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    ネチコャン

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    ネチコャン

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    別垢で描いてた「あいつの様子がおかしい」シリーズを小説にしました。恐らく続きます。

    #楽しいサモシ

    あいつの様子がおかしい(前編)明日はヘリのメンテナンスが入るとか何とかで午前中のバイトは休みらしく半日の休みを貰った。明日の編成はダイナモが入っており今日の散々な戦績はどうでも良かった。明日が朝早くないってのと気分の良かった俺はヤニカスを宅飲みに誘った。俺の家は嫌だというんで必然的にあいつの家で飲むことになる。あいつの家もタバコ臭いんだけどな。
    途中のコンビニで酒と飯とつまみを買い、飲み食いして酒が尽きかけてきた頃、トイレに立ち、帰ってきたこいつは何故か俺の横に座った。今日のあのムーブがダメだったとか、何故今更ナベブタに潰されて死ぬんだよとか、さしていつもと変わらない様なことを話しているうちにヤニカスが距離を詰めてきていることに気付く。なんなら体重をかけてきてる。
    「お、おい……、大丈夫か……?」
    こいつが俺より酒強いのは知っていたが度数の強い酒を3本は開けてる。さすがに飲みすぎだ。
    「ちょっと膝貸して。」
    呂律はまだしっかりしていることに少し安心する。でもそう言って横になり、俺の膝に頭をのせた。膝枕だ!
    「おい、寝るなら布団で寝ろよ。」
    何か言っても聞く耳持たず顔を俺の腹にくっつける形で落ち着いてしまった。普段がしっかりしているだけにこういうところは初めて見た。
    「おい、聞いてんのか?」
    「あ?」
    何故か逆ギレを食らう。あいつは俺の腹に顔を埋めたまますぅーっと長く息を吸った。
    「嗅ぐなぁ!!」
    なんなんだこいつ。酔ったらベタベタするタイプなのか?そりゃ面白い。好きにさせて明日からかってやろう。
    「はー、お前この服洗濯してねぇだろ。」
    「うるせぇ!!バイト終わりにいい匂いがする方がおかしいだろ!!」
    目が合う。こいつのシルバーの目が酔った時特有の座った目をしている。でもそれだけじゃないような気がしたのは何故だろうか。
    「な、なんだよ……。」
    長いことじっとこちらを見て何を思ったのか俺のTシャツの胸下を掴み、登ってくる。
    そしてアシメにキメた俺の横ゲソを掴んで体重を掛けてきた。
    「痛い!!どこ持ってんだよ!……ったく、誰かと間違ってんのか?」
    もしかして彼女がいたりするのだろうか。俺じゃなくても男友達にこんなことしねぇだろ。
    膝枕から起き上がり、俺の膝に座ると今度は首に手を回してきた。首に触れる手がとても熱い。酒で火照っているのか手のひらは少し汗ばんでいて触られた肩がスーッとした。
    「おいおい、どういうつもりだよ、これ。」
    酒でボディータッチが多くなるやつがいるのは知識で知っている。いつか女の子を酔わせてこんなふうにさせてみたいと思っていたこともある。しかしこいつは野郎だ。なのに動悸がする。カフェインで割と常に動悸はしているがそれとは違う。薄い胸板と肩、浮き出た鎖骨は男の俺でも色っぽいと思った。何より温かい。手の置き場に困りヤニカスの肩と背中の辺りを両手がうろうろする。そんな俺の思考なんて知る由もなくヤニカスの野郎は俺の胸板に顔を埋めてしまい動かなくなった。定期的に呼吸の温かい息だけを感じる。
    この沈黙の間が気まずい。何か言ってくれよ。結局手は背中にそっと添えた。細身のシルエットとは裏腹にがっしりしていて骨を感じた。
    ふと顔を上げたこいつは再度俺の目をじっと見る。
    「お前童貞だろ。」
    「は?!ちげーし!!」
    「ふーん?」
    この行動で俺の何を判断したのか俺の膝に座ったまま、顔を上げた際に耳元にまとわりついた俺の横ゲソを首を振って顔の前に持ってきた。呼吸の微風がくすぐったい。
    「おい、ちょっと……。」
    離れろよ、そう言う前にこいつは俺の横ゲソを唇だけで咥えた。
    「おい!なにしてんだよ!!」
    カラストンビは使われてないから痛くは無いがくすぐったいしぞわぞわする。
    ふに、ふにと弾力を確かめられている、ような気がした。
    「ほうあ?」
    「喋るなぁ!!」
    咥えられて全意識が持っていかれている中、発声による振動が加わって背筋と股がぞわってした。これマズイんじゃ……。
    「ちょっと、まじでやめてくんねぇ?!」
    いつもなら無理矢理引き剥がして床に転がすがこいつの様子がおかしいから俺も調子が狂ったようだった。
    「聞いてんのか?」
    答える代わりにべろりとゲソの先を舐められた。
    「んっ……!!」
    股間がどくどくと脈を打つように感じた。自分の喉から聞いた事ない声が出て恥ずかしくなる。それで調子に乗せてしまったのか軽くカラストンビで噛まれる。
    「んあっ!!ああ……!!」
    ただゲソを噛まれただけなのに何だこの感覚。心臓も股間もドクドク言ってる。噛まれて感じたこいつの口内も吐息もやけに熱くて、舌でゲソを這われる感覚だけが敏感に感じられる。
    「ほーら、やっぱり童貞じゃねーか。」
    勘違いした俺の股間が無慈悲にもこいつのケツに当たっている。しかもこいつ、誰と勘違いしてるでもなく俺だと分かっている。これだけで終わらないんだと直感で悟った。
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