いずは すずみ (出羽 澄泉)
MOURNING某きせかえゲーム(ID:1922086)でアートを作った際に脳裏に浮かんだSSでした。当時の投稿キャプションから少し修正しております。思春期真っ只中の少年少女が、たまに仲のいい同性の友人に対して生まれる、友情とも恋情ともつかない曖昧な想い。なんとなくそのイメージで作ってます。そんな少年少女が抱えた無邪気な独占欲って、いいよね…😳
【一次創作】傲 慢 いつだって学年一の美青年の隣にいる、茶髪のあの子。
穏やかな微笑みを浮かべる菖蒲色の青年に少しでも目を注げば、我に返った途端に、必ず彼の横にいた爛々と光る橙色の双眸と視線がかち合う。さきほどまで親友に向けた愛嬌あふれる明るい笑顔とはまるで別人かのように、こちらをじっと見詰めるその薄い笑みは、いっそ他者への拒絶すら滲んだように見えた。
(──────その感情の正体はきっと、大事なおもちゃを取られたくない子供じみた独占欲に似ている)
228穏やかな微笑みを浮かべる菖蒲色の青年に少しでも目を注げば、我に返った途端に、必ず彼の横にいた爛々と光る橙色の双眸と視線がかち合う。さきほどまで親友に向けた愛嬌あふれる明るい笑顔とはまるで別人かのように、こちらをじっと見詰めるその薄い笑みは、いっそ他者への拒絶すら滲んだように見えた。
(──────その感情の正体はきっと、大事なおもちゃを取られたくない子供じみた独占欲に似ている)
2020leapDAY
MOURNING同僚水。Xの相互様が呟いてた話を勝手に書いて勝手に放り投げるという愚行の上でできた話ですが、ご本人に書いちゃった報告した&メモから削除したいので供養白日「えぇ、俺ですか」
「何だ、不満かね。彼の事は知っているだろう」
「そりゃモト隣ですからね、知ってますけど……」
けど、の先には大量の意味が含まれている。苦手だ、とか、面倒だ、とか。厄介事に巻き込まれたくない、だとか。
隣に座っていた水木という男が、時貞翁の言葉に反応して即座に立ち上がり、社長室に消えてからの事を彼は詳しく知らない。どれぐらい喋っていたのかすら定かでない。気が付けば居なくなっていて、出張に出かけたとだけ後から聞いた。
いつも上司にしか土産買ってこないんだよなアイツ。
そういう媚びを隠さないところとか、同期である自分をあからさまに敵視しているところとか、値の張るPeaceを惜しげも無く吸うところとか、嫌いでは無かったが、向こうは別に自分の事は好きじゃないだろうと思っていた。
3875「何だ、不満かね。彼の事は知っているだろう」
「そりゃモト隣ですからね、知ってますけど……」
けど、の先には大量の意味が含まれている。苦手だ、とか、面倒だ、とか。厄介事に巻き込まれたくない、だとか。
隣に座っていた水木という男が、時貞翁の言葉に反応して即座に立ち上がり、社長室に消えてからの事を彼は詳しく知らない。どれぐらい喋っていたのかすら定かでない。気が付けば居なくなっていて、出張に出かけたとだけ後から聞いた。
いつも上司にしか土産買ってこないんだよなアイツ。
そういう媚びを隠さないところとか、同期である自分をあからさまに敵視しているところとか、値の張るPeaceを惜しげも無く吸うところとか、嫌いでは無かったが、向こうは別に自分の事は好きじゃないだろうと思っていた。
ぴん3🍓
MOURNING「あらかじめ結ばれた恋人たちへ」KP/KPC:宝条 叶恋/榎本さん
PC/PL:河宮 采希/僕
END_Aで終わりました~
3.5hで3C6Fの化け物になりました
中身はな~~~~るほどね…の気持ち
回してくれてありがとうございました~
ぱん(旧ブレッド)
MOURNING『世界がこんなに美しいなんて』没②どっちからの視点でも読めるようにしたかったやつ(出来なかった)
知らなかった。世界はこんなにも彩りに満ちていたのか。アイツと出会ってから自分の中の常識が変わった。自分しかいないと思っていた情熱の持ち主を見つけた。自分の隣に立ってくれるヤツを見つけた。それだけでここまで変わるとは思ってもいなかった。
「シンラ、」
「なんだよ。」
「シンラ、」
「何。」
「シンラ、」
「だからなんだよッ!」
「別に。呼んだだけだ。」
打ったら返ってくる言葉がある。打ったら響く言葉がある。小さな頃から求めていたものだった。
「アーサー、」
「なんだ。」
「アーサー、」
「どうした。」
「アーサー、」
「なんなんだお前。」
「別に。呼んだだけだっての。」
打ったら返ってくる言葉がある。打ったら響く言葉がある。それは救いにもなった。自分は誰かにとって、少なくとも相手にとっては必要な存在だと実感出来た。たまに行われる小さな小さな儀式。
398「シンラ、」
「なんだよ。」
「シンラ、」
「何。」
「シンラ、」
「だからなんだよッ!」
「別に。呼んだだけだ。」
打ったら返ってくる言葉がある。打ったら響く言葉がある。小さな頃から求めていたものだった。
「アーサー、」
「なんだ。」
「アーサー、」
「どうした。」
「アーサー、」
「なんなんだお前。」
「別に。呼んだだけだっての。」
打ったら返ってくる言葉がある。打ったら響く言葉がある。それは救いにもなった。自分は誰かにとって、少なくとも相手にとっては必要な存在だと実感出来た。たまに行われる小さな小さな儀式。
むくげ
MOURNING同じあらすじで小説書いてみよう企画の最後のお題用に書いたものです。TPルートエンド後フリスク女の子のサンフリですが、フリスク政略結婚な上に死にネタです。ご注意ください。枝分かれしたタイムラインの一つとして終わらせました。供養します。
ロストエンディング「サンズ」
ラタンのドレッサーに向かい、鏡の前に座っていた背中が振り返る。ヴェールを無造作に頭に被ったフリスクは、結婚式前夜だからといって特に変わることもなく、いつも通りに睫毛を伏せたまま静かに声を発した。
窓の外は暗い青色の夜が深まっている。フリスクの部屋の暖かな色の照明が、ぽっかりとこの部屋だけを照らしていた。
透けるヴェールの中のフリスクはサンズが記憶するより幾分か頬が細くなった気がした。
ここでじっとしているだけで時間は過ぎ、明日が来て、フリスクの結婚式が行われる。
相手は現在最もモンスター居住区を広く持ち、就業支援などに手厚い国の王太子にあたるニンゲンだ。
間違っても昔馴染の、ジョークが好きな、ふざけたスケルトンなどでは、ない。
4132ラタンのドレッサーに向かい、鏡の前に座っていた背中が振り返る。ヴェールを無造作に頭に被ったフリスクは、結婚式前夜だからといって特に変わることもなく、いつも通りに睫毛を伏せたまま静かに声を発した。
窓の外は暗い青色の夜が深まっている。フリスクの部屋の暖かな色の照明が、ぽっかりとこの部屋だけを照らしていた。
透けるヴェールの中のフリスクはサンズが記憶するより幾分か頬が細くなった気がした。
ここでじっとしているだけで時間は過ぎ、明日が来て、フリスクの結婚式が行われる。
相手は現在最もモンスター居住区を広く持ち、就業支援などに手厚い国の王太子にあたるニンゲンだ。
間違っても昔馴染の、ジョークが好きな、ふざけたスケルトンなどでは、ない。
くさかべ
MOURNING息抜きの割合が大きくなるってあるよねま〜〜〜た何も考えずに書いているので、どうなるかはわからない。
関係ないところでモリヒトがミハルに甘い。
パスは801
20250324 2219
kuroro4949
MOURNING° ° ° ° ° ° ° ° ° ° ° ° °Call of Cthulhu 6版
『MAD TRUFFLE CHOCOLATE』
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KPC / 狼谷 深白
PC / 天蝎 惑
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