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    (仮)

    たわし!?

    INFOこの過ぎ行く日々が終わらなければいいのにと、本当は思っていた。
    お前の名前を呼んだら——この旅は、どこへ向かう?



    金曜投稿予定のブロマンス導入です。

    過去温めていたBAD DOGS船パロディ読み切り(仮)ブロマンスです。
    カプ表現はありませんがブロマンスなので友情以上のなにかです。
    2年半ほど前に書き殴り、ちょくちょく書き直していましたが納得したため投稿に踏み切りました。
    夢の続き 潮風が、前髪を揺らしている。

     波の溶ける音、舟の駆動音、海のさざめき。心地よい揺れが全身を包んでいる。重い瞼を押し開ければ、長い長い夢を見ていたような気がしてくる。
     ああ、中身は何だったか。ただ暗闇をさ迷って、一筋の光が差して——そのほかは。照りつける太陽に瞳を突き刺されて霧のように消えてしまった。
     まばゆいばかりの陽光に体の型を取られてしまうような感覚に苛まれながらも、揺れる船体の上、上体を起こして周りを見渡す。青いばかりの空が広く、広く視界を覆っている。辺りはやけに静かで、鳥の声ひとつ聞こえない。板の上で長い時間を眠り込んでいたからか、節々を回してみれば少し痛むが体に異常はない。
     ただ広い海の真ん中に揺る船頭へ立たされていること。この船の舵を取る誰かがいること。今分かる全てはそれだけだった。
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    toiro_suzutuki

    DONE⚠血が出たり、倫理観のない表現があったりします。ご注意ください。

    7/13開催のおでかけ★亀城祭(仮)の新刊です。

    人生初小説です!至らぬところも多いと思いますが、お楽しみいただけましたら幸いです。

    コピー本の予定で、本には追加でエピローグ2Pと挿絵3枚がつきます!

    既刊の『キメラ大脱走』のスピンオフ、過去編小説です。
    本文は既刊を読んでいなくとも読めると思います。
    被験体337番の記録 白い床、白い天井、白い服、たまにやってくる黒いマスクの大きなひとと、あとはみんな同じかお、かお、かお。
     それがぼくの世界のすべてだった。

     いつだったか、マスクをしていない大きなひとに出会ったけれど、そのひともぼくとおんなじかおだった。
     ぼくらのかおはかわいいけれど、そのひとはぼくらよりシュっとしていて、すこしかっこよかった。さすがぼくのかお。

     だからきっと他のマスクの人たちもみんなおんなじかおをしているのだと思った。この世界はおんなじかおの人しかいないのだと。すてきなかおだからしょうがないね。

     だから今日、白いドアがウィーンと開き、マスクの人がつれてきた子のかおを見てぼくはさんかくの目がまんまるになるほどおどろいた。
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    TSKR_____

    MENUサンプルA5/200~300円予定(仮)
    東ソ06

    天使の奏斗は人間を救うことや会議に飽き飽きしていた。
    ある日天界を抜け出し地上におりると黒い毛玉とぶつかる。話を聞けば仕事をしない悪魔の主人のために、悪いことをしようとしている悪魔だった。
    おもしろそうな話に奏斗はその「悪いこと」を手伝いたいと申し出る。
    白いもこもこの天使と黒い悪魔とのドタコメディ!
    さあ、一緒悪いこと!
    悪いこと、って何?天使界は忙しい。訳じゃない。
    僕は風楽奏斗。どこから見ても天使だ。羽もあるし、輪っかもある。
    ないのはそうね、やる気だけ。
    僕がポケットから奇跡を出すのなんて容易いし、仔猫を拾って泣く少年に「神の御加護を」なんて言ったりしてた。まだスペシャルキュートなエンジェル時代。
    でも大人になって与えられる仕事も増えて、惰性で人間を見守って雲の角度やら奇跡の話をするのも正直飽き飽きしているのだ。
    「あ。いたいた。奏斗〜、さっき先輩に探されてたよ。行った方いいかも」
    同じ天使であり僕が一番可愛がっているセラフがこっそり教えてくれる。
    頭が良くて優しくてなんでも出来て、僕が信頼する友達。真面目に働かずに遊んだり出来るのはセラフのおかげでもある。
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    bktous

    MOURNING漫画にできないけどぼんやり考えてたの小説もどきにでもしようかなって。
    転生ってむずくないすか?環境や経験が違うとやっぱり同じにはなれないと思ってしまうけど、でも知ってるってどういうものなのかなって考えた話

    ▼読む前の注意点

    ●脹虎ではない
    ●イタドリも転生イタドリも結婚して子供がいる
    ●転生脹相(仮)にちゃんとした家族がいる
    ●絡みも一切ない本人達と思って読まない方が良い


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    転生した話きっかけは些細なことで

    授業の小テストをカンニングしようとした罰に友達と一緒に理科準備室の棚の掃除を手伝わされてホルマリン漬けの持ち心地に覚えがあるような?

    なんだっけこれ

    小指のささくれみたいになんとなく気になって
    その「?」が知りたくて紐をたぐりよせるように考えた

    家に帰ってスマホで動画をダラダラ見て過ごしたらささくれのことはすっかり忘れて
    季節ハズレのアルゴリズムで流れてきたハロウィン料理でウインナーでできた指のパスタを見てもとくに何の感情も無く
    日が経つ

    「ただいまー」
    大福を食べてる母さんがテレビに目を向けたままおかえりと声を返してくる
    「何食いよん」
    「山本のお婆ちゃんがくれたの」
    あんたも食べる?
    そう言って机の上の箱をこちら側に寄せてきた
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