(土井先生の今の生活に踏み込みすぎてはならない)
互いを大切に想う気持ちが形を変えたことを確かめ合ったが、暇ができ会いに行こうと思ってもそのような考えがよぎってしまう。
(恋仲になる前の方が気軽に会いに行けていた)
思わずため息が口をついて出る。
そもそも頻繁に会えるほど互いに時間は取れないし、生徒たち…なによりもきり丸との時間を大切にしてほしい。
血は繋がらずともあの2人は紛うことなき家族だ。
自身が寂しい思いをした経験をした分、余計にそう思う。
ただ今日は父である伝蔵の洗濯物を渡す用事があるのでタイミングが合えば会えはするだろう。
密かに心躍らせながら忍術学園へと向かった。

「あれ利吉さんじゃないすか」
忍術学園に入ると早速馴染みのある声に呼び止められる。

孤児がする勉強そぉいえば、どっかの文献でいにしえのチャイナの孤児は 飼われたり拾われたりした幼い頃から男も女も房中術を学ぶと読んだ記憶がある。(どこだったか忘れちゃた💦) それはどちらも貴族に奴隷として買われる事を前提に、房中術が上手いと貴族に飯を食わせて貰えるし暮らしが安泰になるかららしい。容姿が優れた房中術の上手い子は特別な暮らしが出来たそう。 ということは幾ら超人になるべく武芸の門を叩いた麺でも孤児なので"武人として大成出来なかった未来"を想定して老師が麺に房中術を教えてる可能性を考えたりなどしている。ただ老師なのであくまでも"教育"であり麺にも"当たり前の事"として学ばせて、麺が花を咲かせる事が出来ないかも知れない保険だとは言わないと思う。