おかず
PROGRESS進捗駄目なまま明けてしまいました。うーん、今年も宜しくパンアイちゃん。ネームが切り終わり、とりあえず漫画本文31Pっぽいです。いや、別に特段多い数字でもないですが、弊環境に休日という高度文明がそもそも無い為、もう5月駄目かも分からんね…という気持ちで一杯です。南無。年末年始も元気に仕事しよ!マジで駄目なら8月かなあ。
折角久々にハマったしで、フェードアウトお蔵入りだけは何とか阻止したい;;
nanahashi777
PROGRESS 門倉雄大が、長年伸ばしていた髪を一思いに切ったのは、ちょうど今から五年が経過した頃だった。
1年目 眺望する海
寄せては返す波の動きを、門倉と梶はただ見つめていた。
空と海の境では、太陽光がどこまでも途切れない淡い橙色を差し込んでいた。時折、岩崖を削り取るような強い波が打ち付けてきたが、それでも二人は微動だにしなかった。潮の香りがいっそう強くなった。
風が舞い上がり、梶の着古した白いシャツを勢いよく揺らした。咄嗟に目を細め、顔を庇うようにして手を上げると、自身の隣で同じように風に揺れた門倉の黒く長いジャケットが視界の隅に入った。
梶は顔を上げて、上空へ飛び立っていく一機の白いヘリを見た。絶えず耳に入ってくるテールローターが空気を切り裂く音が、強く印象に残る。二人はついさっき、斑目貘と彼に連なる立会人達が、続々とヘリに乗り込んでいく後ろ姿を見たばかりだった。こちらへ向かって右手を力なく上げた貘の後ろ姿を、生涯忘れられないだろうと思っている。
113011年目 眺望する海
寄せては返す波の動きを、門倉と梶はただ見つめていた。
空と海の境では、太陽光がどこまでも途切れない淡い橙色を差し込んでいた。時折、岩崖を削り取るような強い波が打ち付けてきたが、それでも二人は微動だにしなかった。潮の香りがいっそう強くなった。
風が舞い上がり、梶の着古した白いシャツを勢いよく揺らした。咄嗟に目を細め、顔を庇うようにして手を上げると、自身の隣で同じように風に揺れた門倉の黒く長いジャケットが視界の隅に入った。
梶は顔を上げて、上空へ飛び立っていく一機の白いヘリを見た。絶えず耳に入ってくるテールローターが空気を切り裂く音が、強く印象に残る。二人はついさっき、斑目貘と彼に連なる立会人達が、続々とヘリに乗り込んでいく後ろ姿を見たばかりだった。こちらへ向かって右手を力なく上げた貘の後ろ姿を、生涯忘れられないだろうと思っている。
ゴンサン=カッショクスキー
PROGRESS1月26日オシュロル新刊① 進捗まとめ落書き漫画まとめが入稿完了メールきました!
順不同ですが作業進捗と完成のまとめです。
用紙とかインク色とかちょっと遊んでみたんで仕上がりが楽しみです
来年はファイルを時系列順に管理できるようになりたいですね
2025年もよろしくお願いします 20
rokuharinomado
PROGRESS来年3月にだす予定の「Habilis」というお話本文52ページの冒頭と途中を一部チラ見せです
いったい何が起きてるんでしょうか……⁉︎
描きたいもの詰め込んでるホラーになりました
引き続き作業すすめてまいります💪 8
羽神弓槻
PROGRESS今年中にあげることはできなかった・・・含光君×夷陵老祖のお話かきあげることが出来たら支部にあげる予定
掌中之珠掌中之珠
誰かが俺の名を呼んで肩を揺らす、その声は遠くに聞こえるーー何度も繰り返して呼ぶものだから重い瞼を開いた。
「魏嬰」
真っ白な世界が見える、そして真白な男の姿が見える。
「藍湛」
「すまないが起きて欲しい」
人の温もりが残る布団から引きずり出され魏嬰は寒さで体を震わせた。
「俺・・・まだ寝たい、あと寒い」
今何時だ、藍湛が身支度を終えてるから卯の刻か?
「火急な案件が入って私は出なくてはいけない」
「そうか・・・俺にかまわないで行ってくればいいだろう」
藍湛は首を振って俺に話す、そうだった忘れていた今日は藍先生の所に行かなければいけなかった。
「そうだったな、今から霊泉に連れてってくれるのか」
ダルイ身体を起こして魏嬰は寝台に足を出して座る、乱れた寝間着から肌が露出していた白い肌に痛々しい噛み跡、手首には縛られた跡と体中には赤い印が数えきれないほど残っていた。
6164誰かが俺の名を呼んで肩を揺らす、その声は遠くに聞こえるーー何度も繰り返して呼ぶものだから重い瞼を開いた。
「魏嬰」
真っ白な世界が見える、そして真白な男の姿が見える。
「藍湛」
「すまないが起きて欲しい」
人の温もりが残る布団から引きずり出され魏嬰は寒さで体を震わせた。
「俺・・・まだ寝たい、あと寒い」
今何時だ、藍湛が身支度を終えてるから卯の刻か?
「火急な案件が入って私は出なくてはいけない」
「そうか・・・俺にかまわないで行ってくればいいだろう」
藍湛は首を振って俺に話す、そうだった忘れていた今日は藍先生の所に行かなければいけなかった。
「そうだったな、今から霊泉に連れてってくれるのか」
ダルイ身体を起こして魏嬰は寝台に足を出して座る、乱れた寝間着から肌が露出していた白い肌に痛々しい噛み跡、手首には縛られた跡と体中には赤い印が数えきれないほど残っていた。
幸@こう
PROGRESSすろべり7話7話全部書けたらなくなります!
すろべり7話途中エアコンのきいた部屋を思い切って出ると、体中を熱風が襲った。それは名前を夏という。
「うだるような暑さとはこのことでしょうか」
巨匠が作り上げた美しい石像をそのまま体現したような彼、六弥ナギは日本姓を持ちながら、ノースメイアという北国出身であり、今年度の海外支部の新人の一人である。彼ら海外支部所属の新人となった者は、内定者研修を三月の早々に終えたのち、入社式もそぞろに海外の研修先まで出張することになる。ようやく研修を終えて帰国する頃には、日本はすでに夏といっても過言ではない気温だった。ナギの母国であるノースメイアは、オーロラの美しい国だと前に彼が言っていた。図らずも寒い国の出身である彼は、見目の麗しさとは裏腹に、眉根を寄せて暑さに打ちのめされていた。
5904「うだるような暑さとはこのことでしょうか」
巨匠が作り上げた美しい石像をそのまま体現したような彼、六弥ナギは日本姓を持ちながら、ノースメイアという北国出身であり、今年度の海外支部の新人の一人である。彼ら海外支部所属の新人となった者は、内定者研修を三月の早々に終えたのち、入社式もそぞろに海外の研修先まで出張することになる。ようやく研修を終えて帰国する頃には、日本はすでに夏といっても過言ではない気温だった。ナギの母国であるノースメイアは、オーロラの美しい国だと前に彼が言っていた。図らずも寒い国の出身である彼は、見目の麗しさとは裏腹に、眉根を寄せて暑さに打ちのめされていた。