はじめてのチュウ
626_ju
DOODLE🕶🐈⬛がはじめてのチュウする話。すけべ気分で書いてるけど多分スケベじゃない。
🕶はうんしか喋らん。
🕶🐈⬛_
「っ…、ふ、…ンっ」
雰囲気に酔って、お互い見つめあって、多分きっと、そうだろうって瞼を閉じて口に触れる感覚を待った。待った通り、 柔いそれが押し付けられて、じんわりと幸福感が身体を支配する。イメージ通りの『恋人』らしいことをしていると思うと、羞恥心で熱がおさまらない。けれど、それでもどうしようもなく幸せで、どうにかなりそうだった。気づいたら啄むような動きになって、お互いがお互いを求め合っていて、満たされた。ふぅ、と息をついて少し呼吸を整えて。また彼と目が合った時、ふ、と口角を上げて微笑まれると忘れていた羞恥心が顔をのぞかせてきて思わず俯いてしまった。手が頬に触れて、ああ、来る、と思ってぎゅっと目を閉じて再び、あの幸福感の温もりを待っていた。
985「っ…、ふ、…ンっ」
雰囲気に酔って、お互い見つめあって、多分きっと、そうだろうって瞼を閉じて口に触れる感覚を待った。待った通り、 柔いそれが押し付けられて、じんわりと幸福感が身体を支配する。イメージ通りの『恋人』らしいことをしていると思うと、羞恥心で熱がおさまらない。けれど、それでもどうしようもなく幸せで、どうにかなりそうだった。気づいたら啄むような動きになって、お互いがお互いを求め合っていて、満たされた。ふぅ、と息をついて少し呼吸を整えて。また彼と目が合った時、ふ、と口角を上げて微笑まれると忘れていた羞恥心が顔をのぞかせてきて思わず俯いてしまった。手が頬に触れて、ああ、来る、と思ってぎゅっと目を閉じて再び、あの幸福感の温もりを待っていた。
chiocioya18
DONEタケ漣 はじめてのちゅう(でぃーぷ)れんの無知シチュどれくらいまで許されるかしら…の試行錯誤です
ちゅーしかしてません
はじめての恋人がコイツになるだなんて、思ってもみなかった。それについてはコイツだって同じだろうけど。
お互い恋愛には疎い人生だったから、付き合うといってもぎこちなく探り探りだ。それでもなんとかキスまではこぎつけた。唇を触れ合わせるだけの生易しいキスは、それはそれで幸福感はあるが、最近はちょっとだけもの足りない。
「おい」
「あァ? なんだよ…」
今日も俺の部屋に上がり込み適当にテレビをザッピングしていたコイツに呼びかける。恋人同士になっても相変わらず口を開けば喧嘩腰だが、黙って見つめていれば気配を読むのが上手いコイツは察して目を泳がせだす。「チッ」とひとつ舌打ちをよこすと、ぎゅっと目を瞑って身を硬くした。いわゆるキス待ち顔、というには力が入りすぎているけれど、大人しく待つようになっただけこれでも慣れてきた方だ。
2396お互い恋愛には疎い人生だったから、付き合うといってもぎこちなく探り探りだ。それでもなんとかキスまではこぎつけた。唇を触れ合わせるだけの生易しいキスは、それはそれで幸福感はあるが、最近はちょっとだけもの足りない。
「おい」
「あァ? なんだよ…」
今日も俺の部屋に上がり込み適当にテレビをザッピングしていたコイツに呼びかける。恋人同士になっても相変わらず口を開けば喧嘩腰だが、黙って見つめていれば気配を読むのが上手いコイツは察して目を泳がせだす。「チッ」とひとつ舌打ちをよこすと、ぎゅっと目を瞑って身を硬くした。いわゆるキス待ち顔、というには力が入りすぎているけれど、大人しく待つようになっただけこれでも慣れてきた方だ。
chiocioya18
DONE雨想。はじめてのちゅう。ピュア村くんと甘彦さんです。説明になってるかなこれ。
引用した歌は万葉集の石川郎女です。古典文学詳しくないのでググりました。雨想を書ける教養がほしい。
おとなになれない「北村。目を」
閉じちゃくれないか、と雨彦さんが言い終わる前に瞑ってしまった。期待していなかったと言えば嘘になる。
僕と雨彦さんはお付き合いをしている。告白して同意を得て、たまに見つめあったり、手を繋いだり。成立してから数ヶ月経つけれど至って折り目正しい交際。お互いアイドルなので世間の目には大変に気を遣う必要もあり、ろくにデートにも行けない。だから僕らの密会場所は専ら、僕の帰宅を送ってくれる雨彦さんの車の中だ。
今夜も例に漏れず雨彦さんに兄さんのマンションの近くまで送ってもらって、でもすぐに車を降りたくないななんて考えながらサイドブレーキに置かれた雨彦さんの手に自分の手を重ねてみたりして。そうしたらその手を雨彦さんにとられて、顔を上げたらびっくりするくらい優しい目をした雨彦さんに、そう、せがまれた。
1243閉じちゃくれないか、と雨彦さんが言い終わる前に瞑ってしまった。期待していなかったと言えば嘘になる。
僕と雨彦さんはお付き合いをしている。告白して同意を得て、たまに見つめあったり、手を繋いだり。成立してから数ヶ月経つけれど至って折り目正しい交際。お互いアイドルなので世間の目には大変に気を遣う必要もあり、ろくにデートにも行けない。だから僕らの密会場所は専ら、僕の帰宅を送ってくれる雨彦さんの車の中だ。
今夜も例に漏れず雨彦さんに兄さんのマンションの近くまで送ってもらって、でもすぐに車を降りたくないななんて考えながらサイドブレーキに置かれた雨彦さんの手に自分の手を重ねてみたりして。そうしたらその手を雨彦さんにとられて、顔を上げたらびっくりするくらい優しい目をした雨彦さんに、そう、せがまれた。
shinyaemew
DOODLEるいつか、はじめてのちゅう青空の下、二度目、三度目のキスをした この頃、類の機嫌が宜しくない時が多い。話しかければ柔らかい笑顔を向いてくれるが、それ以外の時は、眉間に皺を寄せて、深刻そうな顔で考え事に耽ることが多くなった。それは、まるで今の空模様のようで、類の顔は、そしてオレの胸の中は、曇りだった。
そんな類に、大丈夫かと尋ねたこともあるが、返ってくるのは予想通りの柔らかい笑顔と、「大丈夫だよ。気にしないで」という気遣いで固く包んだような答えのみ。そう答えた類は、また難しい顔で、何もない所を見るんだ。
教えてもらえないからって何も知れないオレではない。むしろ心当たりは大いにあるのだ。
そう、きっと、オレがことごとく類の「お誘い」を断ってきたのがいけないんだ。
2241そんな類に、大丈夫かと尋ねたこともあるが、返ってくるのは予想通りの柔らかい笑顔と、「大丈夫だよ。気にしないで」という気遣いで固く包んだような答えのみ。そう答えた類は、また難しい顔で、何もない所を見るんだ。
教えてもらえないからって何も知れないオレではない。むしろ心当たりは大いにあるのだ。
そう、きっと、オレがことごとく類の「お誘い」を断ってきたのがいけないんだ。