ポン酒
MOURNING妄想ポストを、夏らしいホラー風味に肉付けしたやつ。ガイアくんに「悪い子だ」って言って欲しかっただけです。
山の怪異あの夏のことを、今でも夢に見る。
蝉の鳴き声が妙に耳に刺さる日があると、胸の奥に、冷たい風のような何かが這い寄ってくる。
湿った土の匂いと、風の中に紛れたあの声。
あれはきっと夢なんかじゃなかった。
◆
たしか、小学四年の夏休みだった。
その日、俺は朝から妙に落ち着かなかった。
きっかけは、図書館で見つけた郷土資料の本だったと思う。
「地元の山には、地図に載らない沢がある」
「誰にも知られていない滝がある」
そんな曖昧な言葉が、子どもなりの想像力に火を点けた。
(もしかしたら、俺にも見つけられるかもしれない)
そう思った。いや、そう思いたかったのかもしれない。
クラスではいつも引っ込み思案で、ドッジボールは当たる前に逃げるタイプ。
3414蝉の鳴き声が妙に耳に刺さる日があると、胸の奥に、冷たい風のような何かが這い寄ってくる。
湿った土の匂いと、風の中に紛れたあの声。
あれはきっと夢なんかじゃなかった。
◆
たしか、小学四年の夏休みだった。
その日、俺は朝から妙に落ち着かなかった。
きっかけは、図書館で見つけた郷土資料の本だったと思う。
「地元の山には、地図に載らない沢がある」
「誰にも知られていない滝がある」
そんな曖昧な言葉が、子どもなりの想像力に火を点けた。
(もしかしたら、俺にも見つけられるかもしれない)
そう思った。いや、そう思いたかったのかもしれない。
クラスではいつも引っ込み思案で、ドッジボールは当たる前に逃げるタイプ。
ぴん3🍓
MOURNING『ドロップアンドヴァンパイア』KP:とくとくん
HO1/PL:白河 朝陽/僕
HO2/PL:マスティマ/mimuroさん
True ENDで終わりました~
21年12月からの縁で相方と回れました~
ありがとうございました~
小島🐬
MOURNING以前ワンライ用に書いてみたけどボツにしたやつ手と手 本当に付き合ってんのかな、俺が?あの及川と?とバスに揺られながら菅原は思う。
恋人らしいことは何もしていないので未だに実感がわかない。これから二人で会うということすら、なんだか信じられないような気がする。
それでも及川は、毎回ちゃんと待っている。バス停の横にまっすぐ立って、笑顔で手を振っている。真冬の暗い夕方に不釣り合いな存在感を放って。
カフェでたわいない話をしているだけで時間はあっという間に過ぎて、さっきのバス停の向かい側に並んで座ってバスを待つ。暖房のよく効いた店内とコーヒーの温もりはとうに消え失せていた。
辺りは真っ暗で静かで、自分の隣にいるのが誰なのか分からなくなるような変な気分になる。俺ってまだ及川のこと全然知らないなと思う。
639恋人らしいことは何もしていないので未だに実感がわかない。これから二人で会うということすら、なんだか信じられないような気がする。
それでも及川は、毎回ちゃんと待っている。バス停の横にまっすぐ立って、笑顔で手を振っている。真冬の暗い夕方に不釣り合いな存在感を放って。
カフェでたわいない話をしているだけで時間はあっという間に過ぎて、さっきのバス停の向かい側に並んで座ってバスを待つ。暖房のよく効いた店内とコーヒーの温もりはとうに消え失せていた。
辺りは真っ暗で静かで、自分の隣にいるのが誰なのか分からなくなるような変な気分になる。俺ってまだ及川のこと全然知らないなと思う。
ひとよ
MOURNINGカプ厨がSSを書いたよカプ厨はどうしても人口2名のうちよそカップリングの二次創作を読みたかったんだ
カプ厨にありがとうと言って
(ほいほよのカプ厨どもによる会話から生まれたパロ、あるいはifの幻覚です)
(幻覚なのにシナリオ本編のネタバレを含むかららんまげんみ❌)
(そもそもカプ厨の幻覚だから読まない方が良い)
(passはカプ厨が勝手に言い出したカプ名) 8242
コズチ
MOURNING祓魔師パロなんか前にどこかに上げた気がしてるけど見当たらなかったから上げとく
最近天使を見たと噂が流れている
かと思えばそれは悪魔だと言うものもいた
どちらが正しいかは分からないが村の者は皆教会へ足を運び壮年の牧師に話す
白く美しい天使だった、いやいや赤い角が生えていたアレは悪魔だ、様々な目撃情報に今にも喧嘩が始まりそうだった
そんな人々を止める声が響く
「どちらであれ、ここは神に祈りを捧げるところですよ」
争うのはおやめなさい、と静かに宥めた
その通る声と美しい顔に言い合っていたもの達は口を噤み謝る
「すみません牧師様」
「いいえ、分かっていただけたのならいいのです」
にこやかに微笑むその顔は後光が射しているかの如く輝き人々は手を合わせて拝んだ。その姿に困ったように目尻の皺を濃くさせて、祈りましょうと告げれば先程の言い合いが嘘だったかのように人々が祈りを捧げ始めた。
6987かと思えばそれは悪魔だと言うものもいた
どちらが正しいかは分からないが村の者は皆教会へ足を運び壮年の牧師に話す
白く美しい天使だった、いやいや赤い角が生えていたアレは悪魔だ、様々な目撃情報に今にも喧嘩が始まりそうだった
そんな人々を止める声が響く
「どちらであれ、ここは神に祈りを捧げるところですよ」
争うのはおやめなさい、と静かに宥めた
その通る声と美しい顔に言い合っていたもの達は口を噤み謝る
「すみません牧師様」
「いいえ、分かっていただけたのならいいのです」
にこやかに微笑むその顔は後光が射しているかの如く輝き人々は手を合わせて拝んだ。その姿に困ったように目尻の皺を濃くさせて、祈りましょうと告げれば先程の言い合いが嘘だったかのように人々が祈りを捧げ始めた。