ゆり
片栗りり
PAST2020年頃にブログサービスでひっそりと公開したもの戦士のヒギリと詩人のユリウスの出会い
Bud 夜風が髪をそよがせる。草花の瑞々しい香りと共に吹き込む風は心地よく、請け負った依頼をこなした後の気怠さのせいもあり、気を抜けばそのまま眠ってしまいそうだ。
森の都グリダニアの冒険者ギルドが併設されたこのカーラインカフェで、ユリウス・ビッテンフェルトはギルドから受けた案件の報告を済ませ、一人で酒を嗜んでいた。夜ということもあり、宿を利用しに来たであろう客も多く、店内のそこかしこで冒険者たちがダンジョンで倒したモンスターの話やら武勇伝などを語り合っている…が、しかし、その中にはごく少数といえど、ギルドの依頼請負や飲食・宿泊などとは違った、別の目的で訪れる者がいる。
「お兄さん、今ひとり?」
ユリウスは見知らぬ少女に声を掛けられた。この少女はまさにその別の目的で訪れた者。
2362森の都グリダニアの冒険者ギルドが併設されたこのカーラインカフェで、ユリウス・ビッテンフェルトはギルドから受けた案件の報告を済ませ、一人で酒を嗜んでいた。夜ということもあり、宿を利用しに来たであろう客も多く、店内のそこかしこで冒険者たちがダンジョンで倒したモンスターの話やら武勇伝などを語り合っている…が、しかし、その中にはごく少数といえど、ギルドの依頼請負や飲食・宿泊などとは違った、別の目的で訪れる者がいる。
「お兄さん、今ひとり?」
ユリウスは見知らぬ少女に声を掛けられた。この少女はまさにその別の目的で訪れた者。
片栗りり
MOURNING自機のBL侍のアサギリ×詩人のユリウス
すけべにいたりそうな雰囲気
雨とセンチメンタル 雨は時々、自分を感傷的にさせる。黒衣森は雨が降っていることが多く、必然的に雨の日には嫌な思い出が付きまとう。
ここラベンダーベッドも例に漏れず雨が多く、まさに小雨が降り出したところであった。
「少し夜風にあたってこようかな」
ユリウスはエールの注がれたジョッキをぐいと飲み干して席を立つ。玄関扉を押すと微かに聞こえる雨音。
「一服したら戻るよ」
ひらひらと手を振って、扉を閉めた。玄関ポーチで感じる夜の風は、酒を飲んで少し火照った体に心地良い。ふうと息を吐いて煙草に火を点けた。
たまたま、偶然、こればかりは仕方ないと思っているが、雨の日に母が亡くなったのを思い出しては感傷的になる。
口にくわえた煙草を吸い、細くゆっくりと紫煙を吐き出す。ユリウスは普段であれば煙草を吸わないが、時々こうして感傷に浸る際に1人で嗜む。冒険稼業の合間に各地で集めた煙草をひとつひとつケースに収めて持ち歩いている。今日のは林檎の甘酸っぱいフレーバーだと店員から聞いていた。林檎の甘い香りと爽やかな酸味が口内に残る。
2806ここラベンダーベッドも例に漏れず雨が多く、まさに小雨が降り出したところであった。
「少し夜風にあたってこようかな」
ユリウスはエールの注がれたジョッキをぐいと飲み干して席を立つ。玄関扉を押すと微かに聞こえる雨音。
「一服したら戻るよ」
ひらひらと手を振って、扉を閉めた。玄関ポーチで感じる夜の風は、酒を飲んで少し火照った体に心地良い。ふうと息を吐いて煙草に火を点けた。
たまたま、偶然、こればかりは仕方ないと思っているが、雨の日に母が亡くなったのを思い出しては感傷的になる。
口にくわえた煙草を吸い、細くゆっくりと紫煙を吐き出す。ユリウスは普段であれば煙草を吸わないが、時々こうして感傷に浸る際に1人で嗜む。冒険稼業の合間に各地で集めた煙草をひとつひとつケースに収めて持ち歩いている。今日のは林檎の甘酸っぱいフレーバーだと店員から聞いていた。林檎の甘い香りと爽やかな酸味が口内に残る。
sushiwoyokose
DOODLE事後と見せかけてもっかいスケベするアルユリとけた日常「あ、んっ……」
身体の中から熱塊が出ていく感触は、不思議と物寂しい。引き留めるように蜜窟を食い締めると、友は一瞬「ぐ」と喉が潰れたような迷いの一言を発して、けれどやはり去って行ってしまった。何度も達し、鋭敏になった粘膜がずるずると逆撫でられて胎が震える。勝手に浮き上がる腰がようやく痙攣を収めると、優しい掌がそっと頬を包み込んだ。
「落ち着いた、か?」
「ん……、ぅ……。まだ……、こんなに長くされていて、すぐ落ち着くわけ、ないだろ……。ずっと、遠くで……気持ちよくって……」
舌足らずな己の声には、未だ慣れない。さんざ、恥ずかしげもなく鳴いた後でなければ唇を食い締めて声を殺すところだ。繕いを忘れたあどけない声音は、私が決して許されてこなかった「甘え」を多分に含んだものである。だが目の前にいる男は……アルベールは。この声をどうも、気に入っているらしい。紅眼をうっとりと細めた親友殿は、子をあやす様な手つきで頬を撫でてくれた。
3040身体の中から熱塊が出ていく感触は、不思議と物寂しい。引き留めるように蜜窟を食い締めると、友は一瞬「ぐ」と喉が潰れたような迷いの一言を発して、けれどやはり去って行ってしまった。何度も達し、鋭敏になった粘膜がずるずると逆撫でられて胎が震える。勝手に浮き上がる腰がようやく痙攣を収めると、優しい掌がそっと頬を包み込んだ。
「落ち着いた、か?」
「ん……、ぅ……。まだ……、こんなに長くされていて、すぐ落ち着くわけ、ないだろ……。ずっと、遠くで……気持ちよくって……」
舌足らずな己の声には、未だ慣れない。さんざ、恥ずかしげもなく鳴いた後でなければ唇を食い締めて声を殺すところだ。繕いを忘れたあどけない声音は、私が決して許されてこなかった「甘え」を多分に含んだものである。だが目の前にいる男は……アルベールは。この声をどうも、気に入っているらしい。紅眼をうっとりと細めた親友殿は、子をあやす様な手つきで頬を撫でてくれた。
こ め
INFOエモクロア「ロールシャッハシンドローム」DPC/DL:ユキカゼ/こめ
PC/PL:シグレ/べる
蒼ユリでロルシャハ行ってきました!
シグレ、本編とは打って変わって出目が偉くてよかった…
友情パワーを見せつけたぜ!
「またどっかで遊びに行ったりお菓子食べよ!」
2025.2.17
sushiwoyokose
DOODLE殿下とユリウス 湯煙復刻大感謝~~~~雲間の日差しドンドン、と大仰なノックが研究室に鳴り響く。乱雑でありながら品のある音は、親友殿のものではない。はて誰がやってきたのかと首を傾げていると、次いでやたらと大きな咳払いの声が聞こえてきた。
「ごほんッ」
(ヴィクトル殿下……?)
すぐさま思い当たった声の主にしばしの間身を固め、やがてゆっくりと息を吐く。こちらの返事を待つように、ドアは微動だにしていない。父の面影を色濃く宿す彼の存在に、私が必要以上の緊張を帯びることを理解して慮ってくださっているのだ。
「どうぞ殿下、お入りください。鍵は開いております」
「……、失礼する」
控えめな入室の挨拶の後、えらく慎重に扉が開いた。ひょこりと顔を覗かせた殿下は古本の山の中に私の姿を認めると、そのまま困ったように眉を下げてしまった。
7665「ごほんッ」
(ヴィクトル殿下……?)
すぐさま思い当たった声の主にしばしの間身を固め、やがてゆっくりと息を吐く。こちらの返事を待つように、ドアは微動だにしていない。父の面影を色濃く宿す彼の存在に、私が必要以上の緊張を帯びることを理解して慮ってくださっているのだ。
「どうぞ殿下、お入りください。鍵は開いております」
「……、失礼する」
控えめな入室の挨拶の後、えらく慎重に扉が開いた。ひょこりと顔を覗かせた殿下は古本の山の中に私の姿を認めると、そのまま困ったように眉を下げてしまった。
姶良の人
DOODLEバレンタインそまちゃんもちろん渡す相手はユリです!!!
凄く戸惑いながら受け取るユリおじちゃん。ユリとしては、そまからバレンタインのチョコが贈られるとは思ってもいなかったとかそういうの好き。ユリにとってそまは日常の象徴で尊い存在であり、そまから近付いてくるような行動を取られると、どうしていいのか分からなくなってくれ(願望)
そして自らも歩み寄るようになってくれ!!頼むよ!!(祈り)
.*・゚銀華.゚・*.
INFO卓報告ですCoC【ᴍʏ ᴍᴇʟʟᴏᴡ ᴍᴇ ᴍᴇᴏᴡ】
KP:銀華/日光 ゆり
PL:るかさん/息長 秋葉
END_3-M
「秋葉様の役にたつ。長く使って」
へへ、猫って可愛いね〜!!!秋葉様が色んな反応してるのほんとに見ててにっこりしてました〜秋葉様ほんとにおもしれぇ男。でも今度は秋葉様もにっこりのシナリオいきましょうね!!!
sushiwoyokose
DOODLE療養中のアルユリ(定食)鎮痛剤身体が引き裂けるように痛む。どくどくと脈打つ心臓の音がやたらと喧しく聞こえるのは、限りなく死に近い状況が五感を冴えわたらせているせいだろう。火照っている気もするし、悪寒に四肢が震える感覚もあって、とにもかくにも息苦しい。
(それでも……、独りの夜より、ずっといい……)
呆けた頭に広がる安堵を、そのまま柔いため息に託した。すると横からぬっと影が伸びてきて、おっかなびっくりな何かに頬を拭われる。滲む視界を動かせば、薄暗い医務室に親友の顔が浮かび上がった。今にも泣きそうに歪んでしまった赤に、私は反して笑顔を向ける。
「アルベール……」
「……、うん……」
言葉を探しているのだろう。アルベールはもごもごとしばらく唇を動かして、結局ごく単純な返事を寄越した。
2277(それでも……、独りの夜より、ずっといい……)
呆けた頭に広がる安堵を、そのまま柔いため息に託した。すると横からぬっと影が伸びてきて、おっかなびっくりな何かに頬を拭われる。滲む視界を動かせば、薄暗い医務室に親友の顔が浮かび上がった。今にも泣きそうに歪んでしまった赤に、私は反して笑顔を向ける。
「アルベール……」
「……、うん……」
言葉を探しているのだろう。アルベールはもごもごとしばらく唇を動かして、結局ごく単純な返事を寄越した。