ストブリの例のシーンの͛.*🍃sideストブリ終幕の裏で起きてた話
「失礼します」
森の元を訪れたの意外な人物。
其れはポートマフィアに属しながらも、首領である森を忌み嫌い、訪れる際は必ず相棒と共に参るほどに彼を敵対している人物、和葉。
「珍しいねえ、君が一人で私の元を訪れるだなんて」
「……尋ねたい事がありましたので」
にこやかな笑みを浮かべる森に対し、和葉というと、森から目線を逸らし自分を守るように胸の前で腕を組んでいる。
「私に答えられる事なら」
「では単刀直入に申し上げます。何故、”中原中也の過去”を私に見せたのですか?」
和葉の言葉に予想通りの質問だと森は思った。自分を忌み嫌っている彼女のその思いを上回るとしたら、それは相棒である中也に関する事以外は思い当たらないと、今日にでも彼女は自分の元を訪れると容易に推測していた。それでも、森はしらを切る。和葉の出方を見る為に。
2052