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    カカオ

    kjefrat

    DONE2025/08/24のカカオビワンドロのお題です
    ♡大戦後if、obtがkksの精神世界での子どものときの姿で復活させられちゃった
    ♡kk×仔obです注意
    ♡イチャイチャしている
    ♡同棲している、付き合っている(!?)
    『夏の終わり』カカオビワンドロ『夏の終わり』


    「じゃあ行ってくる。一時間で戻るから!」
    「分身体残してくれて助かります。んじゃあ、お気をつけて」
     
     自らの分身が怒涛の勢いで書類仕事をこなす中、本体のカカシはシカマルの前を通り抜けた。火影室を出て、早足で秘密通路へ向かう。火影の羽織を火影室に置いてきたのは、目立ちたくないし、なにより速く歩きたいからだった。
     大戦中、うちはオビトはカカシの精神世界で別れを告げたものの、すぐに現実世界での実体を得た。六道仙人の好意だったが、その姿はカカシの精神世界での幼い姿と同じ、十代前半の身体に戻されていた。
     子供の姿で現世に残されたオビトは、すぐ隣のカカシを見上げ、ナルトの前に佇むミナトを遠い目で見つめ、横たわるマダラを一瞥したのち、自らの手の平を眺めた。オビトはカカシに別れの挨拶をしてくれたときのような顔はしていなかった。この身で何ができるのか、そんなものがあるのかと、じっと考えている様子だった。
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    ぴんの作業部屋

    MOURNING真がなければ偽りもない。
    真があるからこそ偽りも存在する。
    だからこそ彼は偽りを纏ったウソツキだ。

    ――――――
    カカオビワンドロライの没ネタです。

    こんばんは、ピンです。
    これカカオビって言えなくね?の精神のもと没にしたやつです。
    ただ吐き出したい欲が膨れ上がった結果、ただの小噺として出力されました。
    今回の話についてですが内容は一応カカオビ暁ifです。
    それではぜひ読んで
    よろしく
    ウソツキ 会議も終わり、ほかのメンバーたちがいなくなった薄暗い洞窟の中オレは橙色の面を被った人物に視線を向ける。

     「オビト」

     呼びかけると面の男はピクリと反応したがこちらを振り向かない。

     「ねえ、オビト」

     もう一度呼べば今度は少しの反応も見せない。

    「ねえったら」

    「んもーなんですかカカシさん。さっきからオビトオビトって一体誰のことを呼んでるんですか?」

     腕を掴んで呼び止めれば面の男はようやくこちらを振り向いた。振り向きざまに発せられた声は“トビ”のものであり、おちゃらけた口調と声色であった。しかし、面からのぞく赤い瞳は口調とは真逆といってもいいような苛立ちを含んでいた。そして、そこに“オビト”の存在を感じて背筋が歓喜で粟立つ。
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    hauntedxmansion

    DONE月一お題企画!(もはや月一ではない)
    2月のお題は【バレンタイン】です🍫⛓️⏳️
    ミルクチョコレートみたいに甘い囚墓を書きたかったはずなのに、どういう訳かカカオ80%くらいのビターなものに仕上がりました。
    どうしてこうなった。
    何だかじめっとしていますが、誰がなんと言おうとこれは囚墓です。
    A Form of Accepting Love❖ ❖ ❖ ❖ ❖


    小さな村で迫害を受けてきた痩せぎすな墓守の男と、没落し自分を失った囚人の私。
    おおよそ生きている中では出逢わなかったであろう二人が、荘園という奇妙な箱庭で邂逅を果たし、何の因果か恋仲にまで発展したのは此処では珍しい話ではないようだ。
    人の好意的な感情や恋愛沙汰に酷く疎い私達は、付かず離れずの距離を保ちつつ、今日まで恋人としての関係を続けられている。

    そんな私を含むサバイバー陣営の者達が生活を送る居館にて、すれ違う女性陣の浮足立った様子に「はて」と思考を巡らせる。
    足を運んだ食堂から漂ってくる仄かなカカオの香りに「ああ、今日はバレンタインの日だったな」とふと思い出した。
    私や恋人のアンドルーが此処に来る以前から、毎年バレンタイン等のイベント事がある日はご馳走やお菓子を作ったり、贈り物を贈ったりと思い思いの一日を過ごしているようだった。
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