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    ふゆ

    tako__s

    DOODLE夏のばじふゆ♀
    ・血ハロはあったけど生存してる世界
    (やんわりですが血ハロ描写があります)
    ・泳げないふゆの話
    ・スク水しか持ってないふゆ可愛いっていうだけ
    ・昨年の夏に書いてて、お蔵入りしたんですけど折角なので
    かわいいあの子のプール開きの話更衣室の古さ以上に、人の少なさに驚いた。全体を見回しても人はまばらで、自分を入れても十人もいないのではないだろうか。
    ここにはレジャープールと呼ばれる大きなものに加えて、子供用のプールもある。
    足首程の深さのそれをプールと呼ぶのは些か疑問ではあるが、入っているのは二歳から四歳くらいの子供が三、四人と、その保護者。あの年齢からしたらあれも立派なプールなのだろう。
    一際高い位置にいる、やる気のなさが丸見えの監視員がこちらに視線を向けた時、後ろから声が聞こえた。
    「遅くなってすみません!」
    プールサイド一面に敷かれたシートの上を歩く千冬の足音は小さかった。声がなければ気付かなかったかもしれない。
    更衣室からここに来るまでの途中に設置されたシャワーを浴びたのだろうか。千冬の頭のてっぺんは既にしっとりと濡れている。毛先からぽたり、ぽたりと小さな水滴が落ちてシートに水玉模様を描く。
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    naiharu1

    DOODLEふゆちゃんを中心に喧嘩するとやとホでしか取れない栄養素があるという勢いのみの話です。
    焚き付け燃やすのは得意です ※何もかもがご都合主義
    ※とや兄が普通に監獄でなくお外にいます、保護観察処分かな
    ※考えるな、感じて欲しいの勢いのみで読むのを推奨


    焚き付け燃やすのは得意です


    「燈矢兄、入るよ~」

    返事を待たずに入った。
    荼毘としての許されざることをして、本来なら監獄──それもタルタロス級のところへの収容されるのが妥当な燈矢兄はセントラル病院の一角に大人しく収まっている。一重に崩れかけた身体の維持にはここの設備でしか到底叶わないという一点に尽きる。個性に関しては使えないこともないらしいがそんなことをすれば身体はたちまちに崩れて終わり。その為抑制、といえば聞こえがいいが要は制御具を医療器具の中に取り込ませて繋がれている。そんな本人は「一度燃え朽ちてるし、荼毘として動いてたときから崩れっぱなしだったから変わんねえよ」「てか再生医療に貢献してんだから感謝されるもんだろ」と体は確かにベッドに横たえて病人だけど普通の態度のままある種のふてぶてしさのまま生きている。そう、生きている。私の兄は、生きている。
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    star1tousei

    PROGRESSやっと出てきた司くん。
    これで司まふになってきた……のか?
    案の定闇司じゃない
    まふゆちゃんの司くんに対しての口調が、公式の初対面の時より軽くなっているのは、司くんのノリにあわせてます。
    司くんは敬語を頑張ってますが、個人的に司くんの敬語は下手であって欲しいので、ちょいちょいタメっぽくなってます。
    仮面の君に、百面相 2話目  (途中)「あぁ…、ゔぅうっ……、あぁあ………っ、」


    「どうして……どうして……っ…………」


    彼は手を前に伸ばしたまま、依然として泣き続ける。目前にあるものがどうしても掴めないと、そんな風に。
    涙でぐしょぐしょになった彼の顔をちらりと覗けば、悔恨の情と哀傷が滲んでいた。



    私はどうしていいか分からず、泣きじゃくる彼を呆然と眺めていた。



    しばらくして、彼はこちらに気がついたのか、
    ふ、と彼は顔をあげ、くるりとこちらを向いた。




    咄嗟に落としていた表情を作り直し、彼に問いかける。



    「大丈夫ですか?」


     
    すると突然、彼は花のような笑顔を咲かせて言った。



    「嗚呼すみません!不安にさせてしまっただろうか…………。
    実はオレ、ショーのキャストをやっている者でして、今はそのショーの練習を…………って朝比奈さんではないか!?久しぶりだな!シブフェス以来だったか?!」
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