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    イタチ

    u2_wall

    DOODLE・両片想い→両想いになった直後くらいの麿水ちゃん、誘うのが上手い方と上手くない方の話(ひとつ前の話と少しだけ繋がってます)
    ・既にやることやってる仲なので距離が近いです
    ・pixivに置いてる話と地続きです
    (ざっくりしたあらすじ:体の関係が先行してた親友がまともにくっついたちょっと後、くらいの話です)
    恋に落ちるというのは、色々と儘ならないものだ。
    一日の任務を終えた夜の隙間、自室の隅で読んでいる書物の文字を表面だけで追いながら、水心子はぼんやりそんなことを考えていた。

    水心子が親友である源清麿に恋をしていると自覚してから少し。
    色々あって元から親友というだけの関係ではなかったのだが、盛大な勘違いとすれ違いを経て今は互いに恋をしていると認め合った仲でもある。それ自体は良いのだが、そのことを認めてからというもの、水心子の方はどうも心身の制御が上手くいかない日々が続いていた。
    清麿への想いを自覚する前から散々似たような症状を持て余していたのでこういった感情面の不具合には慣れているはずなのだが、それとはまた違う──これまで当たり前だった世界が何か根こそぎ変わってしまったような、そんな感覚に陥ることが増えた。
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    うたこ

    DONE異層の魔法使いたちと黒猫のカーニバル展示その2
    アポ兄とヴァカ隊長がデートするお話です。それだけの話です。オペレーション・ホリデーの後らへん。
    Just a little monopolize 兄が取材を受けたという話は聞いていたのでエリュマでヴァッカリオは酒を買うついでにその雑誌も買った。これは、兄とは絶縁状態にあった頃からの習慣だ。職場で開くのはちょっと抵抗のある雑誌だが、店長(あだ名)相手なら気にせず買える。彼とはいろいろお互い様の関係なので。
     店内のイートインコーナーに腰掛けて、買ったばかりの缶のプルトップを開ける。雑誌を開くと女性向けのファッション誌で、アポロンⅥ以外に載っている男性は若手の俳優ばかりだった。
    「なんでこれで浮かないのかねぇ」
     パラパラと雑誌をめくっていく。
     一日密着取材、と銘打ったその記事は確かに兄の一日を追ったものだった。決まった時間に起きてトレーニングをし、栄養面を考慮した食事を短時間で済ませて、始業開始時間より早めに出勤して、ヴィランが出れば陣頭指揮をとって自らも出動。紙面を飾る写真はどれも凜々しく、キラキラと輝いている。意外にもポーズをとったような写真はなく、本当に仕事中を撮っている写真ばかり。きっとこのカメラマンはアポロンⅥのファンだ。どの写真も良い。
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    マルサキ

    PAST昔書いた西ロマ♀を発掘したので、のっけてみる。
    当時のキャプション↓
    レモン+砂糖+水=レモネード。 レモン+砂糖+ソーダ(炭酸水)=レモンソーダ。
    イタちゃんの作るのが美味しいってのはあくまで想像です。(笑)
    親分ちのはシンプルな気がする、という予想。
    全体的に甘味は日本より甘いらしい親分ちのリモナーダは一体どんな味なんでしょうか。やっぱ甘いのか…?(汗)
    Limonata - Limonada寂しいなんて、言ってやんない。
    寂しいなんて……言えない。



     Limonata - Limonada



    「…っつあ、あーー…」
    デスク前で盛大に伸びをして、一瞬よろけそうになった。
    どうにもデスクワークは性に合わないと思う。
    堅苦しいスーツを着てないだけ幾分かマシ、程度。
    ついさっきも、めずらしく仕事をしている自分をみかけた弟が、目を丸くして大げさにのけぞって見せた。
    それでも様子を見てレモネードを差し入れてくれるあ たりやっぱり気が利くと思う。
    「…よりによってレモネードかよ…」
    なんとも言えない微妙な笑顔になってるのが、自分でも分かった。
    実のところはしばらく見たくないレモン。
    うちの特産品を本田の奴が気に入ったらしく、積極的に仕入れてくれるのはいいんだが。
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