mitotte_kazu
PAST今ぐらいの時期に変わった飲み物を楽しむ🦍と🐇さんの短いお話檸檬 グランドカンパニーの納品を終え建物を後にしたルガディンは、初夏とも形容されそうな爽やかな日差しに顔を顰めた。明順応、という単語を思い出しながら足早に宿へむかっているとリンクシェルが鳴り響く。
「今どの辺?」
「溺れた海豚亭」
返答する間もなく尋ねてきた相手に苦笑しながら、見上げた建物の名を伝えた。丁度良かった!と弾んだ声が返ってきて、彼は首を傾げた。
呼び出されたマーケット付近のエーテライト横の日陰で、通信相手のヴィエラが涼しい顔で佇んでいた。手を挙げて挨拶すると、気付いた彼女に微笑みかけられる。
「何か予定あった?」
それを今聞くのかと苦笑した彼が首を振ったので、尚更好都合だと彼女は彼に歩み寄った。
2652「今どの辺?」
「溺れた海豚亭」
返答する間もなく尋ねてきた相手に苦笑しながら、見上げた建物の名を伝えた。丁度良かった!と弾んだ声が返ってきて、彼は首を傾げた。
呼び出されたマーケット付近のエーテライト横の日陰で、通信相手のヴィエラが涼しい顔で佇んでいた。手を挙げて挨拶すると、気付いた彼女に微笑みかけられる。
「何か予定あった?」
それを今聞くのかと苦笑した彼が首を振ったので、尚更好都合だと彼女は彼に歩み寄った。
fumidesuga313
PAST天上天下三井独尊6にて公開。2023年8月20日のインテックス大阪の天上天下三井独尊5で頒布した『ふたりのハナシ2』に収録されている書き下ろし🔞部分
18↑以上限定(y/n) 11
のめろう
PAST282「仁王くん、私何度も言いましたよね。制服を着崩すのは校則違反です」
もうあと幾分かで四時間目始まりのチャイムが鳴るというときに想像もしていなかった声が頭上から降ってきて仁王は少し驚く。
「なんでお前さんここにおんの。もう授業始まるじゃろ」
登校日数ギリギリを常に攻めている仁王とは違い柳生はウチの学校きっての優等生だ。そんな柳生が授業をサボるなんて到底考えられない。
「なんでって……次は体育でしょう?」
「お、おん体育やね?」
確かに次の授業は体育である。しかし仁王には次の時間が体育なことと、柳生がこんな時間にここにいることがうまく結びつかず首をかしげる。
目の前で首をかしげている仁王をみて柳生はわざとらしくため息をついた。
2328もうあと幾分かで四時間目始まりのチャイムが鳴るというときに想像もしていなかった声が頭上から降ってきて仁王は少し驚く。
「なんでお前さんここにおんの。もう授業始まるじゃろ」
登校日数ギリギリを常に攻めている仁王とは違い柳生はウチの学校きっての優等生だ。そんな柳生が授業をサボるなんて到底考えられない。
「なんでって……次は体育でしょう?」
「お、おん体育やね?」
確かに次の授業は体育である。しかし仁王には次の時間が体育なことと、柳生がこんな時間にここにいることがうまく結びつかず首をかしげる。
目の前で首をかしげている仁王をみて柳生はわざとらしくため息をついた。