【カスリン】オメガバースキャプション：自認ベータのカスパル×オメガのリンハルト
残念ながらえっちなシーンはないです

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第二性と紋章の関連性にまつわる研究。今日のリンハルトは、それにすっかり夢中になっていた。アルファもオメガも世間的には珍しい側に入るはずなのだが、紋章持ちに限れば比率が逆転する。自分がそうであるように。
夜が明けきった頃、眠気に抗いながら外をふらつく。胸の奥が熱い。何かが足りない——かき乱してほしい。照り付ける日差しが、視界を切り裂くようだ。
リンハルトのヒートは個性的だった。普通のオメガなら引きこもるか、パートナーと愛に溺れて過ごすのだろうが、彼は違う。
「……なんだか暑くなってきちゃったな」
辺りを見回す。通りすがりの男と目が合う。

宇都木士郎的受难日宇都木士郎觉得自己今天点子背到家了。
早上闹钟没响睡过头，连早饭都没吃；急匆匆出门，车开出去三公里才想起家里空调没关；一路上每个路口都是红灯，急得他在车里抖腿；好不容易按时把自家偶像们送去拍摄，他回到休息室，发现房间侧面有一扇不知道通向哪儿的门，本着排除安全隐患的想法进去看了看——门后只是普通的储藏室，但那扇门，关上就打不开了。
士郎抓住门把手晃了几下，好像哪里卡住了，根本打不开。翻了一下手机通讯录，好像没有今天在这里的工作人员的联系方式，那就等一会儿拍摄结束他们回来，再求救叫人吧。虽然这个房间有点热，还全是灰尘，但今天拍摄时间也不长，士郎觉得自己能等，不用现在就想办法找工作人员。
早知道后面会发生的事的话，他绝对会想尽办法先脱身。

灰塵を食む。　聖火の灯を背に感じながらヨルンは選ばれし者として戦場の切っ先に立つ。”黒幕”が示唆する聖火教会への襲撃まであとわずか、ましろの雪の先に黒い怨嗟の足跡が聞こえてくるようだった。
　防備を固めるべく慌ただしく行き交う聖火騎士たちを尻目に、曇天の空にため息を吐く。嫌なゲームに乗ってしまったと、ヨルンは口が裂けても言葉にできない立場にあることに対しむしろ呆れていた。
　凶人の群れの総数は考えるだけでも頭が痛くなる。聖火騎士の総数、防備施設の配置、旅団メンバーの戦闘力や対応力。今まで研鑽を重ねてきたのはこんなことに対抗するためではなかったし、何よりもそうしたくはなかった。だがヨルン一人ではこれから引き起こされる惨劇を止められない。その惨劇を見過ごすことさえも、できない。