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    たま

    ヒサヤA伝

    MEMOgrokに、ミタロイの若かりし頃、まだこれからミタロイになるけどもうミタロイではある(??)みたいなの書いて貰った〜
    2人任務でちょっとロイエが怪我するやつ
    ミッタマは、誰にも懐かなさそうな高級デカ猫が自分に気を許していく過程を堪能してるはず
    密林の絆密林の深部に差し込む陽光は、幾重にも重なる葉の層によって遮られ、薄暗い緑の影を地に投げかけていた。湿気を帯びた空気は重く、装甲服の下で汗が滲むのを感じながら、ミッターマイヤーは慎重に足を進めた。隣を歩くロイエンタールの姿は、静謐でありながらも鋭い気配を放ち、彼の存在がこの過酷な戦地において一つの安心感を与えていることに、ミッターマイヤーは内心で気付いていた。

    二人はまだ出会って間もない。共に二十代前半、帝国軍の若き士官として戦場を駆け抜ける中で、自然と互いの力量を認め合うようになっていた。上官からも「二人揃えば戦績が上がる」と評され、今回、選抜偵察隊として敵地であるこの密林に派遣されたのだ。武器を手にし、装甲服に身を包んでいるものの、敵の装備や戦力は未知数であり、地理に通じた相手に対して不利は明らかであった。それでも、二人は白兵戦に長け、罠や仕掛けを見抜く眼力を持ち合わせていた。
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    YOUNANA0123

    DOODLE今描いてるえろ漫画1枚(何の脈絡もない)の前段の話をぐろっくに書いてもらった。だって話は考えてるけど漫画で描こうとすると長いんだもん。
    ミタロイで、ミッタマをロイが看病する話
    めんどいからほぼ直しなし。
    しかしほのぼので終わってるのになぜ突然エロに?という疑問は解消されない。
    優しさの裏側帝国暦489年、春の気配がまだ遠いある日の夕刻。執務室に差し込む淡い光の中で、ウォルフガング・ミッターマイヤーは書類の山に埋もれていた。普段なら「疾風ウォルフ」の異名にふさわしく、迅速かつ的確に仕事を片付ける彼だが、今日は様子が違った。顔に浮かぶ疲労の色、時折こめかみを押さえる仕草、そしてかすかに震える指先。それを遠くから見つめる金銀妖瞳の男、オスカー・フォン・ロイエンタールは、内心で苛立ちと心配が交錯していた。
    ロイエンタールは机に寄りかかり、腕を組んだまま低い声で言った。「ミッターマイヤー、いい加減にしろ。顔色が悪い。さっさと仕事を切り上げて帰れ。」その口調は冷たく、まるで命令のようだった。だが、彼の青い左目と黒い右目――金銀妖瞳と呼ばれる美しい異色の瞳――は、ミッターマイヤーをじっと見つめ、心配の色を隠しきれていなかった。整った顔立ちに長い黒髪が揺れ、どこか近寄りがたい気品を漂わせる彼の美貌は、執務室の空気を一層重くした。
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    huwasao

    PROGRESSバレンタインに上げる予定だった、ライヤン前提の皇帝+双璧他の途中。pixiv連載中のたまゆら〜でライヤンEndの先のイメージですが、皆生存してて反逆も起きてないIFの世界線話として、生暖かい目で見て貰えると助かります。この先ビッテンやミュラーが出て、最後にライヤンのR18のつもりです。書けたら頑張ります。本編がまだヤンが帝国に着いてすらいないので、こちらも頑張ります。
    たまゆら〜ライヤンEnd後のバレンタインIFこんな喜びを隠さない陛下、初めて見たな。

    実に珍しい光景に、皇帝首席副官のアルツール·フォン·シュトライト中将は、暫し逡巡する。手元の紙の束を、今渡すか渡さないかである。非常に迷ったが、渡さないことには話が始まらないので、当初の予定通り、執務机に座す皇帝の前に書類を差し出した。
    いつもなら直ぐに目を通し始めるラインハルトだが、条件反射で受け取りはしたものの、全く視線が動いていないことに、シュトライトはやれやれと内心溜息を吐く。 

    「ーーー陛下。私は暫し席を外した方が良うございますか?」
    「っ!?何だ突然?」

    いや、何だと言われても。
    さも意外と見上げてくる若き皇帝だが、手に取った書類はくしゃりと悲しい音をたててるし、明らかに動揺しているのが見て取れる。
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