ニャル様の癒し時間はぁなんで私が信者滅するとかいうこんなクソつまらん事しないといけないんでしょう…
私が人気すぎて私に魅力がありすぎるんで人間共が魅了されるのは仕方ないですけど面倒くさい信者共がオマケに居やがるのは嫌なんですよね〜
何よりもお父様に撫でて貰っていたさなかに呼ぶな

「シャンタ君〜後処理は任せましたよ〜」
「承知しました主(魔王様に撫でられてたの邪魔されて苛ついてるなぁ明日はマグロの刺身だすか)」
はぁシャンタ君に任せたからもう帰れるけどもうお父様は撫でてくれないだろうしなぁ…

何ていうか人間って言葉通じても話が通じない奴が多すぎるんですよね(特に信者がそう)
その愚かさで起きるすれ違いとか戦争が面白いですが行き過ぎるとつまらなく醜いものなんですよね〜

　西海岸のカラリと温かい空気は、気持ちまで軽くする。ロサンゼルスへのフライト明けの休息日、昼下がりの海岸沿いを軽くジョギングしていた風信は、ふと速度を緩めた。
　視線の先、歩道脇の柵に腕を置いて軽く寄りかかりながら下に広がる砂浜と海を見つめているのは──南風だ。
　見慣れているはずのその姿が、少しいつもと違って見えるのはラフな格好のせいか、それとも明るい陽射しのせいか。
　サングラスをかけていない横顔は、鼻筋がくっきりとして端正な輪郭を描いている。膝丈のチノパンから覗くふくらはぎは、遠目にも、過不足なく鍛えられ力強さを秘めているのがわかる。操縦席でペダルを緻密に踏むだけではもったいないほどに。
　ゆるりとしたTシャツを着たしっかりした上体。いつもはつい可愛い後輩として見てしまうが、こうして見るとやはり間違いなく大人の男性なのだと、そんな当然のことを感じてしまう。