喰(じき)
DONEうちのマイ編纂者のチェリッシュ♀とXのフォロワー様であるやまち様宅のマイハンくんのイフェスティオ(イフ)くんをお借りした作品になります。この世界線では2人とも編纂者もハンターもしておりません。
Xでの会話を元に書いたものになります。
傷だらけで倒れていたイフくんと手を伸ばしたチェリッシュ。
シリーズ物で今回はそんな二人の出会いを描いた序章です。 3547
yomiya0910
DONE空助と鳥束がゲームしてる話。負けた方が罰ゲーム、というよくあるネタ。
中途半端なところで終わります。
コントローラーの連打音と、画面から響くインクの飛び散る効果音が、リビングに響いていた。
カウチソファの中央に腰を下ろした鳥束零太は、片足を立てて前のめりになり、大きなディスプレイに釘付けになっている。
スクリーンには、鮮やかな色のインクが縦横無尽に飛び交い、四対四のチームバトルが繰り広げられていた。
「よっしゃあっ!今ので三人目落としたっス!」
高揚した声がリビングに響き、鳥束は得意げに笑みを浮かべる。
コントローラーを握る手には力が入りすぎて、指先がわずかに白くなっていた。
額には汗がにじんでいて、湿った前髪が頬に張り付いている。
その隣で空助は、姿勢を崩したまま肘掛けに肘を預け、ディスプレイを横目に眺めていた。
3703カウチソファの中央に腰を下ろした鳥束零太は、片足を立てて前のめりになり、大きなディスプレイに釘付けになっている。
スクリーンには、鮮やかな色のインクが縦横無尽に飛び交い、四対四のチームバトルが繰り広げられていた。
「よっしゃあっ!今ので三人目落としたっス!」
高揚した声がリビングに響き、鳥束は得意げに笑みを浮かべる。
コントローラーを握る手には力が入りすぎて、指先がわずかに白くなっていた。
額には汗がにじんでいて、湿った前髪が頬に張り付いている。
その隣で空助は、姿勢を崩したまま肘掛けに肘を預け、ディスプレイを横目に眺めていた。
年中海開き
DONEイベントお疲れ様でした!奇人さんチームのおかげで二枚目を取る決意をしました。本当にありがとう、連勤に染みる、感謝……日々樹渉がおよそ二人分の体重背負ってる騎兎戦見たすぎる、サメの仮装といい騎兎戦といい、五奇人の愉快な絵面本当にありがとう。
聖龍@どや乳
DONERKRN怪談webオンリー「忍夜百物語」の掲載作品微妙に前回の話 https://poipiku.com/667625/12115286.html の続きです。
ついうっかり自分基準で配慮がすっぽ抜けてしまう雑渡さんの本当にあった怖い話(何)
本当にあった怖い話忍術学園の医務室は、夏の午後の柔らかな光に照らされ、乾燥させた薬草の匂いがほのかに漂っていた。
匂いの元となった薬草が乗った干し籠から、保健委員会の良い子達が慣れた手つきで選り分け、手が空いた子は包帯の巻き直しに勤しむ中、私は忙しい任務の合間をぬってふらりと立ち寄った。
伊作くんが恋人になってから、この医務室を訪れる機会が増えた。
いや、正確には少しでもいいから恋人の顔を見たくて、足が自然と向いてしまうのだ。
こうして付き合う前は、伊作くんからの熱烈な告白を断り、迫られても逃げ続けた身としては現金な限りだが、手を取ったからには伊作くんとの関係を心から大切にする事にしたのだ。
しかし今日はそんな穏やかな気分を少し裏切る展開になった。
2147匂いの元となった薬草が乗った干し籠から、保健委員会の良い子達が慣れた手つきで選り分け、手が空いた子は包帯の巻き直しに勤しむ中、私は忙しい任務の合間をぬってふらりと立ち寄った。
伊作くんが恋人になってから、この医務室を訪れる機会が増えた。
いや、正確には少しでもいいから恋人の顔を見たくて、足が自然と向いてしまうのだ。
こうして付き合う前は、伊作くんからの熱烈な告白を断り、迫られても逃げ続けた身としては現金な限りだが、手を取ったからには伊作くんとの関係を心から大切にする事にしたのだ。
しかし今日はそんな穏やかな気分を少し裏切る展開になった。
聖龍@どや乳
DONERKRN怪談webオンリー「忍夜百物語」の掲載作品ホラー作品のため、9月忍FESの新刊書下ろしから一部抜粋しました。
先行公開です。
百物語は室町から始まった文化だそうで、一ろのみんなはきっと好きそうだなと思って考えました。
付き合っている雑伊の話。
医務室にいる夏の暑さがようやく和らぎ始めた黄昏時、忍術学園の医務室は夕暮れのオレンジ色の光に染まっていた。
窓の外ではひぐらしの声が響き、時折裏山から吹き下ろす風が髪を揺らした。
今日、保健委員会の当番だった僕は、医務室内の薬の整理をしながら、同じく当番の伏木蔵と話をしていた。
「伊作先輩、実は今度ろ組のみんなと百物語をするんですよぉ? もし良かったら何かゾクッとするようなスリル〜なお話を教えてくれませんかぁ?」
煎じた薬や乾燥させた薬草を挟んだ油紙を丁寧に片付けながら、伏木蔵が目をキラキラさせて言う。
伏木蔵の言う「ろ組」とは、一年ろ組の日陰ぼっこが好きな生徒達だ。
確かに百物語にはぴったりの面子だなと思いながら、僕は少し考え込んだ。
7235窓の外ではひぐらしの声が響き、時折裏山から吹き下ろす風が髪を揺らした。
今日、保健委員会の当番だった僕は、医務室内の薬の整理をしながら、同じく当番の伏木蔵と話をしていた。
「伊作先輩、実は今度ろ組のみんなと百物語をするんですよぉ? もし良かったら何かゾクッとするようなスリル〜なお話を教えてくれませんかぁ?」
煎じた薬や乾燥させた薬草を挟んだ油紙を丁寧に片付けながら、伏木蔵が目をキラキラさせて言う。
伏木蔵の言う「ろ組」とは、一年ろ組の日陰ぼっこが好きな生徒達だ。
確かに百物語にはぴったりの面子だなと思いながら、僕は少し考え込んだ。