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    Fringe_Weaver

    MOURNING過去にpixivに載せてたレイルア小説を手直ししたものです
    終わりが分からなくなったので供養します
    今後また気紛れに編集するかもしれませんが、周知することは無いです

    ※偽装結婚をする話、現パロです
    ※ルアンの祖母とアベンチュリンも少し出ます
    1) ルアン視点
    2) レイシオ視点
    3) 話し手視点
    あわい1)



    「初めまして。博識学会のべリタス・レイシオだ」



    博識学会とは、お祖母様が運営の一手を担っている学術組織です。目の前のべリタス・レイシオと名乗る男を知るお祖母様は、1度でいいから彼と会ってみないか、と私に紹介をしてきました。そう、見合いです。彼女は歳を重ねるごとに独り身の私を心配する事が多くなっていました。私はそれに家族らしく煩わしさを感じていたのです。正直なところ、今もこの先も興味はありませんでしたが、祖母の面倒の方が大きくなったので気休めに一先ず会うことを選びました。学会の方なら私を知らないということも無いでしょうから、私がどんな人間であるかも理解った上で会える方が面倒は少なく済みます。
    今は亡き両親の影、それに愛しさはあれど、自分が番になることなどは考えたこともありません。両親の死は私にもお祖母様にとっても大きな出来事でしたから、自身が先立つ身として1人残す孫娘が心配なお祖母様の意図は分からなくは無いのです。
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    GogaTuAMe2336

    MOURNINGダークロ💫のメインストーリー
    序章がないから分かりづらい
    ダークロが結成されてしばらく経ち、少しずつファンも増えていった。メンバー皆でお泊まりしながら曲を作り、路上ライブはどこがいいかなど話し合う事が日課になっていた。ダークロは少しずつ確実に成長していた。
    そんな中、ラキアの演奏が少しずつ元気のないものになっていた。

    きっかけはファンが放った一言だった。路上ライブ予定の場所に早めについたラキア。時間を潰そうと辺りを散歩していた時、ダークロのファンである2人組を見かけた。ライブに何回も来てくれる子たちだったので、顔を覚えていたのだ。もうすぐ始まるライブを待っているのだろうと思い、ラキアは2人に気づかれないように来た道を戻ろうとする。2人はダークロについて話しているようで、「ボーカルの声が可愛い」「音楽が好き」と褒め言葉が聞こえてきた。大事なメンバーが褒められていて、とても嬉しくなった。だが、「でもさ、ドラムの音ってちょっと合ってないよね」という発言にラキアの足が止まる。頭が真っ白になってそれ以降2人が何を話していたのか耳に入ってこなかった。しばらく立ち竦んでいると、「ラキアくん!」と自分を呼ぶ声が聞こえた。ハッと顔をあげると、つみきが手を振りながら笑顔でこちらに駆け寄ってきていた。慌てて笑顔をつくり、転びそうになったつみきを抱きとめる。そのままつみきに手を引かれてミツネともちゃろーと合流した。その日の路上ライブは無事終わり、次の練習日などの確認をした後に解散した。その日からラキアはファンが言ってた言葉と自分の楽器の腕についてずっと考えていた。
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