お花見
祠崎 蒼
DONE団長と学者猫と、/フィオル+アイラ 友情弊団長フィオルが学者猫アイラにフォトスポットのお花見場でもてなされる話、を目指した文。
イベントタグお邪魔しました、有難う御座いました。
(24/8/31)画像差し替えました。 7
ななめ
DONE広瀬と入江。お花見の話です。まだ広瀬が敬語です。次回から『お互い名前呼び』『タメ口』になります。
桜咲く 桜の写真を撮るのは難しい。
広瀬はスマホの画面を覗き込みながら悩んだ。公園の桜は今が盛りで、園内には何組もの家族や友人グループがいる。絵を描く人もいれば犬の散歩をする人もいる。霞がかった淡い水色の空と、柔らかな午後の日差し。どこからか花の香りを運ぶ風。大学の春休みが終わる最後の週末に、広瀬は入江とお花見を兼ねた散歩に来ていた。
こうやって二人で桜を見るのは初めてだ。せっかくだから入江と一緒に見ている桜の姿を残したい。記録魔の広瀬はときおり日記に写真を貼りつけている。どうせなら印象的な一枚を、と思うのだが、全体を撮ろうとすると中心をどこに置けばいいのか分からず、花をアップで撮ろうとすると輪郭が飛んでしまう。画面の中で花は明るく輝いていた。
1924広瀬はスマホの画面を覗き込みながら悩んだ。公園の桜は今が盛りで、園内には何組もの家族や友人グループがいる。絵を描く人もいれば犬の散歩をする人もいる。霞がかった淡い水色の空と、柔らかな午後の日差し。どこからか花の香りを運ぶ風。大学の春休みが終わる最後の週末に、広瀬は入江とお花見を兼ねた散歩に来ていた。
こうやって二人で桜を見るのは初めてだ。せっかくだから入江と一緒に見ている桜の姿を残したい。記録魔の広瀬はときおり日記に写真を貼りつけている。どうせなら印象的な一枚を、と思うのだが、全体を撮ろうとすると中心をどこに置けばいいのか分からず、花をアップで撮ろうとすると輪郭が飛んでしまう。画面の中で花は明るく輝いていた。
シン/今年もプロメア見れる嬉しい
TRAINING #GlLo_1draw1write_決戦ワンドロお題【氷/お花見/見たいって言ってただろ?】
ガロにとっての花はもちろんリオで、リオにとってのガロは太陽で命を守って育ててくれるものという含みです。
mdk_and
INFOプリキュアフードアンソロジー「デリシャスごはんパーティー」連動ネップリのご案内アンソロ掲載のプリキュアオールスターズ漫画の内容と連動して、プリキュアたちのお花見シーンのフォト(イラスト)をネットプリントでおすそ分け!
サンプル画像から選んで好きな枚数をプリントしていただけます
ローソン、ファミリーマート、ポプラ
ユーザー番号 BPM7QDAGWM
L版 30円
フチあり印刷推奨です 5
mamono_sonpo
DOODLE【絵日記】2022年4月4日~2022年4月10日分
こちらは、お花見週間でした。
4日は、修正し、Twitterに覇者アートとして、再掲載しました。
7日は、2月17日の続きです。
10日は、1d1wで、カミラファミリーに挑戦してみました。
写真やシールなどを使ったり、様々な方を描いてみたいと思っていたりします。 11
44_mhyk
DONE【ブラネロ家族】ある晴れた春の日に#ブラネロ親子1weekドロライ
お題「お花見」で書きました。家族が花見にいく話。
@brnrfamily_drwr
【ブラネロ家族】ある晴れた春の日に 朝からネロはご機嫌だった。朝起きると、もう部屋のキッチンにはいなくて、ジュニアは眠い目を擦りながら厨房まで遠征した。いつもなら、少なくともジュニアが起きる頃にはまだ部屋のキッチンにいて、おはよう、を言ってから厨房に行くのに。
「ネロ?」
「お、ジュニア起きたか。おはようさん。ネリーはまだ寝てた?」
「うん、父ちゃんと一緒に寝てる」
父ちゃん、とは、自分にそっくりな方の父親、ブラッドリーのことだ。
同じ名前をもつ父をブラッドリー、と呼ぶのがなんだかくすぐったくて、ついいつもブラッドリーの方を父ちゃん、と呼んでしまう。
実際は、ネロもブラッドリーも父ちゃん、なのだが。
ジュニアはネロのエプロンが好きだ。白いシャツはゆったりとしていて、エプロンと一緒に腰のあたりで括られてしゅっとする。シャツの背中のたゆみと、その下のエプロンの細いシルエットがなんかかっこいいと思うのだ。
3568「ネロ?」
「お、ジュニア起きたか。おはようさん。ネリーはまだ寝てた?」
「うん、父ちゃんと一緒に寝てる」
父ちゃん、とは、自分にそっくりな方の父親、ブラッドリーのことだ。
同じ名前をもつ父をブラッドリー、と呼ぶのがなんだかくすぐったくて、ついいつもブラッドリーの方を父ちゃん、と呼んでしまう。
実際は、ネロもブラッドリーも父ちゃん、なのだが。
ジュニアはネロのエプロンが好きだ。白いシャツはゆったりとしていて、エプロンと一緒に腰のあたりで括られてしゅっとする。シャツの背中のたゆみと、その下のエプロンの細いシルエットがなんかかっこいいと思うのだ。
ゆりお
DONEお題「お花見」宵越と人見 春の陽気の中、真新しい制服に身を包んだ少年少女たちがひしめいている。そんな人混みをかけ分けて、ジャージ姿の一人の在校生がふらふらと姿を表した。
「宵越君、チラシ分けて〜」
疲れ切った顔をした人見は、チームメイトに声をかける。
「なぜかどんどん人が寄ってきてすぐなくなっちゃって……」
そんな彼に、宵越は渋い顔を向けた。
「どうしたの?」
こちらを睨みつけたまま動かない彼に首を傾げ、人見はその手元を見やった。
「まだ余ってるよね?」
「なんでお前ばっかり……」
「えっ?」
食い縛った歯の隙間から漏れ出す呻き声。宵越の手に力が篭り、『カバディ部、新入部員募集中!』と書かれた勧誘チラシに皺が寄る。
「なぜだ……俺のチラシの何が気に食わねえっていうんだよ!?」
1305「宵越君、チラシ分けて〜」
疲れ切った顔をした人見は、チームメイトに声をかける。
「なぜかどんどん人が寄ってきてすぐなくなっちゃって……」
そんな彼に、宵越は渋い顔を向けた。
「どうしたの?」
こちらを睨みつけたまま動かない彼に首を傾げ、人見はその手元を見やった。
「まだ余ってるよね?」
「なんでお前ばっかり……」
「えっ?」
食い縛った歯の隙間から漏れ出す呻き声。宵越の手に力が篭り、『カバディ部、新入部員募集中!』と書かれた勧誘チラシに皺が寄る。
「なぜだ……俺のチラシの何が気に食わねえっていうんだよ!?」
にしはら
DONE耀玲お花見話。くっつく寸前のもだもだした期間融けない淡いあまやかさ 警視庁捜査一課へ捜査関連資料を届けに行くのは、専らマトリの下っ端である私の役目だった。
今日も仕事の昼休憩をいただく際に、関さんから申し訳なさそうに頼まれて二つ返事で了承する。最近はデスクに齧りついている時間が多く、運動不足になりがちな身体を動かすには丁度いい。戻りは遅くなっても構わないからと、課員への寛大すぎる気配りをしてくれる上司に深く頭を下げて、庁舎から警視庁への道を徒歩で向かう。
「耀さん? 朝から見てないなー」
「昨晩から明朝にかけてはいましたよ、恐らく仮眠を取りに行ったのでしょう」
服部班のメンバーたちは事もなげに激務の片鱗を口にするので、思わず苦笑してしまう。
「そうですか、関さんから頼まれていたものだったので本人に直接渡したかったのですが……。思い当たる場所を知りませんか?」
3661今日も仕事の昼休憩をいただく際に、関さんから申し訳なさそうに頼まれて二つ返事で了承する。最近はデスクに齧りついている時間が多く、運動不足になりがちな身体を動かすには丁度いい。戻りは遅くなっても構わないからと、課員への寛大すぎる気配りをしてくれる上司に深く頭を下げて、庁舎から警視庁への道を徒歩で向かう。
「耀さん? 朝から見てないなー」
「昨晩から明朝にかけてはいましたよ、恐らく仮眠を取りに行ったのでしょう」
服部班のメンバーたちは事もなげに激務の片鱗を口にするので、思わず苦笑してしまう。
「そうですか、関さんから頼まれていたものだったので本人に直接渡したかったのですが……。思い当たる場所を知りませんか?」
hagi_pf
DONE雨クリワンドロ4/2お題:お花見多分付き合ってる雨クリ
ユニットでの仕事の帰り道。最寄りの駅へと向かう道すがら、見事な桜並木を見つけた三人は、思わず足を止めた。
「へえ、行きは気づかなかったけど、綺麗だねー」
「ちょうど見頃ってところだな」
この後は予定している仕事もない。寄り道するのもいいだろうと、三人の足は吸い寄せられるように並木道へと向かった。両脇に植えられた桜は満開を迎え、時折はらりと花びらを落としている。
「桜といえば、やはりサクラダイの話は欠かせません!実は漢字の桜鯛と片仮名のサクラダイは別種の魚でして……」
「桜を前にしても、クリスさんは相変わらずだねー」
桜もそこそこに、いつものように話し始めたクリスに、隣の想楽が苦笑した。
桜に囲まれるクリスは、本人の持つ華やかな容姿も相まって大層絵になっている。一方で当の本人の意識は桜ではなく海へと向いてしまっているのがちぐはぐで、どこか面白い。
1355「へえ、行きは気づかなかったけど、綺麗だねー」
「ちょうど見頃ってところだな」
この後は予定している仕事もない。寄り道するのもいいだろうと、三人の足は吸い寄せられるように並木道へと向かった。両脇に植えられた桜は満開を迎え、時折はらりと花びらを落としている。
「桜といえば、やはりサクラダイの話は欠かせません!実は漢字の桜鯛と片仮名のサクラダイは別種の魚でして……」
「桜を前にしても、クリスさんは相変わらずだねー」
桜もそこそこに、いつものように話し始めたクリスに、隣の想楽が苦笑した。
桜に囲まれるクリスは、本人の持つ華やかな容姿も相まって大層絵になっている。一方で当の本人の意識は桜ではなく海へと向いてしまっているのがちぐはぐで、どこか面白い。
sy_leg
DONE雨クリワンライ 4/2お題『お花見』いつも通り雨→クリな感じです。
「少し散歩をして帰りませんか?」
そう古論に誘われたのは都内のスタジオでの撮影を終え、帰宅しようとしていた時だった。
「散歩って…今からかい? もうじき夜になるが」
「駅まで少し遠回りをする程度ですよ。勿論、雨彦の都合が良ければ、ですが」
プロデューサーは別件の打ち合わせがあると言ってテレビ局に向かった後であり、北村は今日は珍しく兄が定時で帰って来るのだと言って足早にスタジオを出ていた。口にするのは厳しい言葉が多いが、なんだかんだで兄のことが好きらしい北村の様子を雨彦も古論も微笑ましく思いながら見送ったのはつい先程のことだ。
スタジオのスタッフを除けば古論と二人きりなのだと意識したところで、そういえば以前もこんなことがあったなと思い出す。
1460そう古論に誘われたのは都内のスタジオでの撮影を終え、帰宅しようとしていた時だった。
「散歩って…今からかい? もうじき夜になるが」
「駅まで少し遠回りをする程度ですよ。勿論、雨彦の都合が良ければ、ですが」
プロデューサーは別件の打ち合わせがあると言ってテレビ局に向かった後であり、北村は今日は珍しく兄が定時で帰って来るのだと言って足早にスタジオを出ていた。口にするのは厳しい言葉が多いが、なんだかんだで兄のことが好きらしい北村の様子を雨彦も古論も微笑ましく思いながら見送ったのはつい先程のことだ。
スタジオのスタッフを除けば古論と二人きりなのだと意識したところで、そういえば以前もこんなことがあったなと思い出す。
秋月蓮華
DONEコズメズのお花見風景コズメズの花見昼は暖かく、夜は寒い。
寒暖差がとても激しいのだけれども、
それでも確実に冬は遠のいて、春がやってきている。
「桜が咲いてるな」
「もっと咲くんだろうな」
矢戸乃上珂波汰と双子の弟である矢戸乃上那由汰は用事の後で立ち寄った公園で咲いている桜を見つけた。親子連れが楽しくピクニック形式で桜を眺めている姿もあれば年を取ったスーツ姿の男が死んだ顔で桜を眺めていたりもする。
那由汰がはしゃいだ様子で桜を見上げている。
(花見ってなんか食ったほうがいいんだよな)
「珂波汰?」
「なんか食うか? 花見ってそういうもんだろ」
外食をするだけの金はポケットの中に入っている。
「それなら雷麺亭のラーメンがいい」
「花見と一緒には食えねえだろ」
428寒暖差がとても激しいのだけれども、
それでも確実に冬は遠のいて、春がやってきている。
「桜が咲いてるな」
「もっと咲くんだろうな」
矢戸乃上珂波汰と双子の弟である矢戸乃上那由汰は用事の後で立ち寄った公園で咲いている桜を見つけた。親子連れが楽しくピクニック形式で桜を眺めている姿もあれば年を取ったスーツ姿の男が死んだ顔で桜を眺めていたりもする。
那由汰がはしゃいだ様子で桜を見上げている。
(花見ってなんか食ったほうがいいんだよな)
「珂波汰?」
「なんか食うか? 花見ってそういうもんだろ」
外食をするだけの金はポケットの中に入っている。
「それなら雷麺亭のラーメンがいい」
「花見と一緒には食えねえだろ」