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    くろむ

    ミヤシロ

    完毕クロムが風邪を引いたお話。ゆるめのクロシエです。
    クロムの性格がアニメとは大きく違っていて「誰ですかこの人」状態ですが、大目に見てください。
    明後日はシグルメイン回ですね。過去のペンドラゴンにも触れられるようですし、楽しみです。
    あなたのそばに 銅田産業の専務室にて夕刻、クロムはマネージャーを交えて専務と顔を合わせていた。
     先日のバトルの勝利への労いと、来週のエキシビションマッチについての打ち合わせだ。と言っても実際は専務が上機嫌でクロムを持ち上げるだけで、生産性のある会話は無いに等しかった。専務の戯画谷はビジネスとしてペンドラゴンを支援するのみであり、ベイブレードの発展やブレーダーの生活に関しては毛ほども気に掛けていない。クロムもまた調子のいい男の胸中を知り抜いていて、打ち解けているようでいて内心早く終われと思っていた。
    「来週もこの調子で頼むよ、クロム君!」
    「ええ。……必ず勝ちます」
     クロムはチームメイトならばわかる愛想笑いを、ほとんどの人間に悟られぬよう自然に浮かべる。彼はアマチュアの頃から外面を取り繕う術を身に着けており、取るに足らぬ話にも表面上は好意的に応じられるのだった。
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    S_Na3_Na03

    供养久しぶりに小説を描こうとして力尽きたヤツ。

    クロムを喜ばせたくて変装も兼ねて女装したエクスだけど、女装姿が可愛すぎて注目を集めてしまい、それにクロムが嫉妬してホテルに連れ込んでエクスを一方的に…、でもエクスがクロムの為に女装したって知ってラブラブハッピーエンドになる♥

    って話が書きたかった残骸です…(;´д`)
    女装えくすの話「クロムってボクのこと好きじゃないのかなぁ…」

    銅田産業のベイブレード練習ルームにて、バトルを終えたシグルとエクス。ひと息ついていると、ソファーに膝を抱えて座っていたエクスがポツリと呟いた。

    「そんなこと、ないと思うけど…」

    シグルはそんなエクスを立ったまま見詰め、淡々と冷静に返事をした。しかしクロムがエクスを愛してやまなことを知っていたシグルは無表情ながらも内心ではエクスの言葉に驚いていた。

    「どうして、そう思うの?」
    「だって最近のクロムって仕事ばかりで全然遊んでくれないじゃん…」
    シグルはもう何度もエクスのこの不満を聞いている。
    「それは…」
    エクスの仕事を代わりにクロムがしているから、と言いかけてシグルは止めた。この言葉ももう何度もエクスに言っているからだ。クロムとエクスのことは2人の問題であって自分が口を出すことではないとシグルは考えていた。
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    ミヤシロ

    完毕バーンと石山のお話。
    また香水のお話です。先月クロムの匂いがどうのと騒いでいましたので、つい書いてしまいます。実は現在も香水ネタでお話を考えていたり。
    彼の香りは 石山タクミが不死原バーンと会う約束をしたその日、バーンは珍しく遅刻してきた。
    「すまない。待たせてしまったね」
     いつもは早い時間に二人とも待ち合わせ場所に到着しているか、あるいはバーンの方が早いくらいだ。石山は“珍しいな”と意外に思うものの、相手に怒りや苛立ちを覚えはしなかった。バーンはベイバトルの時間には度々遅れていたが、石山との約束の時間を破ったことは今日以外に一度もない。そもそもほんの数分の遅れであってバーンが謝るほどでもないのだ。石山は謝罪をさらりと受け入れ相手が向かいに座るのを見つめる。優美な男性の所作は美しかった。
     二人はバーンがマウンテンラーメンを買収して以来定期的に顔を合わせ、互いの近況を報告し合う間柄となっている。彼等の関係は実に良好で、石山のまとう空気も彼が出せるものの中では穏やかである。彼は引退の窮地を救われたがゆえバーンに少なくない恩義を感じている。たかが数分の遅刻で文句を言う気は毛頭なかった。
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    ミヤシロ

    完毕ペンドラゴンのお話。アニメ71話の内容を含みます。
    お話を書くにあたって香水を購入しました。某ショップではお試し用が販売されていて便利です。
    Velvet Orchid(Tom Ford)、Mojave Ghost(Byredo)、Arancia di Capri(Acqua Di Parma)
    Velvet~は男性でも使えるらしい。かなり強め。クロムには甘すぎるかも。イメージ香水って難しい。
    夢か現か 気がつけばクロムはベッドに寝かされていた。
     瞬きをし、ぼんやりとしたまま目を開けると、記憶にない天井が翠の双眸に映る。“お目覚めですか”と声を掛けられそちらに視線を遣れば、線の細い若い男が背を向けて本を読んでいた。穏やかだが隙のない男とは面識がなくクロムは相手の名を知らない。男と会話を交わすものの彼は疲労困憊のあまり意識を保てず、すぐさま再び昏睡状態に陥った。
     その後どれほどの時間が過ぎただろうか――再度憶えなき天井を見、クロムはようやく己が連れ去られたのだと理解した。
     頂上決戦で倒れた彼は担架に運ばれ、本来ならばXタワーの医務室に搬入されるはずだった。だが正体不明の者の手に落ち、彼は世間的には行方不明という扱いになった。常人ならば事実を知ったならば恐慌をきたすであろう。あるいは警察に訴え出るか。しかし彼は平然とした表情でもって異常事態を受け入れ、得体の知れぬ者に対しても感情の揺らがせはしなかった。
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