いただきます おはーで まよちゅちゅ「おっはー!!!」
耳元の轟音に目を開ける。視界にはマヨネーズ片手に満面の笑みを浮かべる同級生の姿が映った。
「おっはー七海!朝ごはんできてるよ、起きて!」
「あ、ああ…」
「食堂で待ってるからね!」
機嫌よく部屋を去る姿に、いつもこんなことしないだろうとか、そのエプロンはどこから持ってきた?とか言いたいことはたくさんあったが驚きすぎて声が出ない。そんな七海の疑問は灰原と入れ違いで入ってきた夏油によって解消された。
「仮呪怨霊『慎〇ママ』!?」
また懐かしいものを…と呆れる七海に夏油もだよねーと笑う。
「灰原と二人で某テレビ局の倉庫での任務だったんだけどね、訪問してもらえなかったことが悔しいマヨラーの呪いが集まっていたみたいで」
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