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    コテ

    ytgr_9u

    DOODLEおてこて/いぬぎね×ねこて要素あり。
    いぬぎねの話を書こうとしたらおてこてがただイチャつくだけになりました。
    このおてこては江打刀公認の仲です。
    『感情表現』 本丸に新たな刀がやってきた。……ただ、正確にいうと『刀剣男士』というよりは『獣』の要素が強いと俺は思う。俺とよく似た特徴の外見をしているが、背は小さく、なにより犬のような耳と尻尾がある。主が調べたところ、一応『御手杵』の個体ではあるらしい。バグかなにかの影響でこの姿になっているようで、主が対応できる範囲で『御手杵』としての姿に直すことはできないと言っていた。そいつは江の部隊が出陣先から帰る時に拾ってきたので、ひとまずは江の刀が主に使ってる大部屋で面倒をみることになった。

    「篭手切ー」
    「わっ、ちょっとねこて! やめなさい! ……あ、御手杵さん!」
    「……ねこて?」
     主からの伝言を預かった俺が江の部屋を訪ねると、部屋の中は騒ぎの真っ最中だった。話に聞いていた小さい獣姿の俺と、猫耳としっぽらしきものがある小さい篭手切。その2人を篭手切が追いかける。途中で俺に気付いた篭手切が扉のところまで来てくれたが、元気な奴らの相手を引き継いだ江の打刀達は、まるで休日のお父さんのようだった。
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    amane_sw

    DOODLEこてぶぜ 顕現したての豊前が篭手切を撮りたがる話 おぼつかない手つきで、人差し指が端末の上をゆっくりと動く。その手が止まって顔が上がるまで、私は自分のものと似ているけれど少し違う、真新しい内番服に身を包んだ刀の姿を眺めていた。
    「そこをたっぷすると、……はい、このように私に文を送ることができます」
     言葉を切ったのとほぼ同時に、私の端末から短い電子音が鳴る。懸命に打っていた文章が表示されたその画面を向けると、顔を上げたりいだあは面白そうに目を輝かせた。
    「おー、ほんとだ。すげーな」
    「本丸でもほとんどの刀がこれを連絡手段にしているので、覚えておいてくださいね。余程のことがない限りはどの時代からでも連絡が取れるはずなので」
    「ん、りょーかい」
     りいだあはまた自分の端末に目を戻して、何かの操作をしている。見慣れない機械に抵抗を抱く刀も少なくないけれど、りいだあはどうやら新しいものには興味を抱くほうの刀であるらしい。
    「細かい操作はその都度聞いていただければお教えします。ひとまず今日はここまでにして、お茶にしましょうか」
     説明を始める前に淹れた緑茶は、もう冷めてしまったかもしれない。新しく淹れ直したほうがいいだろうか。湯の入った魔法瓶 2595