コバ
dressedhoney
DOODLEホリクル健全こばなし本編ネタバレはないけど時系列は6.0後です
6.0後ラザハン滞在中の二人がなんやかや甘っっっっ!!!みたいなやつ
「軽度の熱中症ね。横になっていれば、じきに良くなるわ」
「すみません、お手伝いをするはずが逆にご迷惑をお掛けしてしまって……」
アルカソーダラ族の女性は、私を丁寧にベッドに降ろしながら首を横に振った。
「ううん、あなた達にはとてもお世話になっているもの。今日は彼と一緒じゃないのね」
「ホーリー・ボルダーですか。彼なら今日はルヴェーダ製糸局の方で手伝いを……、む」
ラザハン独特の模様があしらわれた大きな扉の向こうで、騒がしい音がする。
バタバタとした足音は恐らく扉の前で止まり、次いで落ち着いた風を装ったノックが鳴った。
訪ね人の分かった私が対応しようと身を起こせば、同じく訪ね人のわかっている彼女が件の訪ね人よりも数倍大きな手で私を制す。
4996「すみません、お手伝いをするはずが逆にご迷惑をお掛けしてしまって……」
アルカソーダラ族の女性は、私を丁寧にベッドに降ろしながら首を横に振った。
「ううん、あなた達にはとてもお世話になっているもの。今日は彼と一緒じゃないのね」
「ホーリー・ボルダーですか。彼なら今日はルヴェーダ製糸局の方で手伝いを……、む」
ラザハン独特の模様があしらわれた大きな扉の向こうで、騒がしい音がする。
バタバタとした足音は恐らく扉の前で止まり、次いで落ち着いた風を装ったノックが鳴った。
訪ね人の分かった私が対応しようと身を起こせば、同じく訪ね人のわかっている彼女が件の訪ね人よりも数倍大きな手で私を制す。
dressedhoney
DOODLEホリクルのっとすけべ出会って間もないくらいの二人がコンビを結成する甘ェこばなし
モブクル要素がある
ほりぼるさんがクルトゥネさんのことを敬語でデルボールさん呼びするのが見たかっただけ
ホリクル「聞いたか? クルトゥネ、相方出来たって」
「——……、は」
ホーリー・ボルダーは、暴れチョコボにでも蹴られたかのような衝撃を受けた。
大きな手には少々不釣り合いなサイズのフォークに巻き付けられていたカルボナーラが滑り落ちたが、再び巻き直される気配はない。
ミコッテ族の男は、耳と眉を下げながら笑った。
「やっぱり知らなかったのか。クルトゥネが誰かと組むのならお前だと思っていたから、お前に振られたのかと邪推してたんだが、違うみたいだな」
「……詳しい話を聞かせてもらえますか?」
ホーリー・ボルダーは落ち着いた風を装っているが、普段よりも瞬きが多く、語気の強さも抑えきれていない。
鋭い緑の瞳には焦りと悲しみが滲み、まるで失恋した男を見ているようだとミコッテ族の男は細いため息を吐いた。
4488「——……、は」
ホーリー・ボルダーは、暴れチョコボにでも蹴られたかのような衝撃を受けた。
大きな手には少々不釣り合いなサイズのフォークに巻き付けられていたカルボナーラが滑り落ちたが、再び巻き直される気配はない。
ミコッテ族の男は、耳と眉を下げながら笑った。
「やっぱり知らなかったのか。クルトゥネが誰かと組むのならお前だと思っていたから、お前に振られたのかと邪推してたんだが、違うみたいだな」
「……詳しい話を聞かせてもらえますか?」
ホーリー・ボルダーは落ち着いた風を装っているが、普段よりも瞬きが多く、語気の強さも抑えきれていない。
鋭い緑の瞳には焦りと悲しみが滲み、まるで失恋した男を見ているようだとミコッテ族の男は細いため息を吐いた。
能勢ナツキ
INFO第73回コバルト・イラスト大賞にて佳作いただきました。ありがとうございます!入選とはなりませんでしたが、これを機に精進していきたいと思います。
https://cobalt.shueisha.co.jp/contents/illust_prize_73/ 2
mbonarusu
MEMO君に内臓を詰めたい HO2殄滅師カラオケルームコンバートで
コバヤシ・ドミチコでした。ありがとうございました。
初めて銃描いてて、よく見ると全然ダメなんだけど、
パッと見銃持ってるようには見える気がするので満足です。
描けないものを描く勇気をもらいました。
これからも立ち絵は雰囲気で乗り切ろうと思います。 4
dps94kakuriyo
TRAININGサテ君の本名はコバル君に比べてシンプルだと思う。まさに読んで字の通り。君の名は 問診票、という面倒な書類がある。面倒ではあるが、これが必要不可欠であることは、如何なVRCでも避けられぬところなのだ。人命軽視は殺人事件を犯していい理由にならない。
「書けました」
「うむ」
治験協力あたって、彼の身分証明書を初めて見た。車の免許証だが、思ったより彼は若かった。
自動二輪に中型にAT限定解除。なるほど、実用的だ。
「清々しいほど健康体だな」
「丈夫なだけが取り柄なんで……」
そんな彼も、仮性吸血鬼化騒動では我々の予測を超える変化を示した。既往症や持病の有無というより、受け継いできた遺伝子レベルの問題だと推測している。更なる研究が必要だ。
ふと、氏名欄が目に留まった。
「……君らしい名だな」
564「書けました」
「うむ」
治験協力あたって、彼の身分証明書を初めて見た。車の免許証だが、思ったより彼は若かった。
自動二輪に中型にAT限定解除。なるほど、実用的だ。
「清々しいほど健康体だな」
「丈夫なだけが取り柄なんで……」
そんな彼も、仮性吸血鬼化騒動では我々の予測を超える変化を示した。既往症や持病の有無というより、受け継いできた遺伝子レベルの問題だと推測している。更なる研究が必要だ。
ふと、氏名欄が目に留まった。
「……君らしい名だな」
らしゅさん
DOODLE【創作】うちのこバディの関係性編(急に始まる&読みにくいよ!)
(こっちはお姉さんと旦那の過去編→https://poipiku.com/811530/6088009.html) 9
not69
MOURNING昔コバルト短編賞に応募したもの。恋蜂のワルツ「それでは、行ってまいります。お祖母様」
古いが手入れの行き届いたドレヴァンツ邸の執務室で、アシュリーがドレスを軽くつまんで膝を深く折るマディーレ宮廷式のお辞儀を完璧に披露してみせると、彼女の祖母デボラは目を細めて満足そうに頷いた。
アシュリー・ドレヴァンツは十五歳。豊かでやや癖の強い金髪、祖母譲りの春の空色をした瞳、高くはないがつんととがった鼻にはうっすらとそばかすが散っている。とりたてて美人ではないが、くるくるとよく変わる表情とあいまって愛嬌のある顔立ちであり、祖母は孫娘を見る度にその容姿を褒めたものだ。
いわく、”商人に器量は不要”と。
そりゃあ勿論良いに越したことはないが、美人すぎる女は商人には向かない。色事方面の諍いなど、いらぬ面倒を招く可能性もある。それよりは人好きがして警戒心を抱かせない愛想の良さの方がよっぽど必要なのだ、と地方のしがない小売店であったドレヴァンツ商会を一代で国内最大とも言われる大商会へ成長させた老婆は説く。
12345古いが手入れの行き届いたドレヴァンツ邸の執務室で、アシュリーがドレスを軽くつまんで膝を深く折るマディーレ宮廷式のお辞儀を完璧に披露してみせると、彼女の祖母デボラは目を細めて満足そうに頷いた。
アシュリー・ドレヴァンツは十五歳。豊かでやや癖の強い金髪、祖母譲りの春の空色をした瞳、高くはないがつんととがった鼻にはうっすらとそばかすが散っている。とりたてて美人ではないが、くるくるとよく変わる表情とあいまって愛嬌のある顔立ちであり、祖母は孫娘を見る度にその容姿を褒めたものだ。
いわく、”商人に器量は不要”と。
そりゃあ勿論良いに越したことはないが、美人すぎる女は商人には向かない。色事方面の諍いなど、いらぬ面倒を招く可能性もある。それよりは人好きがして警戒心を抱かせない愛想の良さの方がよっぽど必要なのだ、と地方のしがない小売店であったドレヴァンツ商会を一代で国内最大とも言われる大商会へ成長させた老婆は説く。
WwdenRegenab
PROGRESSコバ磨きまでやった(多分後で曲線部と先端調整するので磨き直すけど)久々なので手順ググりながらやってるけど、革包丁型カッターとかスティッチングディバイダーとか、一通り揃ってるの助かるな… 2
masasi9991
DONEチョコバナナとデググラチョコバナナ「ただいま!」
「おかえり。って外で言うのは変じゃないか?」
「うむ? いやいやちっとも変じゃないぞ。おれとおまえが居るところは家でも外でも家みたいなものだ。それが採掘師というものだ!」
「あっはっは。言われてみればそうだな! で、そいつを無事二つ買ってきた、と。いいのか、もらっちゃって」
「おいしいものは、一緒がいいだろう?」
「そうだな。じゃあ……」
「あーん」
「あ、ちょっとまってくれ」
「んあ」
「立ち食いってのは行儀が悪いんじゃないか。いくらお祭りだからって」
「そうだろうか? たまにのお祭りだからこそみんな羽目を外して……」
「棒のついたものをこんな人混みの中で食べるのは危険だ。そういうのを弟子たちが真似しても困るだろう? ほら、あっちの方にひと気のない休憩所があったから」
461「おかえり。って外で言うのは変じゃないか?」
「うむ? いやいやちっとも変じゃないぞ。おれとおまえが居るところは家でも外でも家みたいなものだ。それが採掘師というものだ!」
「あっはっは。言われてみればそうだな! で、そいつを無事二つ買ってきた、と。いいのか、もらっちゃって」
「おいしいものは、一緒がいいだろう?」
「そうだな。じゃあ……」
「あーん」
「あ、ちょっとまってくれ」
「んあ」
「立ち食いってのは行儀が悪いんじゃないか。いくらお祭りだからって」
「そうだろうか? たまにのお祭りだからこそみんな羽目を外して……」
「棒のついたものをこんな人混みの中で食べるのは危険だ。そういうのを弟子たちが真似しても困るだろう? ほら、あっちの方にひと気のない休憩所があったから」