やこだよ
DONE真経津と獅子神が踊る話。広義のまふしし。真経津と獅子神が踊るだけ 真経津晨には悪癖がある。悪癖というか、褒められない習性というか、個性というか。まぁ、コイツはとにかく飽きっぽい。
趣味を作るのが趣味なのかと思うほど真経津は次々と趣味を増やし、その全てに例外なく飽きる。こんな酔狂に付き合うのはコイツの担当銀行員くらいだと思っているし、実際コイツは御手洗しか巻き込まない。そう思ってた時代がオレにもありました。
かち、かち、という規則正しい音を刻むメトロノームは真経津が買ってきたものだ。無尽蔵に趣味を増やす人間に金を持たすものだからとにかくコイツは形から入る。そうやって形から入る真経津が社交ダンスのために揃えた全てが今、オレの部屋に散乱していた。
「新しい趣味が社交ダンスって……」
2110趣味を作るのが趣味なのかと思うほど真経津は次々と趣味を増やし、その全てに例外なく飽きる。こんな酔狂に付き合うのはコイツの担当銀行員くらいだと思っているし、実際コイツは御手洗しか巻き込まない。そう思ってた時代がオレにもありました。
かち、かち、という規則正しい音を刻むメトロノームは真経津が買ってきたものだ。無尽蔵に趣味を増やす人間に金を持たすものだからとにかくコイツは形から入る。そうやって形から入る真経津が社交ダンスのために揃えた全てが今、オレの部屋に散乱していた。
「新しい趣味が社交ダンスって……」
Si__Vales_Valeo
DONEFGOフェス2025ありがとうのポカぐだ♀ です。英霊召喚フォトスタジオはサーヴァントの映像が映るわけですが、テさんとぐだちゃんが一緒に写真を撮ります。
以前撮ったことあるのですが、慌てちゃってマシュのアナウンスはちゃんと聞けておらずうろ覚えです。
もう1本書いたらまとめてしぶに上げようと思います。夏イベ前に書き終えたいです。
ポカぐだ♀ / FGOフェス2025 / 英霊召喚フォトスタジオカーテンで仕切られた小部屋でテスカトリポカとふたりきり。録音されたマシュのアナウンスに従って正面のタッチパネルを叩く。画面に夢中のわたしの横でテスカトリポカは呆れ口調で言った。
「写真撮影って、この前もしたよな? 他のヤツと撮ればいいじゃねぇか」
とは言うけれど、『一緒に写真撮ってもらってもいい?』というわたしのお願いを突っぱねるでもなく、こうしてフォトスタジオまでついて来てくれている。そして撮影の準備をこうして隣に立って待っていてくれているのである。とても律儀だ。
「この前の写真、すごい引き攣った顔して映っちゃったんだもん。リベンジさせてよ、リベンジ」
肩越しに見上げた彼の顔にははっきりと興味がないと書いてある。「まぁいい。好きにしろよ」と、答えもすげない。
5167「写真撮影って、この前もしたよな? 他のヤツと撮ればいいじゃねぇか」
とは言うけれど、『一緒に写真撮ってもらってもいい?』というわたしのお願いを突っぱねるでもなく、こうしてフォトスタジオまでついて来てくれている。そして撮影の準備をこうして隣に立って待っていてくれているのである。とても律儀だ。
「この前の写真、すごい引き攣った顔して映っちゃったんだもん。リベンジさせてよ、リベンジ」
肩越しに見上げた彼の顔にははっきりと興味がないと書いてある。「まぁいい。好きにしろよ」と、答えもすげない。
kefuko
DONE🐈の子を育てる🌙の話。最終話。壬猫。現パロ。ようやく真実を伝えた🐈。首輪付きとは飼い猫になること。5. 首輪付きになりました「だから、彩胡はあなたの子ですよ。なんで疑ってるんですか」
突然の言葉に瑞月は混乱していた。
言い捨てて、ぷい、とそっぽを向いた猫猫の頬が心なしか膨れているように見える。
「ど、どういうことだ?」
「どう、って、そのままの意味ですよ」
瑞月は金魚のように口をぱくぱくとさせ、二の句を継げずにいた。
「だ、だがあの時…」
「そんなに私が浮気したことにしたいんですか」
「ち、違う、そうじゃない。あの頃、おまえは俺に知られないように男と会っていただろう」
瑞月の言葉に猫猫は眉を顰め、何かを考えているようだった。そして何かに思い当たったようで、「ああ、陸孫か」と小さく呟いた。
聞いたことのない男の名前に瑞月は奥歯を噛み締める。
3188突然の言葉に瑞月は混乱していた。
言い捨てて、ぷい、とそっぽを向いた猫猫の頬が心なしか膨れているように見える。
「ど、どういうことだ?」
「どう、って、そのままの意味ですよ」
瑞月は金魚のように口をぱくぱくとさせ、二の句を継げずにいた。
「だ、だがあの時…」
「そんなに私が浮気したことにしたいんですか」
「ち、違う、そうじゃない。あの頃、おまえは俺に知られないように男と会っていただろう」
瑞月の言葉に猫猫は眉を顰め、何かを考えているようだった。そして何かに思い当たったようで、「ああ、陸孫か」と小さく呟いた。
聞いたことのない男の名前に瑞月は奥歯を噛み締める。