sirome0_0
DONE柚木普の願い四番の世界の中で俺はただ、名前で呼んで欲しいだけなのに。
折角柚木普として生きる世界があるのに、ヤシロはずっと俺を花子くんって呼ぶ。
何度訂正しても、訂正しても、
「花子くん」
ほら、また…
「だから、俺花子くんじゃなくて普くんだってば。」
困った顔で、「あ、そうだった。」って言ってから次に会った時にはもう間違えてる。
俺が必死に四番の作った世界で周りに合わせて生きているのにそんなことお構い無しって感じだ。
「…ほんと、笑っちゃう。」
誰もいない体育館裏で一人で空を見ていた時にそう呟く。多分、普通だったら何度も名前を間違えるなよって怒って口も聞かなくなってしまうのかもしれない。それでも、毎回口を利いてる俺ってやっぱなんか変なのかもしれない。
477折角柚木普として生きる世界があるのに、ヤシロはずっと俺を花子くんって呼ぶ。
何度訂正しても、訂正しても、
「花子くん」
ほら、また…
「だから、俺花子くんじゃなくて普くんだってば。」
困った顔で、「あ、そうだった。」って言ってから次に会った時にはもう間違えてる。
俺が必死に四番の作った世界で周りに合わせて生きているのにそんなことお構い無しって感じだ。
「…ほんと、笑っちゃう。」
誰もいない体育館裏で一人で空を見ていた時にそう呟く。多分、普通だったら何度も名前を間違えるなよって怒って口も聞かなくなってしまうのかもしれない。それでも、毎回口を利いてる俺ってやっぱなんか変なのかもしれない。
shimanyan112
DONE森長可×マックスウェルの悪魔の小説です。『炎に誘われて』と『後がれる炎の行先』の続編にあたります。
なのでそちらを先に読むことをお勧めします。
流血表現がありますのでご注意下さい。
傷だらけの霧氷花「あぁ、もうどこまで行っちゃったんですか………」
険しい山道。
獣道すらない森は、昼の明るい時間だというのに陽の光が葉の隙間から微かに漏れる程度。
そんな中、先に走って行った人を見つけるのは至難のわざで。
まだ、彼の声が大きくて叫びに似た威圧感のある声が、森の木々の中を反響しながら聞こえてくる。
こちらはこの前から研究と請け負った仕事ばかりで、久々のレイシフト故に足取りもいつものようにはいかなくて。
根詰めていた分、彼が一緒にレイシフト出来なかったことに苦言を呈していた訳では無いが、ようやくと嬉しそうに満面の笑みを溢したことをつい思い出した。
でも、出発ギリギリまで締め切りのあった仕事をしたのは失敗だったとこの後に後悔することになるのだが。
12370険しい山道。
獣道すらない森は、昼の明るい時間だというのに陽の光が葉の隙間から微かに漏れる程度。
そんな中、先に走って行った人を見つけるのは至難のわざで。
まだ、彼の声が大きくて叫びに似た威圧感のある声が、森の木々の中を反響しながら聞こえてくる。
こちらはこの前から研究と請け負った仕事ばかりで、久々のレイシフト故に足取りもいつものようにはいかなくて。
根詰めていた分、彼が一緒にレイシフト出来なかったことに苦言を呈していた訳では無いが、ようやくと嬉しそうに満面の笑みを溢したことをつい思い出した。
でも、出発ギリギリまで締め切りのあった仕事をしたのは失敗だったとこの後に後悔することになるのだが。
Kai_sanbutu
DONE塗りがずーーーーーーっと迷走してるやばい。これ進んでるか???時間大丈夫そ???(だめです)(死)追記:進んでるはずなんですけどまだ柊もあるし籠もあるので頑張りたいです。 4