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    アピール

    68_nemui

    DOODLEマネロキ(のつもり) 頭のおかしいファンがロキの前でアピールする話

    ・ファン(モブ)がだいぶ喋る そして死ぬ
    ・ちょっとだけ流血描写
    ・前半マネ視点で後半ファン視点
    実体化するアンビバレンス 柔らかい陽光が雲間から差し、街の広場に影を作っている。ロキは雨が降るのではないかと危ぶんでいたが、そうはならずにひとまず安心。西に黒い雲の塊が見えるが、あれがこちらに流れてくる頃には撤収しているだろう。

    「あ……あ、あの! お会いできて嬉しいですっ! 僕、ロキ様みたいに堂々と振る舞えるようになりたくて……! えっ、いや、もちろんお歌も大好きです! っ、すみません上手く話せなくて! 色々考えてきたんですけど、いざロキ様を目の前にすると、んん、くぅ……!」
    「フン……うっとおしい。どうにでもなっちまえよ」
    「ううぅ……っ! カッコイイ……!」

     今日、今まさに開かれているのはロキの握手会だ。街の広場の一角を借り、俺とロキ、今回のために雇った数人がそこに突っ立っている──なんて簡素なものだが。前々から「少しでもファンの喜ぶことをしたい、ファンの声を近くで聞きたい」と、本人がやりたがっていた。多少の不安はあったものの、俺はロキの、あの眼にどうにも弱い。不思議に移ろう瞳で見つめられると、何も言えなくなる。そんな目でねだられてしまえば、俺は頷く他の反応を手放してしまう。もちろん、駄目なことにはしっかり駄目と言わなければいけないとは思っている。だが、今回は否を突き付けるような事柄でもないだろう。
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    yokoshima4u

    PROGRESS諏訪さんを取り合う+自分こそが相応しいとアピールするシチュエーションを見たくなったので、書き始めましたものの続きです。今回はたちすわと東諏訪です。

    二→諏訪、つつ→すわはその1で読めます。今回もたち→すわ、東→諏訪って感じです。東さんは年上で経験豊富なので、めちゃくちゃグイグイとアピールします。大人って怖いね。見直し甘いかも…。
    手作りの味噌汁で諏訪さんの胃袋をつかんで惚れさせたい その2ここまでのあらすじ

    酔った諏訪さんが「手作りのあったかい味噌汁を作ってくれたら、無条件に惚れちゃうよな」なんて言ったものだから、みんな諏訪さんに味噌汁を作ってアピール合戦が開始して……

     ◇ ◇ ◇ ◇

    太刀川

     必修単位は絶対に落とせない、だから提出課題の見て欲しいと懇願されたのはいいが、その課題一式が自宅に忘れてきたというから太刀川のマンションへ行く羽目になってしまい……。
    「それで、どこまで進んでんだよ」
     大学にも本部にも近い立地にあるマンションの一室は、太刀川にしては片付いている。というのも、過保護な師匠がときたま片付けているとか、面倒見のいい同級生が片付けを手伝わされているとか。あと諏訪もときたま生来の世話好きを発揮して片付けているからで――。
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    yokoshima4u

    PROGRESS諏訪さんを取り合う+自分こそが相応しいとアピールするシチュエーションを見たくなったので、書き始めました。
    モブが諏訪さんに告白するエピソードが出てくるのでご注意ください。

    現在、二→諏訪、つつ→すわを書いたところです。たちすわ、東諏訪、唐諏訪も書くつもりです。余裕があれば冬諏訪と忍諏訪も。
    手作りの味噌汁で諏訪さんの胃袋をつかんで惚れさせたい「手作りのあったかい味噌汁を作ってくれたら、無条件に惚れちゃうよな」

     飲み会は終わりも間近、アルコールがほどよく回って、声のボリュームが上がり、頭がふわふわとしてくる頃だった。諏訪が無自覚にそんなことを言ったものだから、その場の空気がぴたりと止まる。
     無条件に惚れるちゃうよな、だと!?
     しかも諏訪は顔をほんのり赤くして、のろけんばかりに目を潤せているものだから、独占欲が刺激されるってもので。そうしてその気になった者たちは、諏訪にひっそりと誓う。それは自分が成し遂げてみせると。

     ◇ ◇ ◇ ◇

    二宮

    「意中の相手を落とすためには、胃袋を掴めと聞くが、そういうものなのか?」
     真面目すぎて、たまにズレた発言をする自隊の隊長が、突如としてそんな質問をするので犬飼はびっくりしてしまう。
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