近所に住むショタki×人妻41からの青年ki×未亡人41近所に住むショタki×人妻41からの青年ki×未亡人41のkiis♀で隣に引っ越してきた新婚夫婦41がkiの家に挨拶しに行った時にkiが一目惚れして「おれと結婚して!」と求婚する。「ごめんね、俺にはもう素敵な旦那さんがいるんだ」と断ると「やだやだ!41と絶対結婚するんだ!」と駄々を捏ねて泣くものだからkiの両親は「こら、isgさんを困らせないの!」と叱るが、余計泣き声は大きくなるばかりで41はkiを慰めようと「ごめんね」と謝りながら小さな体を抱っこしてやった。「やだあ!41をお嫁にもらうんだもん…」とズビズビと鼻を鳴らしながら涙と鼻水で汚れた顔を41の胸に押し付けて愚図るkiを41は可愛いなあ…と幼子からの求婚を微笑ましく思っていた。
初めての求婚からkiは41の家に入り浸るようになって、尚も諦めず求婚を続ける。保育園で描いたという絵や折り紙の花を差し出しながら「お嫁さんになって!」と詰め寄るkiに、差し出されるそれを丁寧に受け取りお礼を言いながら「俺はもう他の人のお嫁さんだからごめんね?」と答えれば、また目をうるうるさとせて泣きそうになりながら唇をぐっと噛み締める姿に胸がちょっぴり切なくなったのは旦那に内緒である。kiは41にべったりで「41、41。」と雛鳥のようについてくるものだから、子供が出来たらこんななのかなと41はkiを可愛がる。一方で旦那はkiのことを「僕はあの子にすっかり嫌われてるみたいだよ」と苦笑いをしていた。
旦那が家に帰ってくるとkiはあからさまに不機嫌になるし「おかえりなさい」と出迎えにいこうとする41を「いかないで、俺と一緒にいて!」と引き止めるのだ。だけど41はそれを子供の可愛い嫉妬だと思っていたから旦那の言葉も軽く受け流してしまっていた。
子供kiと触れ合う中で、41の中で子供が欲しいという欲が芽生えてきた41は旦那と相談しそろそろ子を儲けようと話す。しかし毎晩の成果は虚しく一向に子ができる様子がなく、おかしいと思った41が念の為婦人科にかかると子が出来にくい体質なのだと医者から言われる。
ショックを受けた41は呆然とした面持ちのままそれを旦那に伝えると、旦那は「ゆっくりやっていけばいいよ、思い詰めないで。」と涙を流す41を慰めた。それから41は不妊治療に通うようになるが、夫との間に子が出来ることはないまま、時が経ち、小さく可愛らしかったkiもすっかりと美しい青年になっていた。kiは青年になった今も41の家に通っている。旦那は正直良い顔をしていなかったが、子ができない41は彼を自分の子供のように思ってしまっていた。kiは中学を卒業した辺りから結婚の話はしなくなっていたが、大きくなっても41に甘えたがる癖は抜けていなくって、特に膝枕が彼のお気に入りだった。41のお腹に耳を当てては顔を埋めて満足そうにしている。「何か聴こえる?」と言えば「41の腹の音。キュルキュル言ってるぞ、腹がすいたのか?」なんて小憎たらしいことをいうから鼻を摘んでやる。それでも綺麗な面立ちが変わらないことに少し腹が立つが、このやり取りが41も少なからず嫌ではなかった。
しかし、旦那はそうではない。
「距離が近すぎないか?もう彼は大人だろう、普通じゃない。」
「何言ってるの、まだkiは子供だよ」
「でも良い悪いの判断はついていい年頃じゃないか?」
最近41は旦那と上手くいっていない。長い間不妊治療に大金をかけたのにも関わらず、41が妊娠しないことに夫も焦って怒りやすくなっていた。何でも夫の実家が孫はまだ出来ないのかと迫っているらしい。でも、どんなに頑張ってもできない。その事に悩まされ二人とも疲れていたのだ。小さなすれ違いが重なり41は旦那よりもkiと過ごす時間の方が多くなっていった。
何が悪かったのか分からない、しかし悪いことは重なるもので、夕飯の身支度をする41の元に旦那が事故にあい亡くなったという連絡が入った。目の前が真っ暗になった。
気づけば葬式も何もかも終わっていて、目の前には故人になってしまった旦那が写真の向こうで笑っている。仏壇に縋り啜り泣く41に隣にはkiが肩をだいて「大丈夫だ、俺がいるだろ」と慰める。しかし、41の悲しみは深かった。未亡人となってしまった41だったが、夫に変わるようにしてkiが41の傍に立つようになった。何かと41を気にかけてくれるkiに、夫を無くし孤独な41はさらに心を開いていったのだが、ある日旦那が亡くなり3年がたった夏に事は起こった。毎月41は欠かさず墓参りにいくのだが、お盆の夏に珍しくkiも墓参りに付いてきた。そして線香をやる41をじっと見つめ「まだ好きなのか?」と訪ねる。「うん」と短く返事をすればkiは「俺は嫌い、41を置いてったくせに。」と悪態をつくものだから笑ってしまった。
kiは線香をやることも手も合わせることもせず、ただ墓を見ていた。
そうして家路につき41が仏壇に線香と手を合わせていると、kiがひしっと背中に甘えるように抱きついてくる。子供のような仕草に「なあに」と笑えば「さっきの続きだが」とkiが口を開いた。
「俺はこの男が嫌いだ。昔も今も。死んだくせにずっと41を縛ってる。」
「え?」
強い力に近くの花瓶が倒れた。仏壇に押さえつけられるようにして、kiが41に覆い被さる。おおきな身体、41をあっという間に追い越してしまった彼は既に子供から大人の体つきと顔つきになっていて。
「なあ、お前を残して死んでしまった男なんてもういいだろう?忘れろ。」
「は…」
「41は不妊治療をしてたよな、子供が欲しくて」
「な、んで知って。」
「有名だったさ、何せ腹が膨らむでもないのに婦人科なんて通ってればすぐ噂はたつ。なあ、頑張ってたよな。色々勉強もしてさ、じゃあ41は旦那が無精子症だったことも知ってたか?」
「へ?」
初めて聞く事実に41は目を見開く。その表情にkiは満足そうに愉快げに目を細めた。「知らなかったよな、だってあの男はそれを隠してたんだから。なのに自分のことは棚に上げて41をせめてた。酷い男だよなあ。そんな男のことを死んでも想う必要ないだろ?」
「うそ、嘘だ!」
「でも現に子供は出来なかっただろ、俺にとっては都合が良かったけどな。」
「でも、そんなハズない。俺が子が出来にくい体質だから…」
訳もなく涙が出た。その涙をkiが優しくぬぐい取る。
「信じられないなら、証明してみようか。あの男が無能だったこと」
「そ、んなのどうやって…」
「子が欲しいんだろう、41。きっと俺たちの子は可愛いぞ」
そう言って彼は鬱蒼と笑い41の肌へと手を這わした。可愛らしかったあの子はもうすっかり男の顔をしていて、抵抗しても力の差に叶うはずもなかった。「やめて!やめろ!」と声をあげても彼は笑うばかりで、旦那の仏壇の前で41は抱かれた。仏壇に縋るようにして手を前につき後ろからkiに抱き潰される。泣きじゃくる41をkiは愛おしげに見つめながら「ほら、気持ちいいなあ41ぃ。元旦那に見せつけてやろうな、俺たちの本物の子作り」と囁く。
まるで暴力のような快楽と燃え上がるような熱にぐちゃぐちゃに溺れる41は思考が上手く働かない。
気づいた時には腹の奥にどろりとした熱い液体が出されていてた。仰け反るようにピンと張った身体が脱力する。そのまま崩れ落ちそうになった41をkiが支えた。ハアハアと荒い呼吸、汗ばむ肌。終わるかと思った悪夢のような時間はkiが再び律動を始めたことで、間違いだったと知る。必死に逃げようとする身体を、kiは嘲笑うかのようにいとも簡単に引き戻しながら「おいおい、41ィ。駄目じゃないか。」と叱るように話す。
「ちゃんと孕むまで見届けて貰わないと。」
「!もっ…ゅるして゛!」
助けを求めるように仏壇を見上げる。そこには笑顔の旦那が41を見下ろしていた。ガタガタと律動により揺れる仏壇。41の助けと許しは故人に伝わる訳もなく、縋るような思いとはよそに、パタンと遺影が倒れた。涙が溢れて止まらない、悲しいのか快楽による涙なのか41には分からない。ただkiは嬉しそうに41を抱きながら「やっと俺だけの41になる。ざまあみろ。」と仏壇に向かって清々しい笑顔で吐き捨てた。
後日、41は無事念願の子供を授かったのだという。
めでたし、めでたし。