愛に恋を混ぜ込んで①『…すみません、オーナー。』
「いや、家庭の事情なら仕方ない。気にするな。」

営業が始まる夕刻より少し前─電話の向こうで申し訳なさそうにするアルバイトの少年に、二宮は至極冷静に声をかけた。
彼は比較的長く務めてくれたのが、何でも親の体調が思わしくないということで、急遽アルバイトを辞めなくてはならなくなったという。
それ自体はなんら問題ないのだが、彼の今後のシフトが問題であった。フリーターだったこともあり、ほぼフルタイムでシフトを組んでいたのだ。こうなってくると、彼が抜けた穴はなかなかに大きい。

（代わりをどうするかが問題だな…。）

平謝りをする彼に、再度気にしないように告げ、体調を気をつけるようにと添えて電話を切った。そしてそのまま、別の人間へとコールをする。

現パロ「人材派遣会社」の設定虎右っぽくなりそう
ヤではない

・宿儺(イメージは生前)
会社をいくつか持ってるタイプ。
株と土地がメイン。
この世の全てを掌握しているのでなんでもイージーモード。
イージーモードすぎてもうこの世に飽きてる。
五「暇潰しは得意なのに物事積極的に楽しむの下手なのウケる〜」
知り合いの五が(初めて)真面目にやり始めた新しい「人材派遣(かいしゃ)」に投資(湯水)がてらお試し中。
PeTカテゴリ：調査中

・五(28歳グラサン私服イメージ)
「人材派遣」業の社長。
その前は探偵業、さらに前は占い屋そのさらに前はなんでも屋をやってた。
宿「手に付かん胡散臭い仕事しかしないのか、貴様」
宿と会う度仕事が変わるが土地転がしが基盤なのでそう大きく崩れることはない。