お花見
sardine57817
CAN’T MAKE猪七ドロライ「お花見」用。設定は気に入ってるけど、幸せの方向で書けない。「桜はお好きですか?」
日本橋の桜並木の下を並んで歩いているときに七海サンがふと俺に漏らした。
「まぁ、普通ッスね」
お花見という名目で飲めや歌えやのどんちゃん騒ぎは嫌いではないし、春が来たなあとは思うけど特別な思い入れはない。
「七海サンはどうなんッスか?」
「さぁ、よくわかりません」
珍しく歯切れが悪い。
「十六桜という話があって死んでいく人の命をもって季節外れの桜が開花するという怪談なんですが……いけませんね、感傷的になってしまう」
忘れてください、と自分の感情をも切り捨ててしまいそうな言い方に少し胸が痛くなる。この美しさが誰かの犠牲の上に成り立ってるなんて俺は思いたくはないけど、誰かの影が見えてしまう七海サンにはこの季節はあまり好きではないのかもしれない。目の前では別れを惜しむように花びらが舞い散っている。なら俺がどうすべきだろう。 379
かっつぇ
PASTコナコン楽しかったから、過去絵晒してます。さっき上げた画像間違えたので上げなおしてます。
お花見行きたくて代わりにキッドに行ってもらったりしました。
気付けば今年も散っちゃって切ないですね! 5
pluto__iv
DOODLE夢腐 花見お花見の絵(https://poipiku.com/1791508/4120504.html)の補足な小説もどきの書き散らしメモ。
暫定版なので諸々調整するかもです。
花見「無惨くん、花を見にいかないかい?」
「歌人は花と恋しか頭にないのか」
「はは、でもこの度のは歌ではなくて……百数年越しにさ、一緒に見たいんだ」
せっかくだし着飾っていこうよ、と言って琥鴞は隣室から櫃を押して来た。中には男物、女物の着物が色様々に入っている。
「気合を入れても月明かりでは大して変わらんぞ」
「夜桜もいいけれど、今度は明るいうちに行きたいんだ」
正気か、と言わんばかりの顰め面で無惨は振り返る。却下も想定済みの琥鴞は動じない。
「この近くに立派な桜がある。昼間でも傘があれば問題なく往復できることはこの間試して分かっている」
穏やかに述べる琥鴞を、無惨は狂人でも見るような目で見遣る。
1661「歌人は花と恋しか頭にないのか」
「はは、でもこの度のは歌ではなくて……百数年越しにさ、一緒に見たいんだ」
せっかくだし着飾っていこうよ、と言って琥鴞は隣室から櫃を押して来た。中には男物、女物の着物が色様々に入っている。
「気合を入れても月明かりでは大して変わらんぞ」
「夜桜もいいけれど、今度は明るいうちに行きたいんだ」
正気か、と言わんばかりの顰め面で無惨は振り返る。却下も想定済みの琥鴞は動じない。
「この近くに立派な桜がある。昼間でも傘があれば問題なく往復できることはこの間試して分かっている」
穏やかに述べる琥鴞を、無惨は狂人でも見るような目で見遣る。
pluto__iv
DONE夢腐 お花見🌸女無惨様に黒以外の着物を着せたかった。
日の光を忌む無惨様をどうにか説き伏せて散歩に行って欲しい。昼間への腹立たしい・厭わしい、恐ろしいって意識を、久方振りにその中に身を置くことによって、いずれ克服して服従させてやるって闘志ややる気(殺意ともいう)に変えさせられたらいいな。
具体的な目標を都度確認するのってだいじ。琥鴞くんと一緒に死の周辺事象と向き合ってみようね。
htgw_h
MOURNINGガスウィル小話 お花見のつもりで書いたけど迷走したのでここに供養…―デートしないか?断られるかな、とあまり期待せずに口から出た誘いの言葉は、彼の「いいけど、」という小さな声によって受け止められた。その意味がすぐには理解できなくて、ガストはぽかんとウィルを見つめる。
「なんだよその顔」
「えっ、いや…まさかOKしてくれるとは思わなくて」
「…断ってほしかったならそうするけど」
「いやいやまさか!嬉しいに決まってるだろ」
目をそらして呟くウィルに慌てて弁解して、「どこに行きたい?」と前のめりに問いかけた。彼の気が変わらないうちに予定を立ててしまいたい。
紆余曲折あり、ガストとウィルが恋人同士になったのはいくらか前のことだ。が、未だ恋人らしいことはしたことがない。お互いまともな恋愛経験がない同士、少しずつ進んでいければ良いと思ってはいるが、最初の一歩を踏み出したかった。
ちらりとこちらに目をやったウィルは、ひとつ咳ばらいをしてから、覗き込むように首をかしげてガストを見つめた。その蜂蜜色の瞳は、いつも自分に向ける鋭さとも他の同期に向けるような柔和さとも違い、どこか試すような光を宿している。
「夜桜」
「…ん?」
「夜桜が見に行きたい」
1593
pagupagu14
DONE #キスディノ版ワンドロライ報告会@KD_1drwr
お花見(桜)/誕生日 で書きました!
※ブラオスのブラッドとキースが会話するシーンがあります
Will you marry me ? キスディノ
誕生日に結婚うんぬんかんぬんの話書いてしまうのが私の性癖というか好きなシチュエーションだよなって書きながら気づきを得ました。Will you marry me キスディノ
(楽しそうだなぁ…)
安っぽい缶ビールを飲みながらキースの口元は弧を描いていた。
今日はディノの誕生日、最初はジュニアの提案でサプライズで祝おうかなんて案も出ていたのだがそれを下げさせたのはキースだった。ディノはサプライズをするのは好きだがされるのは苦手とする人間だった。それこそ上手に隠し通せたのなら問題はないのだがジュニアやキースと言ったメンツがいるなら上手く隠すことは不可能で、それで変に避けられてディノが傷つくことが目に見えていた。だからこそサプライズをやめ、ディノにどんな誕生日パーティがいいのか聞くことにしたのだった。するとディノは「お花見パーティーがしたい!」なんて言うものだから今日がディノの髪と同じような薄ピンク色をした花びらを散らせる木の下、集めるものだけ集まってパーティーを行なっている。ディノが好きなピザと少しのサイドメニューと共に。視線の先にいるディノは多くの仲間たちに囲まれて楽しそうに見えた。
「そばに行かなくていいのか」
「…ブラッド」
キースの横に座り同じようにビールを飲む姿を似合わない、と思いつつキースは少 2200
バタ.
DONEfateの桜の誕生日✨ピンクが背景の逆抜きのは、桜の笑顔のイラストがこれしか見つからず…でも、お花見出来ますね🌸
てで、剥がし切り絵のは、金縁のを見て、なんか違うなぁと暫く考えて、赤が欲しいと思って再び作業。
後は細かい修正して完成ですが、折角の誕生日なので🎂🎉 3
Phantom
MAIKING【花よりらんぽ!おまけ】※過去if話
らんぽさんとふくざわさん+αがお花見行くお話
2年ぐらい前に支部で投稿したお話のエピローグ的なもの
元々加筆修正した上で再録本を作ろうとしていたため、支部には書かれていないネタ含まれています福沢はふと、道路を挟んで反対側の歩道に視線をやった。先程別れた女学生が、少年と一緒に歩いているところだった。どうやら進む方向は福沢たちとは逆方向のようだ。
女学生も気づいたようで、「あら!」と声を上げた。
「おじさんも、お連れさんと合流できたのね」
「貴方の方も見つかったようだな」
「何?知り合い?」隣で女学生に一瞥した乱歩が、不思議そうに呟いた。
女学生の連れと思われる子供は、髪の毛とやたら頭に巻いている包帯で表情が分からないものの、その幼き顔からはこちらを気にしているように思えた。
乱歩たちが証言していた『自殺好きの少年』なのだろうか。
そう考えると、彼がどこか名残惜しそうにしているようにも見えた。
「じゃあ私たちはこれで」女学生が会釈をして福沢たちに別れを告げた。
向こう側の二人が背を向けたところで、福沢も向きを変えた。
織田だけが、その場に突っ立ったままで遠ざかっていく二人の背を見つめていた。
「太宰!」
急に織田が声を張り上げた。驚いた女学生と少年が遠くから振り返る。
「俺たち、これから咖哩食べに行くんだけど!今度お前にも食べさせたいから、」
ここで織田は言 945