【司類】ススメ【進捗】汗を流しながら走る神代類は、燦々と照り付ける太陽に炙られて今にも自分の肌から湯気が出そうだと感じ、脳裏に浮かぶ使い古された古典的なイメージにくすりと笑みをこぼした。
（フフ、どうしてこうなったのかな）
いや、笑えてくるのは今に始まった話ではない。類はアスファルトの地面を蹴りながら、しばらく前から自分が置かれている奇妙な状況と類に背中を向ける見慣れた金髪の青年の後ろ姿に思いを馳せ、走る足を止めずに自分の手元を見る。決して痛みを感じるほど強い力は込められていないが、やすやすと振りほどけるほど弱くもない力で、類の手首は青年の、――天馬司の掌に掴まれ、全速力で走る司に類は引っ張られているというわけだ。
（今日は暑いな）

D◯Cパロ…？になるのかよく分からない🐬🌸※お蔵入りしかかってたメモ
※多分これを元に書く…かも
※いつ書くかは未定

冒頭
両親を亡くした🌸、ある日突然見えない何かから追われるようになった。

序

🌸の両親はとある教団の純粋な信徒で🌸も教団に入団するようにと言われていたが、薄気味悪くなっていく両親を見て次第に離れて暮らすように。

しかし、事故で両親は亡くなったと教団の幹部から連絡がくる。

葬儀の後、幹部から両親からなにか預かってない？と聞かれるも思い当たらず知らないと答えてしまう。

その後ポルターガイストが頻繁に起こるようになり、とうとう命の危険を感じ逃げ出す🌸。

深夜雨の中、泥に塗れながらも街中を逃げていき、とあるネオンが目に入り転がり込むように中へと入る。

　──はい、あの夜はその……あ、録音しているんですか？では、名乗るところから始めます──

　私は桐生院葵と申します、（※アグネスタキオンのトレーナーの名前、以下Ａと記述）さんとは仲良くさせて頂いている方だと思います。と言うのも、Ａさんは真面目かつ変わり者……と皆から扱われてまして。実際はマイペースで優しい人ですよ、確かに少々変わったところはあると思いますが個性の範囲かと……
　ともかく、トレセン学園のトレーナー同士以上の関係ではあります。あの日も彼女と二人、私の部屋でお互いのんびりとお酒を飲みながらお喋りをしていました。23時半を過ぎた頃でしょうか、Ａさんが「おつまみとお酒買い足してくるね」と言って電子マネーのカードだけを手にしたので、近くのコンビニへと向かったのだと思います……あ、監視カメラの映像ですか……確かにＡさんです。