sirome0_0
DONE守りたかった人フォルテヴィータの未来私は守りたかった、ただ、守りたかった。
街行く人の笑顔も、ずっと続くようにと願っていたの。
不吉な運命が水晶に映ったあの日どうしても何かに縋りつきたくなった。
それがたとえ、善なるものでないとしても。
それでこれからも、毎日が大好きな人たちのお祭り騒ぎのような日々を見つめていけるのなら。
どうしても、どうしても防ぎたかったあの火事を。
水晶に映ることを、全部話せていたら今日もいつもも通りの日々を送れていたのかもしれない。
だけど、今目の前に広がるのはどこまでも続く火の海。せめて私も一緒にと思ったのに…
どうやら私は連れて入ってもらえないようだ。
今日も私は水晶を撫でる。
この大好きな街、フォルテヴィータの片隅で。
大好きな人たちのことを思いながらきっと最期の日までこの街の未来を見つめていくの。
354街行く人の笑顔も、ずっと続くようにと願っていたの。
不吉な運命が水晶に映ったあの日どうしても何かに縋りつきたくなった。
それがたとえ、善なるものでないとしても。
それでこれからも、毎日が大好きな人たちのお祭り騒ぎのような日々を見つめていけるのなら。
どうしても、どうしても防ぎたかったあの火事を。
水晶に映ることを、全部話せていたら今日もいつもも通りの日々を送れていたのかもしれない。
だけど、今目の前に広がるのはどこまでも続く火の海。せめて私も一緒にと思ったのに…
どうやら私は連れて入ってもらえないようだ。
今日も私は水晶を撫でる。
この大好きな街、フォルテヴィータの片隅で。
大好きな人たちのことを思いながらきっと最期の日までこの街の未来を見つめていくの。
suzuki_cthulhu
DONE同居人げんみ×楽にワンクリックでBGMを聴けるようにしたかったのでココフォリアのワンクリックアクションを使って聞けるようにしてみた。前景も背景も変わります。この右側の画像は自分で作ったけど割とお気に入り。レイアウト難しすぎね…。
Zyatta_dreamer
DONEうちのマイハンのオルタとXのフォロワー様である狐無様宅のマイハンくんのグレイくんをお借りした作品になります。Xでの会話を元に書いたものになります。
一人で眠ることができない2人が一緒に眠るお話です。 1287
LuckyKanitama2
DONE現パロナタハンSS
◆アイス ある猛暑日。冷房の効いた室内に、カタカタと二種類の無機質なタイピング音が鳴っている。片方はレポート課題に苦戦する僕のもの。もう片方は持ち帰りの仕事に没頭する先生のもの。
「一人だと集中できないから一緒にいてください」なんて僕の言葉に、「仕事しながらでもいいなら」と先生は二つ返事で頷いてくれた。そういうわけで、いま僕は先生の部屋にお邪魔している。
一つの机でお互いに向き合う形でパソコンを開いて、淡々と指を動かす。時々ちらりと視線だけを向けて先生の方をうかがえば、ううん、と唸りながら眉を寄せている顔が見える。きっと大変な仕事なんだろう。それなのに僕の我が儘を聞いて一緒にいてくれる先生の優しさに、申し訳なさと抑え切れない嬉しさが胸を突いた。……かくいう僕も、さっきから文字が全く進まなくて溜息をついてしまっているのだけど。
1301「一人だと集中できないから一緒にいてください」なんて僕の言葉に、「仕事しながらでもいいなら」と先生は二つ返事で頷いてくれた。そういうわけで、いま僕は先生の部屋にお邪魔している。
一つの机でお互いに向き合う形でパソコンを開いて、淡々と指を動かす。時々ちらりと視線だけを向けて先生の方をうかがえば、ううん、と唸りながら眉を寄せている顔が見える。きっと大変な仕事なんだろう。それなのに僕の我が儘を聞いて一緒にいてくれる先生の優しさに、申し訳なさと抑え切れない嬉しさが胸を突いた。……かくいう僕も、さっきから文字が全く進まなくて溜息をついてしまっているのだけど。
ur_makome06308
DONECoC「腕に刻まれる死」卓報告スクショ!左からサービスエンジニアの梶山さん、生物学系youtuberで大学生の鳥居(自PC)、医学生の三村さんでした。
皆さんありがとうございました~!生きた(生還した)ぞ~!!
6subi_me_yui
DONE青木がイケメン枠じゃないことになんとなく納得できない薪さんと巻き込まれる波田野。※秘密パーフェクトファイルの短編ネタバレが少しあります
※青薪前提ですが青木は一切出てきません。 1113
R_mantankyan
DONEむんさんのイラストに小説をつけさせていただきました!風七です。アイスが溶ける前に大学の夏休みが直前に迫った頃。風真玲太は恋人である七ツ森実の家を訪ねていた。所謂、お家デートというやつだ。手土産にはちょっとお高めなアイスクリーム。付き合って初めての夏休みに風真玲太は浮かれていた。
「よぅ」
「いらっしゃい」
「あっついな」
「もう7月ですから」
家主である七ツ森実に招かれ、家の中に入るとひんやりとしたクーラーの冷気が風真を包みこむ。
「アイスクリーム買ってきた」
「マジか!食べたい」
「あとでな。その前にさ」
風真が七ツ森の大きな体をギュッと包み込む。
「実を補給させて」
「玲太……アイス……も、俺も溶けちゃうよ」
「それは大変だな」
クスクスと二人で抱き合いながら笑い合う。風真玲太はこんな時間が大好きだった。
911「よぅ」
「いらっしゃい」
「あっついな」
「もう7月ですから」
家主である七ツ森実に招かれ、家の中に入るとひんやりとしたクーラーの冷気が風真を包みこむ。
「アイスクリーム買ってきた」
「マジか!食べたい」
「あとでな。その前にさ」
風真が七ツ森の大きな体をギュッと包み込む。
「実を補給させて」
「玲太……アイス……も、俺も溶けちゃうよ」
「それは大変だな」
クスクスと二人で抱き合いながら笑い合う。風真玲太はこんな時間が大好きだった。
onikum0aru4
DONE『月は死んでも いっそう美しく』ある処刑人が美しい彼に心囚われる独白。
7/1より試し読み用サンプルに切り替えました。
全文は書籍にてお楽しみください。→ https://bokunonuime.booth.pm/items/6998615
グロ描写有りのためワンクッション置いてます。 10
さよりこ
DONEてむさんのイラストで書かせていただきました、七風です!てむさん素敵なイラストありがとうございました〜!!逢瀬『ゴメン! 急に撮影入った。また今度埋め合わせする』
待ち合わせの一時間前に届いたメッセージに、〝了解。仕事がんばれ〟と返す。突然予定のなくなった休日。何をしようかと考える。
家の掃除はこの間済ませてしまった。買い物も、不足しているものはない。高校から一人暮らしをするようになって、身の回りの事はたいてい出来るようになっていた。
「……散歩でもするか」
晴天が多いはばたき市は今日もよく晴れていた。
たまには、ひとりでこの辺を歩くのもいいかもしれない。
森林公園に足を踏み入れる。桜は散ってしまったが、まだまだ日差しは柔らかい。休日ということもあり家族連れやカップルとすれ違う。七ツ森は今頃仕事か、なんて考える。
1550待ち合わせの一時間前に届いたメッセージに、〝了解。仕事がんばれ〟と返す。突然予定のなくなった休日。何をしようかと考える。
家の掃除はこの間済ませてしまった。買い物も、不足しているものはない。高校から一人暮らしをするようになって、身の回りの事はたいてい出来るようになっていた。
「……散歩でもするか」
晴天が多いはばたき市は今日もよく晴れていた。
たまには、ひとりでこの辺を歩くのもいいかもしれない。
森林公園に足を踏み入れる。桜は散ってしまったが、まだまだ日差しは柔らかい。休日ということもあり家族連れやカップルとすれ違う。七ツ森は今頃仕事か、なんて考える。