ほのの
DOODLE生足魅惑の酔っぱらい春の西風が俺たちを刺激する。セシリアの花の香に紛れたアルコール臭がモンド人の魂を揺らす今日この頃、モンドには露出狂が現れる。
俺はモンド人のはずだが、この光景を見る度に自身のアイデンティティに自信が無くなる。もう、慣れたものだ。
春の風物詩、酒に溺れた本能が暴れ出すのは、いつだって葉も空も碧々とした季節で、日差しも眩しい。夏はもっと清らかなものだと信じていた、幼い自分を羨んだ。
***
肌色の四つの手足が生えた、肉の塊は狂った旋律を口ずさみながらモンドの城下町を駆け下りる。駆け下りると言うより、時々つんのめって転がっていくので、ボールみたいだ。恐らく、その酒臭い口から奏でているのは、教会でよく使われる聖歌だと思われる。さぞ、風神も喜んでいるだろう。人間の姿は保って居るので、やんちゃなモンド人に違いは無い。酔った体で細い路地に入っても、コーナーを綺麗に走りきる脚力には感服だ。意外と追いつけない。正門から脱走していくのを止められず、小さな溜息をつきながら見守る。
1441俺はモンド人のはずだが、この光景を見る度に自身のアイデンティティに自信が無くなる。もう、慣れたものだ。
春の風物詩、酒に溺れた本能が暴れ出すのは、いつだって葉も空も碧々とした季節で、日差しも眩しい。夏はもっと清らかなものだと信じていた、幼い自分を羨んだ。
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肌色の四つの手足が生えた、肉の塊は狂った旋律を口ずさみながらモンドの城下町を駆け下りる。駆け下りると言うより、時々つんのめって転がっていくので、ボールみたいだ。恐らく、その酒臭い口から奏でているのは、教会でよく使われる聖歌だと思われる。さぞ、風神も喜んでいるだろう。人間の姿は保って居るので、やんちゃなモンド人に違いは無い。酔った体で細い路地に入っても、コーナーを綺麗に走りきる脚力には感服だ。意外と追いつけない。正門から脱走していくのを止められず、小さな溜息をつきながら見守る。
55Harukaze
DOODLE鬼徹✕出モグのクロスオーバー。アニメ始まる前に書き上げた。どっかで合ってそうだよね、あの2人。
「また、貴方ですか」
聞き覚えのあるその低い声のする方へ振り向けば、そこには姿形は人のそれ、だが、昔からの見知った顔がそこにあった。
「・・・・・・アンタさんらの仕事の邪魔はしてねーよ」
見た目は只の青年にしか見えないが、実際には自分たちの存在の次に古い生まれの地獄の鬼だ。
仕事では無いのだろう、記憶の中にある格好より幾分幼い格好をしたその男がチラリとこちらが手にしているランタンに視線を寄越した。
別にまだ何もしてはいないのだが、何だか後ろめたく、隠すように腰へそれを戻す。
「別に私も休暇でこちらに来ているので、これ以上とやかくは言いませんよ」
パーカーのポケットから取り出された最近は見掛けなくなった二つ折りのケータイのボタンをあちらが押せば何処かへ連絡しているようだ。
625聞き覚えのあるその低い声のする方へ振り向けば、そこには姿形は人のそれ、だが、昔からの見知った顔がそこにあった。
「・・・・・・アンタさんらの仕事の邪魔はしてねーよ」
見た目は只の青年にしか見えないが、実際には自分たちの存在の次に古い生まれの地獄の鬼だ。
仕事では無いのだろう、記憶の中にある格好より幾分幼い格好をしたその男がチラリとこちらが手にしているランタンに視線を寄越した。
別にまだ何もしてはいないのだが、何だか後ろめたく、隠すように腰へそれを戻す。
「別に私も休暇でこちらに来ているので、これ以上とやかくは言いませんよ」
パーカーのポケットから取り出された最近は見掛けなくなった二つ折りのケータイのボタンをあちらが押せば何処かへ連絡しているようだ。
にげちゃん
DOODLE吸パロテ青2本短編。テ青の再録をしてたら思いついたりしたのでささっと。前半は本編後のイチャイチャ(エチ手前くらいのR15)、後半は本編入る前にあったかもしれない関係性重視な話(※またしても何もしらない青空ちゃん)(テニキに倫理がないのでモブが死ぬ)。
本編と矛盾してないはず、なのでもしかしたら再録時に時系列で混ぜるかもしれない。お試しのらくがきです。 7840
tsu817_es
DOODLEhttps://x.com/tsu817_es/status/1940030914870092231のちょっとした続き(?) の燐一です。
直接的表現はありませんが、それっぽい雰囲気なのでワンクッション置いてます🙇♀️