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PASTヤバ社長に「お願いではなく命令してる」という感じのを言わせたかっただけの小説。あとシャベリーさんが人間というのを知らなかった時なので怪人っぽく書いてしまった。
パワードスーツ型のごつい身体を縮こませ、鉤爪型の手で器用にパソコンのキーボードを叩いている。彼こそヴィランとしてその名を活動拠点の福岡ないし、全国にその名を轟かせる株式会社「悪の秘密結社」の社長であるヤバイ仮面。
常に社員の誰よりも先陣を切ってヒーロー達と相対するのだが、今はその覇気がまったく感じられない。
「おーい……メイド執事……」
顔を上げて、会社の部長でありヤバイ仮面の秘書も務めているメイド執事に情けない声で呼ぶ。
「自業自得です。いつも言っているではありませんか、決済書類等は余裕を持って終わらしておきましょう、と。なのに毎回、期限ギリギリ……夏休みの最終日まで宿題を溜め込む小学生ですか?」
けれど、メイド執事からぴしゃりときつい返しが帰ってきて、バイザーの目がバッテンになってがっくりと項垂れる。
7128常に社員の誰よりも先陣を切ってヒーロー達と相対するのだが、今はその覇気がまったく感じられない。
「おーい……メイド執事……」
顔を上げて、会社の部長でありヤバイ仮面の秘書も務めているメイド執事に情けない声で呼ぶ。
「自業自得です。いつも言っているではありませんか、決済書類等は余裕を持って終わらしておきましょう、と。なのに毎回、期限ギリギリ……夏休みの最終日まで宿題を溜め込む小学生ですか?」
けれど、メイド執事からぴしゃりときつい返しが帰ってきて、バイザーの目がバッテンになってがっくりと項垂れる。
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PAST最初にあげたやつの真子視点です。鈴の音が聞こえて真子は動きを止めた。
『……姫』
聞き慣れない固い切袴の声に、鞘を持つ手に力が籠る。『普通』の人間である真子にも分かる、何か得体の知れないものが近くに居る気がする。
また聞こえた鈴の音に今度は後ろを振り返る。
「──っ?!」
蒼いコートをはためかせて『それ』は其処に立っていた。
その人を見て最初に思ったのは蒼い人、なんて『普通』な感想なんだろうと後で後悔してしまうが、本当にその時はそれしか出てこなかった。
それよりも、剣道部に所属しているから分かる。
──彼は強い。
ただ立っているだけなのに隙が全く無い、僅かでも動けば即斬られる。そう思わせるだけの強さを持っている。
前に相対したヤバイ仮面の時なんて比じゃない、ヤバイ仮面よりも恐ろしい相手だ。
3960『……姫』
聞き慣れない固い切袴の声に、鞘を持つ手に力が籠る。『普通』の人間である真子にも分かる、何か得体の知れないものが近くに居る気がする。
また聞こえた鈴の音に今度は後ろを振り返る。
「──っ?!」
蒼いコートをはためかせて『それ』は其処に立っていた。
その人を見て最初に思ったのは蒼い人、なんて『普通』な感想なんだろうと後で後悔してしまうが、本当にその時はそれしか出てこなかった。
それよりも、剣道部に所属しているから分かる。
──彼は強い。
ただ立っているだけなのに隙が全く無い、僅かでも動けば即斬られる。そう思わせるだけの強さを持っている。
前に相対したヤバイ仮面の時なんて比じゃない、ヤバイ仮面よりも恐ろしい相手だ。
POI11718042
PASTドゲハイ頃に書いた小説をポイピクに移動させました。鈴の音が聞こえて真子は動きを止めた。
『……姫』
聞き慣れない固い切袴の声に、鞘を持つ手に力が籠る。『普通』の人間である真子にも分かる、何か得体の知れないものが近くに居る気がする。
また聞こえた鈴の音に今度は後ろを振り返る。
「──っ?!」
蒼いコートをはためかせて『それ』は其処に立っていた。
新しいヒーローが誕生した。
その話に修羅王丸は然程に興味は抱かなかった。全国津々浦々に流浪している身としては、各地で新しいヒーローの誕生は時折耳にするので珍しい事ではない──三年の間に立て続けにヒーローが誕生するのは珍しい事ではあるが。
そのヒーローがどんなものか、ヤバイ仮面がそのヒーローに挨拶がてらに一戦交えた様だが、そのヒーローについては『普通』と評していた。
1914『……姫』
聞き慣れない固い切袴の声に、鞘を持つ手に力が籠る。『普通』の人間である真子にも分かる、何か得体の知れないものが近くに居る気がする。
また聞こえた鈴の音に今度は後ろを振り返る。
「──っ?!」
蒼いコートをはためかせて『それ』は其処に立っていた。
新しいヒーローが誕生した。
その話に修羅王丸は然程に興味は抱かなかった。全国津々浦々に流浪している身としては、各地で新しいヒーローの誕生は時折耳にするので珍しい事ではない──三年の間に立て続けにヒーローが誕生するのは珍しい事ではあるが。
そのヒーローがどんなものか、ヤバイ仮面がそのヒーローに挨拶がてらに一戦交えた様だが、そのヒーローについては『普通』と評していた。
kyo
PAST【一気読み用】鳴かぬ蛍のブランケットまとめこっちの方がプレビューの画質が良いけど広告等で読みづらくオススメしにくかったので、読みやすいよう一つにまとめました。
一話ごとの方もサムネで話数が分かるよう後日変更しようかと思います。
※CPは出轟です 102
mitotte_kazu
PASTキスの日なので上げた時の日付がオチになる🦍と🐇さんの短いお話見舞 目を覚ますと病室のベッドの上だった。病院特有の匂いと白いシーツに包まれながら、記憶の糸を辿る。相棒のヴィエラとリスキーモブを狩っている内に負った傷からの出血が思っていたよりも多かったようで、倒れてしまったのを思い出した。傷口に目をやると、既に適切な処置が施され清潔なガーゼ類で保護されていた。
「おはよ?」
声の方に目をやると、手の中の林檎から目を離さず皮剥きに耽るヴィエラが備え付けの椅子に座っていた。時計に目をやり、おはようと返すには些か遅い気がして頷いて応える。
「痛くない?」
続け様の問い掛けに大丈夫だと返すと、よかったと頬を緩めた彼女が切り分けた林檎を差し出してきた。手を伸ばすとやんわりと引き離されたため、仕方なく口を近付ける。瑞々しい甘さが口の中に広がり、思わず頬が緩む。
1729「おはよ?」
声の方に目をやると、手の中の林檎から目を離さず皮剥きに耽るヴィエラが備え付けの椅子に座っていた。時計に目をやり、おはようと返すには些か遅い気がして頷いて応える。
「痛くない?」
続け様の問い掛けに大丈夫だと返すと、よかったと頬を緩めた彼女が切り分けた林檎を差し出してきた。手を伸ばすとやんわりと引き離されたため、仕方なく口を近付ける。瑞々しい甘さが口の中に広がり、思わず頬が緩む。
cotachiex
PAST過去絵フォルダを漁ったら描いた記憶にない張遼が出てきて焦った。2017年に…描いてる…?記載してあるIDは過去のもの。2枚目は元絵。漫画を描いてる最中は落描き含むイラストを描く暇がないので、こうやって過去絵を放流してお茶を濁している。 2momosodate
PAST2023年3月に発行しました本の描き下ろし再録です!当時お手に取ってくださった方々ありがとうございました!
3月の発行ということで卒業ネタで頑張って描いたお話です。
ショタよへがなかなか可愛く描けたと自負しております💕💕💕💕 7
momosodate
PAST三井誕を記念いたしまして(遅刻)2023年3月に発行しました本の描き下ろしの再録です。(同年8月再発行)当時お手に取ってくださった方々ありがとうございました!
※彼女ができたなどと言って、体育館に行く頻度を減らした水戸に不満を持つ三井の話の続きです 10