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    イタカ

    toritorimimizu

    DONE【dkmn夢webオンリーNOAH】展示作品1
    エーレオエー(性別不定) デフォルトネーム使用。
    過去にTwitterにて掲載済、割と加筆アリ。
    エーに子供か猫のようにじゃれつかれていたかと思えば、恋人らしい“夜のお誘い”に情緒が荒ぶりまくりのレオンの話。
    時系列は第一部後。いろいろ捏造アリ。
    子供で恋人な主人、あるいは猫のような「レオン~」
     執務室での机仕事中、開け放していた扉の陰からノア様――わたくしが仕える、この世で最も敬愛する主人であり、信じられないことにわたくしの恋人でもあるその人がひょこりと顔を出す。


     長年この方のご尊父――先代エージェントである会長に仕えていたわたくしは、当然ノア様の幼少期から交流がある。ノア様自身が覚えているかは定かでないものの、幾分小さいときからその成長を見守ってきた。だから、先代が亡くなり、ノア様にお仕えすることになったそのときもこの方の“執事”として傍で支えていようと思っていたはずなのに――。
     どうしようもない迷惑と心配をかけてしまった。挽回をしようにも、それをしようとするのはあまりにも厚かましいと思うほどの、大失態。もう傍で支えることすら許されないかもしれないとさえ思った。コスモス財閥を、ノア様の傍を離れようとも思った。
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    ちくわ🍢

    MOURNING馴れ初めのときに考えたネタ?プロット?があったので供養
    完全に文字数抑えられないし細々したとこ決めきれなかったし🔞に進められなくなってボツにした😂
    沼三昧のあたりだけ、彼氏彼氏の事情で流用させましたね。なんか使いたかったんだよね。
    あるところに一人の御方を守る小人が八人おりました。硝子の棺に入れられたその人は鮮やかな花とともに詰め込まれていて、お顔しか見ることが出来ません。つるんとした額、二股に分かれた眉、穏やかな目尻、スッと伸びた鼻筋、ふっくらと形の良い唇。
    小人達は気付けばここでこの人を守る仕事をしています。硝子が割れないよう、汚れないよう周囲を整え毎日硝子を拭いてこの人が目覚める時を待っていました。
    「だからキヨは男だろ?」
    「K、Y、カヨさんかもしれませんよ」
    「コヨミちゃんはどうかしら、可愛いわ」
    「くゆりさんに一票」
    「ケー、でいいんじゃないか」
    「Yどこいったァ。キョウだろ」
    「ケーワイ」
    「「それは止めろ」」
    夕食にミートパイとシチューを食べながら今日も小人達はあの人について話しています。彼か彼女かも定かでないあの人の、声を聞いたこともなければ目を開けたところを見たこともない、けれどなぜか守らなければという指名だけを持って小人達はこの地に居るのです。
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    カピ(あね)が掘った墓穴

    DONEちょはん 2019年の初め頃編
    もしかしたらアニバーサリー反応に振り回されていたかもしれない7本編前のヨンスヤのお話。しんどい。
    ちょはん 2019年の初め頃編 次々とスイッチする画面は年が明けても相変わらず、異人町の様子を映している。せいぜいが画面越しの装飾がクリスマスから正月に変わって、飾りを片付け始めた店が出てきたくらいか。横浜流氓のシマの正月は旧正月だから、まだまだみんな浮かれていてお祭り騒ぎだ。年末年始の挨拶回りが終わったと思ったら自分の身内のご機嫌取りに奔走しなくてはならない。できれば今日の仕事もさっさと終わらせて、帰って風呂入って寝たい。
     そんな俺の気持ちを知ってか知らずか、俺はモニタールームで30分待ちぼうけをくらっている。
     ゴツゴツ、と重い音がした。この部屋には今、俺以外はいない。
     ゴツゴツと聞き慣れない音が「近づいてくる」ことに違和感を覚えた。毎度そつなくスマートで小憎たらしいコミジュルの参謀ハン・ジュンギは足音を立てないのだ。おそらく彼だとは思うが確信が持てない。万が一別人である可能性も踏まえて、手元の搬入書類を左手に持ち直し背に隠しながら慎重に振り返る。
    1972