのだ。 彼女は急いで干し草のベッドの影に隠れ、息を潜めた。馬の鼻息が外から微かに聞こえる。 足音の主が馬の存在に気づいたのではないかと、不安がヨレンタの胸を締め付けた。 「オーイ、誰かいるのか?」 やや低く渋い声が小屋の外から聞こえてきた。 声は近く、扉のすぐ向こうだ。 年老いた男の声だが、一人ではなさそうだった。 1574 matubahuki_2goSPOILERヨの25年間捏造&妄想IFです。 その4「 雪。そして夢枕に立つバデーニ」 ヨレンタは空を見た。 森の木々の隙間から見上げた空には、分厚い雲が立ち込めていた。 フワフワと綿のように落ちる雪は、すぐに数を増やした。 急激に温度が下がる。 「寒い…!」 ヨレンタは、ガチガチと歯を鳴らした。 手袋をしてない剥き出しの手を擦り合わせ、はぁっ と、 息を吹きかける。 目の前にいる馬は寒くないのか、呑気にベリーの茂みを 食べている。 (落ち着け…落ち着け…。) ヨレンタはパニックになりそうな頭で、必死に考えた。 (森の中を進んだら、絶対に遭難しちゃう……! 水は、低い方に向かって流れる。 小川沿いに進めば、きっと森を抜けられるハズ!) ヨレンタは、馬にまたがった。 ヨレンタは馬を走らせた。 小川に沿って森を進んだ。 2851 matubahuki_2goSPOILERヨの25年間 捏造&妄想です。その1 「逃げる」ヨレンタは、異端の罪で処刑されそうだった所を親切な人に助けてもらった。 助けてくれたのはヨレンタより少し大人に見える、異端審問官だった。 少年のあどけなさを残す親切な彼はきっと殺されてしまうだろう。 馬で逃してもらい、何処へ向かえば良いか分からないまま、ヨレンタは当てずっぽうに馬を走らせた。 「C教って何だと思いますか? 僕は"生き方"だと思います。」 名前も知らない彼に言われた言葉が、ヨレンタの頭の中でぐるぐる回った。 生き方……。 そんな不確かなものに、私は殺されかけたの? お父様が異端審問官? オクジーさんとバデーニさんが異端と判明した……? 6日前に、彼らと一緒に食事をした時にお父様が来たという事は、つまり……。 1114 matubahuki_2goSPOILERヨ●ンタの空白の25年間の捏造IFです。チ。原作のネタバレがあります。その7「 ヨレンタがポトツキ&コハンスキと出会う」 ポトツキと呼ばれる初老の男は、ヨレンタをじっと見た。 彼の目は冷たいようでいて、どこか温かさを含んでいるようにも見えた。 ヨレンタは必死に心を落ち着けようとしたが、体は震えが止まらない。 「名前は?」 ポトツキの問いかけは簡潔だった。 「ヨ、ヨレンタ……」 震える声で答えると、ポトツキは少しだけ眉を上げた。 「ヨレンタ、君はここで何をしていた?」 どう答えるべきか迷った。 嘘をつくべきか、それとも正直に話すべきか。 しかし、彼らの雰囲気は、下手な嘘を見抜くような鋭さを持っていた。 「……逃げていたんです。」 ヨレンタは意を決して答えた。 「追われていて……森を彷徨っていたら、小屋を見つけて……ここにたどり着いたんです。」 1322 matubahuki_2goSPOILERヨ●ンタの空白の25年間の捏造&妄想IFです。その8「ヨレンタと、ポト&コハン 2」 ヨレンタは、二人の間に挟まれる形で夜の森を歩いた。 先頭からコハンスキ、真ん中がヨレンタ、最後尾がポトツキだ。 森の奥深くには、夜の静けさが広がっていた。 二人は言葉少なに、ヨレンタの様子を窺うだけだった。 (私、これからどうなるんだろう……。 彼らを信用していいのかしら? 最悪、売春宿に売られるかもしれないけれど、もう、疲れた……。) 彼女の中には、疑念と恐怖が渦巻いていたが、今はただ付いていくしかない。 彼ら三人は、藁ぶき屋根の小屋に戻った。 コハンスキが蠟燭に火を灯すと、室内がよく見えた。 小屋の外見はボロボロだったが、中は意外にも整然としていた。 奥には暖炉があり、煮炊きする大きな鍋が天井から吊り下がっていた。 2000 matubahuki_2goSPOILERヨの25年間 捏造&妄想です。その2「夜の森にて」 馬で一時間くらい走っただろうか? 森の入り口にヨレンタは到着した。 「疲れちゃった。少し休みましょう。」 ヨレンタは、馬の首をポンポンと叩いた。 馬が呼びかけに応えるように首を振った。 馬が止まると、ヨレンタは、馬から降りた。 「寒い……。」 手袋は奪われてしまった。 凍えた手は、じんじんと痛かった。 「はぁ~……。」 ヨレンタは、息を手に吹きかけて温めた。 日没から数時間経ち、すっかり夜だった。 P王国の冬の夜は長い。 緯度が高い為、3:30には日没を迎える。 (馬と一緒に眠れば、凍えることはないかしら?) 夜通し歩けば、凍えることは無い。 しかし、ヨレンタは疲れ切っていた。 (出来るなら、今すぐベッドで眠りたい。) ヨレンタは馬の手綱を引いて、しばらく歩いた。 633 matubahuki_2goSPOILERヨの25年間捏造&妄想IFです。その3【ヨレのサバイバル森生活と、オクとの思い出】朝になった。 夜の森は意外と温かく、馬と寄り添って眠った為に凍死はしなかった。 「喉が乾いて干からびてしまいそう……。」 ブル、ブルル……! 起きたヨレンタに気付いた馬が、長い鼻先でヨレンタの身体をつついて、食事の催促をする。 「ごめんね。お腹が空いてたのに我慢させちゃったね。」 そう言って馬の鼻面を撫でた。 ヨレンタは馬を連れて森を歩いた。 早朝の森は白い霧が立ち込め、視界が悪かった。 しばらく歩くと、サラサラという音が聞こえて来た。 音に向かって行くと、ヨレンタが数歩で飛び越えられる大きさの小川が流れていた。 「やった!」 ヨレンタは、握った拳を天に突き上げガッツポーズをした。 馬に水をあげ、ヨレンタも両手で水をすくい、ゴクゴクと飲んだ。 1307 matubahuki_2goSPOILERヨレンタの14~39歳までの空白の25年間の捏造&妄想IFヨの25年間 #1~8まとめ●ヨレンタの二十五年間(捏造IF) ご注意:この小説は、チ。二章とチ。三章の間の ヨレンタの空白の二十五年間を捏造してます。 その1【逃げる】 ヨレンタは、異端の罪で処刑されそうだった所を親切な人に助けてもらった。 助けてくれたのはヨレンタより少しだけ大人に見える、異端審問官だった。 少年のあどけなさを残す彼は、きっと殺されてしまうだろう。 しかし彼は、ヨレンタを生かそうと、逃がしてくれた。 馬に乗せてもらった。 何処へ向かえば良いか分からないまま、ヨレンタは当てずっぽうに馬を走らせた。 「C教って何だと思いますか? 僕は"生き方"だと思います。」 名前も知らない彼に言われた言葉が、ヨレンタの頭の中でぐるぐる回る。 12841