yuki33510
PROGRESS《猗窩煉オンリーhoo13展示作品》🐈❄️くんと🔥さんシリーズ
『俺の美しい獣−プロポーズ編−』です。
この話は時系列では『俺の美しい獣−初夜の準備編』の前の話になります。
➡️『初夜の準備編』https://poipiku.com/3436998/10894891.html
全部で24ページのうち10ページまでの進捗を展示しています。 13
yosimiko0126yum
PROGRESS怪談話DDDです。
無題 バスに乗り、揺れに身を任せながら車窓を眺める。雨が理由なのか、乗客は少なくて閑散としていた。住宅街の合間に緑地が挟まり、時々に通行人が傘を差しているのが見える。乗り込む時に止んだはずの雨が、ふたたび降り出しているようだ。
乗客が少ないこともあって、車内は水を打ったように静かだ。とはいえバスの機動音は聞こえているから、まったくの無音ではない。ただ気にならないくらいの音しか存在しないから、静かだと感じているだけだ。
無音というのは、真の意味では静かになり得ないのだという。あまりにも静か過ぎると、大抵耳鳴りのようなものが聞こえてくる。そして、しまいには聞こえないはずの音を聞き、声を聞き拾い、言葉を耳にするのだそうだ。
1827乗客が少ないこともあって、車内は水を打ったように静かだ。とはいえバスの機動音は聞こえているから、まったくの無音ではない。ただ気にならないくらいの音しか存在しないから、静かだと感じているだけだ。
無音というのは、真の意味では静かになり得ないのだという。あまりにも静か過ぎると、大抵耳鳴りのようなものが聞こえてくる。そして、しまいには聞こえないはずの音を聞き、声を聞き拾い、言葉を耳にするのだそうだ。
xylophagous7
PROGRESS2025/2/22 ぽぅぽぅぽぅの日乍朝右界奇譚拾遺集 阿墨・委州
あと3本書くつもりでいた話の内の1本です
これ単体でも読めないこたあないので、せめて1本ということで投稿
乍朝右界奇譚拾遺集 ─阿墨・委州─阿墨・委州
──委州に曰く 墨の入りたる子を探すもの在り。其は白髪紅瞳の神仙なり、と。
日射しがきつく、されど短い戴の夏、どこかでじりじりと虫が鳴いている。
強い日光に目を細めたところで風が吹いて 夏らしい涼しげな白地の袍が翻った。
荷を地に置くと、彼は白い髪に紅い眼を目深に被った笠に隠して友人宅の戸を叩いた。
「阿墨、居るか?」
声をかけてから家の中をのぞき込む。陽光に照りつけられた屋外に比して、影でぽっかりと切り取ったように暗い室内はただ しん としている。
思いあたって あぁ、と声が出た。途中の畑にも姿を見なかったので、おそらく上庠へ行っているのだ。以前にも同じことがあった。その時は戸外で待っていたのだが、不審者がいると近所で騒ぎになったらしい。戻るまで中で待たせてもらうかと考えたところで背後から声がした。
7223──委州に曰く 墨の入りたる子を探すもの在り。其は白髪紅瞳の神仙なり、と。
日射しがきつく、されど短い戴の夏、どこかでじりじりと虫が鳴いている。
強い日光に目を細めたところで風が吹いて 夏らしい涼しげな白地の袍が翻った。
荷を地に置くと、彼は白い髪に紅い眼を目深に被った笠に隠して友人宅の戸を叩いた。
「阿墨、居るか?」
声をかけてから家の中をのぞき込む。陽光に照りつけられた屋外に比して、影でぽっかりと切り取ったように暗い室内はただ しん としている。
思いあたって あぁ、と声が出た。途中の畑にも姿を見なかったので、おそらく上庠へ行っているのだ。以前にも同じことがあった。その時は戸外で待っていたのだが、不審者がいると近所で騒ぎになったらしい。戻るまで中で待たせてもらうかと考えたところで背後から声がした。
shinokoko
PROGRESSかの有名な元フリーホラーゲーム ibパロ二初の続き ですかけたところから追加しております!
でも終わってないです💦 すみません
⚠️注意⚠️
“個性”無し世界(キャラの独自設定あり)
年齢操作あり
諸事情により、後々作中に既存キャラの名前(勝手に命名)が出てきます
パロに合わせるための原作ゲームの内容・キャラ設定改変
諸々、なんでも許せる方向けです!
Aの肖像(続き) 小部屋から出て先ほどブーケを食べた唇があったところへと向かう。しかしそこにあの唇は無く、扉が鎮座しているだけだった。扉の向こう側にもまた同じものがあるのではと身構えながらドアを開いたが、くぐり抜けた先にあったのは一面灰色の部屋だった。かなり広いその部屋は仕切りで先が見えない。しかし先ほど動き出して彼らを襲ってきた女の絵画と同じ物が幾つも並んでいる。
さすがに襲われた時の光景が記憶に新しく近寄り難い。ふたりは壁からなるべく離れるように進んでいった。壁に仕切られた区画の一面には新たな絵画が飾られている。絵の前面には新聞紙がばら撒かれ、傍らに鼻にランプを下げたゾウの像が置かれている。
『ねぇ。そこ、どいてくださらない?』
6640さすがに襲われた時の光景が記憶に新しく近寄り難い。ふたりは壁からなるべく離れるように進んでいった。壁に仕切られた区画の一面には新たな絵画が飾られている。絵の前面には新聞紙がばら撒かれ、傍らに鼻にランプを下げたゾウの像が置かれている。
『ねぇ。そこ、どいてくださらない?』