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    ガラフ

    ya_so_yan

    DOODLE花火を見る夏のニコイチ。
    ジンウォカでもウォカジンでもいけそうかも……いやでも書いてる人間はジンウォカ思考だからやっぱジンウォカかな……

    ※兄貴がラフな格好です。彼シャツ(?)
    ※所帯染みてます
    ※いちゃいちゃです
    ※一瞬しんみりかなと思いきや、結局いちゃいちゃです
    尽きない火花「おい、まだか」
    「いま行きやす!」

     旧型の電子レンジで温め直したタコ焼きと、浅漬けのキュウリの小鉢を盆に乗せて、ウォッカは手狭な台所からいそいそと移動する。

     向かう先には、ちゃぶ台の上に缶ビールが2本。
     その傍らで、ジンは畳に胡座をかき、開け放った窓から吹き込む夜風で涼んでいる。

     何度見ても見慣れない姿だ。
     下は彼の自前のジーンズだが、上はウォッカのTシャツにわざわざ着替えている。もちろん、きれいに洗濯しているが、着古して緩んだ首周りからしっかりとした首筋と鎖骨が露わになった姿には、怠惰な色気とでもいうようなものが漂っている。
     度々この部屋にやってくるようになった兄貴分は、特に夏場、当然のように弟分の服を身につける。体の厚みや横幅でジンに勝るウォッカの衣服は、引き締まった彼の体にとって余裕があり、風を通すので涼しく感じるのだろう。
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