いちめんのひまわり▽ひまわり畑に行く話
▽go終わったぐだおとよくわからない存在になった王様が旅をしてる設定のやつ
▽ぐだキャスギル
『次の街に向かう前に、寄り道してもいいですか?』
『構わぬが、観光か? 珍しいな』
『はい、受付の人にオススメされて、気になったので』
『そうか。ならば我は』
『宿で待機、とか言わないでくださいよ? 一緒に行きましょう。そう時間はかかりませんから』
――――というのが、今朝の会話である。それから立香は荷造りをして、宿で朝食を食べ、バスを二つ乗り継いだ。どこが『そう時間はかからない』のか?
「王様、着きましたよ」
ガタゴトと今にも壊れそうな音を立てて走るバスが停まり、立香はギルガメッシュを促して網棚から荷物を下ろす。軽々と背負われる荷物の重さを、ギルガメッシュは知っているが、手は出さない。
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