noa/ノア
DOODLE[風信&南風✈] アイスの食べ方がアレな風信機長というネタが聞こえたので落書きしました。健全に食べてるだけ……な、はずなんですけど……。
「ふぅ……あっつい……」
申し訳程度に椅子が置かれた狭い休憩スペースにやってきた風信は、腰を下ろすと手の甲で額の汗を拭った。一つ息をつくと、片手に持っていたアイスクリームバーの袋を破る。
「あ、風信機長」
タイミング良く現れるその声にはもう風信は驚かない。「おう南風。休憩か?」
「はい」
風信の向かいの席に腰を下ろした南風も暑そうに手でゆるく扇いでいる。
「アイス、いいですね」
風信が袋から取り出したバニラアイスのバーを見て南風が笑う。風信も笑って返す。
「やらんぞ」「わかってますよ」
サイズも濃厚さも従来品よりアップという宣伝文句に偽りはないらしい。うっすらとクリーム色がかった乳白色のバーはしっかりと太さがある。
2106申し訳程度に椅子が置かれた狭い休憩スペースにやってきた風信は、腰を下ろすと手の甲で額の汗を拭った。一つ息をつくと、片手に持っていたアイスクリームバーの袋を破る。
「あ、風信機長」
タイミング良く現れるその声にはもう風信は驚かない。「おう南風。休憩か?」
「はい」
風信の向かいの席に腰を下ろした南風も暑そうに手でゆるく扇いでいる。
「アイス、いいですね」
風信が袋から取り出したバニラアイスのバーを見て南風が笑う。風信も笑って返す。
「やらんぞ」「わかってますよ」
サイズも濃厚さも従来品よりアップという宣伝文句に偽りはないらしい。うっすらとクリーム色がかった乳白色のバーはしっかりと太さがある。
turb_shirotae
DOODLEひーす×前の賢者様のらくがき※匂わせ程度のヒ→前賢
「お前に恋人ができたら、どんなやつなんだろうな」
そんな声にヒースクリフは顔をあげた。隣に座っていた男性がこちらを見ている。その顔は鮮明に見えなくて、まるで焦点が合わない時のような気持ち悪さを覚えた。
「恋人、ですか?」
「そう。ヒースはさ、良いところの坊ちゃんなんだろ? だからいつかお前も恋人作って結婚してってするんだろうなーって思ったら、そいつはどんなやつなんだろうと思って」
そんな男の言葉にヒースクリフはそっと顔を逸らした。彼の言っていることはわかる。家を継ぐ貴族の嫡男として、いつかは妻をもらって子をなさないといけない。それでもまだ遠い先の話だと思いたくて、彼は黙りこんだ。
「嫌だな、俺」
男はぽつりと呟いた。その表情はわからないが、声色がほんの少し寂しげでヒースクリフは緊張した。
857そんな声にヒースクリフは顔をあげた。隣に座っていた男性がこちらを見ている。その顔は鮮明に見えなくて、まるで焦点が合わない時のような気持ち悪さを覚えた。
「恋人、ですか?」
「そう。ヒースはさ、良いところの坊ちゃんなんだろ? だからいつかお前も恋人作って結婚してってするんだろうなーって思ったら、そいつはどんなやつなんだろうと思って」
そんな男の言葉にヒースクリフはそっと顔を逸らした。彼の言っていることはわかる。家を継ぐ貴族の嫡男として、いつかは妻をもらって子をなさないといけない。それでもまだ遠い先の話だと思いたくて、彼は黙りこんだ。
「嫌だな、俺」
男はぽつりと呟いた。その表情はわからないが、声色がほんの少し寂しげでヒースクリフは緊張した。